AGC株式会社

AGC株式会社

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ガラス・土石製品業界
8,014Chiyoda-ku, Tokyo1907年設立公式サイト

事業セグメント構成

化学品28%
オートモーティブ25%
建築ガラス21%
電子17%
ライフサイエンス6%
セラミックス・その他3%
消去又は全社-2%
化学品 (28%)オートモーティブ (25%)建築ガラス (21%)電子 (17%)ライフサイエンス (6%)セラミックス・その他 (3%)消去又は全社 (-2%)

世界最大手のガラスメーカー。建築用・自動車用ガラスに加え、電子・ディスプレイ、化学品、ライフサイエンスなど多角的な事業展開と高度な素材技術が強み。

収益

2025年12月期

2.1兆円

-0.4% 前年比

純利益

2025年12月期

692億円

-188.8% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

4.30%

AGC株式会社とは — 会社解説

1907年創業、三菱グループに属する世界最大級のガラスメーカーです。「AGC(旧・旭硝子)」として知られ、建築用・自動車用ガラスで世界トップシェアを誇ります。現在はガラス事業に留まらず、フッ素化学などの「化学品」、半導体関連の「電子」、医薬品受託製造の「ライフサイエンス」を戦略事業と位置付け、多角化を推進。従来の素材供給だけでなく、車載ディスプレイ用カバーガラスやバイオ医薬品製造など、高付加価値なソリューション提供への転換を図っています。

事業モデル・収益構造

大規模な設備投資を必要とするプロセス産業型ビジネスです。建築・自動車用ガラスの安定収益を基盤に、利益率の高い電子材料(半導体関連・ディスプレイ)や化学品(フッ素樹脂等)へ投資。さらに、成長分野としてライフサイエンス(CDMO:医薬品受託製造開発)を育成し、景気変動に左右されにくい多層的な収益構造を構築しています。

AGCの強み・特徴

  • 世界シェア1位を誇る建築・自動車用ガラスの圧倒的な生産規模と技術的優位性
  • 独自のフッ素化学技術を応用した、半導体製造プロセスや次世代エネルギー向けの高機能素材
  • 「素材の会社」を超えた、バイオ医薬品CDMO分野におけるグローバルな拠点網と製造能力

投資家が注目するポイント

  • 1ロシア事業撤退やライフサイエンスの減損といった負の遺産の整理が完了し、2025年12月期よりV字回復のフェーズに入っています。
  • 2自動車用ガラスの採算改善が顕著であり、次世代モビリティ(EV・自動運転)向けの付加価値製品が利益成長を牽引する見込みです。
  • 3配当利回りが比較的高く、自己株式取得を含む機動的な株主還元姿勢を維持しています。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収888万円、初任給も約29万円と高く、充実した福利厚生と三菱グループの安定感が魅力です。
  • 2「やすらぎ、きらめき、ときめき(AGC)」の精神のもと、素材の力で社会課題を解決しようとする、非常に高い技術志向とプライドを持つ企業文化です。
  • 3ガラスだけでなく化学、バイオ、電子と事業領域が広いため、多様なバックグラウンドを持つ専門家と協力し合える環境があります。

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

建築ガラス

21%

住宅やビル等の建築物向けに、高機能な複層ガラスや防災・防犯ガラスなどの板ガラス製品を製造・販売し、建物の断熱性や安全性の向上に貢献しています。

収益4,411億円営業利益173億円営業利益率3.9%

オートモーティブ

25%

車載インフォテインメントシステム、先進運転支援システム(ADAS)、電気自動車向け部品など、モビリティの高度化を支える技術や製品を自動車メーカーに提供します。

収益5,206億円営業利益293億円営業利益率5.6%

電子

17%

液晶・有機ELディスプレイ用ガラス基板や、半導体製造装置用部材、スマートフォン等の電子機器に使用される電子部品用ガラスを取り扱う事業です。

収益3,551億円営業利益475億円営業利益率13.4%

化学品

28%

石油化学品、合成樹脂、機能性化学品などの販売および投資を行い、産業の基礎素材から先端素材までを幅広く取り扱います。

収益5,842億円営業利益530億円営業利益率9.1%

ライフサイエンス

6%

バイオ医薬品や低分子医薬品の受託開発・製造(CDMO)サービスを提供し、製薬企業のパートナーとして最先端の創薬・生産プロセスを支援しています。

収益1,331億円営業利益-22,300百万円営業利益率-16.8%

セラミックス・その他

3%

耐火物やファインセラミックス製品のほか、物流サービスやエンジニアリングなどの周辺業務を含み、グループ内の製造活動や多角的な顧客ニーズに対応します。

収益599億円営業利益26億円営業利益率4.3%

消去又は全社

-2%

セグメント間の内部取引の消去や、特定の事業セグメントに配分されない本社管理部門の共通費用などを集約して計上するための項目です。

収益-35,100百万円営業利益1億円営業利益率

よくある質問(AGCについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2.2兆円

営業利益予想

1,500億円

純利益予想

770億円

決算レポート

1
2025年12月期 通期
#AGC#黒字転換#自動車用ガラス#ライフサイエンス

AGC・2025年12月期、純利益691億円で黒字転換——自動車・建築用が牽引、次期は17%営業増益を計画

AGCが発表した2025年12月期決算は、売上高が前期比0.4%減の2兆588億円、営業利益が1.3%増の1,274億円となりました。前年度に計上したロシア事業撤退に伴う巨額損失やライフサイエンス事業の減損が解消されたことで、親会社の所有者に帰属する当期純利益は691億円(前年は940億円の赤字)と大幅な黒字浮上を達成しました。主力の自動車用ガラスが採算改善により利益を倍増させたことが全体を押し上げ、次期は化学品やライフサイエンスの回復により営業利益1,500億円を目指します。

-0.4%売上+1.3%営業利益

AIアナリスト視点

今回のAGCの決算は、過去数年にわたる「負の遺産」の整理に目処をつけた、再出発の決算と評価できます。特にオートモーティブ事業の営業利益率が5.6%まで改善したことは、単なる市況回復ではなく、同社が推進してきた高付加価値戦略(車載ディスプレイ用カバーガラス等)が実を結んでいる証拠です。 懸念点は依然としてライフサイエンス事業にあります。米国拠点の減損を伴う整理は将来の好材料ですが、他社のCDMO事業が好調な中でAGCが後れを取っている印象は否めません。2026年12月期に掲げた営業利益17.7%増という強気な計画を達成できるかどうかは、化学品の市況回復という外部要因と、ライフサイエンスの実行力という内部要因の両輪にかかっています。 就職活動中の学生にとっても、素材メーカーから「高付加価値ソリューション企業」へと脱皮しようとする同社の変革期は、挑戦しがいのある環境として魅力的に映るはずです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2.1兆円1,275億円692億円3.0兆円-0.4%
2024
通期
2.1兆円1,258億円-77,924百万円2.9兆円+2.4%
2023
通期
2.0兆円1,288億円658億円2.9兆円-0.8%
2022
通期
2.0兆円1,839億円2.8兆円+19.9%
2021
通期
1.7兆円2,062億円1,238億円2.7兆円

従業員データ

平均年収

888.1万円

業界平均: 811.9万円

初任給

29.3万円

月額 293,012

平均年齢

43.2

平均勤続年数: 16.9

従業員数

8,014

2024年12月時点

給与・待遇

平均年収
888.1万円
初任給(月額)
293,012

社員データ

従業員数
8,014
平均年齢
43.2
平均勤続年数
16.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2024年12月)

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