業界ダイジェスト
味の素株式会社

味の素株式会社

2802
食品・飲料業界
3,627Tokyo1925年設立公式サイト

事業セグメント構成

調味料・食品59%
ヘルスケア等21%
冷凍食品19%
その他1%
調味料・食品 (59%)ヘルスケア等 (21%)冷凍食品 (19%)その他 (1%)

アミノ酸技術で世界をリードする食品・バイオ企業。調味料や冷凍食品のほか、半導体用絶縁材料(ABF)やヘルスケア分野でも高いシェアと競争力を持つ。

収益

2025年3月期

1.5兆円

+6.3% 前年比

純利益

2025年3月期

703億円

+19.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

9.00%

味の素株式会社とは — 会社解説

1909年に世界初のうま味調味料「味の素」を発売して以来、アミノ酸技術を核にグローバル展開する日本を代表する食品・バイオ企業です。現在は「アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」を掲げ、食品事業で培った知見をヘルスケアや電子材料(半導体絶縁材)へと応用。特に半導体パッケージ用電子材料「ABF」は世界シェアほぼ100%を誇り、ハイテク産業に不可欠な素材メーカーとしての側面も強めています。

事業モデル・収益構造

「調味料・食品(味の素、ほんだし等)」「冷凍食品」「ヘルスケア等(アミノ酸、電子材料)」の3領域で収益を上げます。安定した食品事業のキャッシュフローを、成長著しい半導体材料やバイオ医薬品受託などの高付加価値領域に再投資するサイクルを確立しており、食品メーカーの枠を超えた高収益体質を目指しています。

味の素の強み・特徴

  • 世界シェアトップの「ABFフィルム」に代表される、独創的なアミノ酸応用技術
  • 世界130以上の国・地域で展開し、現地文化に根ざした「ローカル対応力」
  • 営業利益率30%超を誇る「その他」セグメントに見られる、高収益な素材事業
  • 「ASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)」に基づく社会課題解決型経営

投資家が注目するポイント

  • 1半導体市場の回復を背景に、電子材料(ABF)が利益成長の強力なエンジンとして機能
  • 2本社ビル売却益(約406億円)の計上など、資産効率(ROE)を意識した資本政策の推進
  • 3北米の冷凍食品事業の立て直しと、高利益率なヘルスケア領域へのポートフォリオシフト
  • 4自己株買いと消却を継続的に実施しており、株主還元に対する姿勢が非常に積極的

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1,036万円と食品業界トップクラスであり、グローバルに活躍できる機会が豊富
  • 2「アミノサイエンス」という独自の武器を持ち、食品から半導体まで社会貢献の幅が広い
  • 3平均勤続年数19.4年と定着率が非常に高く、ライフワークバランスを重視した制度が充実
  • 4研究開発(R&D)を非常に重視する文化があり、技術者が経営に深く関与する土壌がある

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

調味料・食品

59%

うま味調味料、ソース、だし、スープなどの調味料および一般食品の製造・販売を行います。

収益8,960億円営業利益1,139億円営業利益率12.7%

冷凍食品

19%

家庭用および業務用向けの冷凍おかず、米飯、麺類などの開発と販売に特化した事業です。

収益2,893億円営業利益80億円営業利益率2.8%

ヘルスケア等

21%

健康食品、サプリメント、美容関連製品の展開や新領域のビジネスを包含するセグメントです。

収益3,283億円営業利益317億円営業利益率9.7%

その他

1%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益167億円営業利益54億円営業利益率32.3%

よくある質問(味の素について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.6兆円

営業利益予想

1,800億円

純利益予想

1,200億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#増収増益#半導体材料#生成AI関連#累進配当

味の素・2026年3月期、純利益91.6%増の1,346億円——半導体向け電子材料が躍進、本社ビル売却益も寄与

味の素が発表した2026年3月期通期決算は、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比 91.6%増 の 1,346億円 と大幅な増益を記録しました。主力の調味料事業が国内外で堅調に推移したことに加え、AI市場の拡大を背景とした半導体パッケージ用絶縁材料(ABF)などのヘルスケア事業が成長を牽引しています。また、構造改革の一環として実施した本社ビルの売却益も利益を大きく押し上げる要因となりました。

+3.5%売上+75.0%営業利益+91.6%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、味の素が「食品メーカー」から「高付加価値バイオ・ファインケミカル企業」への変貌を数字で証明した点です。 特にヘルスケア事業、その中でも半導体絶縁材料(ABF)の利益成長率は圧倒的で、営業利益全体の質を大きく変えています。冷凍食品事業が北米で苦戦している点は懸念材料ですが、不採算アセット(本社ビルや一部子会社)の整理を迅速に進め、その売却資金を成長領域や株主還元(1,300億円の自社株買い)に充当する経営スピードは、従来の日本企業には珍しいアグレッシブさを感じさせます。 今後は、中東情勢などの外部リスクをこなしつつ、AI需要という強力な追い風をどれだけ利益に変換できるかが焦点となるでしょう。就活生にとっては、調味料だけでなくテクノロジーの最先端に深く関わる企業としての側面が、強力な志望動機になり得る内容です。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.5兆円1,140億円703億円1.7兆円+6.3%
2024
通期
1.4兆円1,467億円871億円1.8兆円+5.9%
2023
通期
1.4兆円1,489億円941億円1.5兆円+18.2%
2022
通期
1.1兆円1,246億円757億円1.5兆円+7.3%
2021
通期
1.1兆円1,011億円594億円1.4兆円

従業員データ

平均年収

1,036.7万円

業界平均: 899.1万円

平均年齢

44.3

平均勤続年数: 19.4

従業員数

3,627

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
1,036.7万円

社員データ

従業員数
3,627
平均年齢
44.3
平均勤続年数
19.4

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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