業界ダイジェスト
旭化成株式会社

旭化成株式会社

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化学業界
8,288Chiyoda, Tokyo1931年設立公式サイト

事業セグメント構成

マテリアル45%
住宅34%
ヘルスケア20%
マテリアル (45%)住宅 (34%)ヘルスケア (20%)

総合化学メーカー大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの3領域で多角経営を展開。リチウムイオン電池用セパレータ等で世界的に高いシェアを誇る。

収益

2025年3月期

3.0兆円

+9.1% 前年比

純利益

2025年3月期

1,350億円

+208.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

7.40%

ROA: 5.00%

旭化成株式会社とは — 会社解説

旭化成株式会社は、1931年設立の日本を代表する総合化学メーカーです。「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」という全く異なる3つの領域で事業を展開する「多角経営」が最大の特徴です。創業時の合成繊維から始まり、現在はリチウムイオン電池用セパレータや住宅の「ヘヘーベルハウス」、クリティカルケア(救命救急)機器など、世界トップクラスのシェアを持つ製品を多数保有しています。現在は不採算事業の切り離しと、ヘルスケア・北米住宅への積極投資を両立させる大胆な事業構造改革(ポートフォリオ転換)を推進中です。

事業モデル・収益構造

素材開発の「マテリアル」、戸建・リフォームの「住宅」、医薬・医療機器の「ヘルスケア」の3軸で収益を分散・安定化させています。素材で稼いだキャッシュを、高収益かつ成長性の高いヘルスケアや海外住宅事業へ投資する循環モデルを構築しており、特定の景気変動リスクを相殺する構造です。

旭化成の強み・特徴

  • 多角化された事業ポートフォリオにより、マテリアルの市況悪化を他部門で補完可能
  • リチウムイオン電池用セパレータなど、参入障壁の高い機能材料での高シェア
  • 「ヘーベルハウス」に代表される高付加価値・高耐久な住宅ブランドの確立
  • 積極的な海外M&Aによるヘルスケア事業の急速な収益拡大

投資家が注目するポイント

  • 1純利益が前年比208.2%増(2025年FY)と、V字回復を達成。構造改革の効果が顕著
  • 2不採算事業(素材部門)の譲渡やJV化を加速させ、ROAを重視する経営へシフト
  • 3スウェーデンの製薬会社買収など、高成長・高利益なヘルスケア領域への資源集中
  • 4配当維持・増配を意識した株主還元姿勢と、事業再編による資本効率の改善

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収約800万円とメーカーとして上位の水準。福利厚生や住宅手当が手厚い
  • 2「昨日まで世界になかったものを。」というスローガンの通り、挑戦を促す文化
  • 3化学、機械、建築、薬学など、多様な専門性を持つ人材が活躍できる広大なフィールド
  • 4平均勤続14.8年と長く、ワークライフバランスとキャリア成長の両立がしやすい環境

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

マテリアル

45%

高機能フィルム、産業用資材、エンジニアリングプラスチックなど、多様な産業ニーズに応える高付加価値な化学材料の開発・販売を行っています。

収益1.4兆円営業利益874億円営業利益率6.4%

住宅

34%

戸建住宅や集合住宅の建設・販売に加え、断熱材や外壁材などの住宅資材の提供、リフォーム事業を展開しています。居住空間の快適性と安全性の向上を追求するセグメントです。

収益1.0兆円営業利益959億円営業利益率9.3%

ヘルスケア

20%

医療機器、医薬品、診断試薬などの開発・製造・販売を行う事業です。健康維持や疾病の予防、診断、治療に貢献する幅広いソリューションをグローバルに提供しています。

収益6,159億円営業利益640億円営業利益率10.4%

よくある質問(旭化成について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3.1兆円

営業利益予想

2,150億円

純利益予想

1,250億円

決算レポート

2
2026年3月期
#旭化成#増収増益#ポートフォリオ転換#ヘルスケア

旭化成・2026年3月期、営業利益9.1%増の2,312億円——医薬・住宅が牽引、構造改革で成長領域へ集中

旭化成が発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比1.2%増の3兆745億円、営業利益が同9.1%増の2,312億円と増収増益を確保しました。北米の住宅需要減退や素材事業での定期修理といった押し下げ要因はあったものの、買収効果による医薬事業の躍進と国内住宅事業の堅調さが業績を支えました。同社は現在、血液浄化事業やセパレータ事業の譲渡など、「ベストオーナー」の観点から大規模な事業ポートフォリオの転換を加速させており、収益性の向上と成長分野へのリソース集中を鮮明にしています。

+1.2%売上+9.1%営業利益+17.6%純利益

AIアナリスト視点

旭化成の今期決算は、数字上の「増収増益」以上に、「会社を造り変える」という強い意志が感じられる内容でした。かつての総合化学メーカーから、医薬と住宅を収益の柱とするライフサイエンス・住生活企業への変貌が最終局面に差し掛かっています。 注目すべきは、赤字ではない事業(セパレータや血液浄化など)であっても、将来の成長性が自社の戦略と合致しなければ売却するという徹底した「ベストオーナー」戦略です。これによりバランスシートが筋肉質になり、自己資本比率が50%の大台に乗ったことは、投資家から高く評価されるポイントでしょう。 懸念点は、マテリアル事業の収益力回復です。定期修理などの一過性要因を除いても、コモディティ化学品の収益性は低迷しており、2030年に向けた構造改革がスケジュール通りに進むか、そしてAicurisなどの新規買収案件が早期に利益貢献できるかが、今後の株価と成長の鍵を握ります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3.0兆円2,119億円1,350億円4.0兆円+9.1%
2024
通期
2.8兆円1,407億円438億円3.7兆円+2.1%
2023
通期
2.7兆円1,277億円3.5兆円+10.8%
2022
通期
2.5兆円2,026億円1,619億円3.3兆円+16.9%
2021
通期
2.1兆円1,718億円798億円2.9兆円

従業員データ

平均年収

800.1万円

業界平均: 868万円

初任給

27.1万円

月額 271,120

平均年齢

41.8

平均勤続年数: 14.8

従業員数

8,288

給与・待遇

平均年収
800.1万円
初任給(月額)
271,120

社員データ

従業員数
8,288
平均年齢
41.8
平均勤続年数
14.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

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