業界ダイジェスト
キヤノン株式会社

キヤノン株式会社

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家庭用電子機器業界
23,457Tokyo1937年設立公式サイト

事業セグメント構成

プリンティング53%
イメージング22%
メディカル12%
インダストリアル8%
その他及び全社5%
プリンティング (53%)イメージング (22%)メディカル (12%)インダストリアル (8%)その他及び全社 (5%)

デジタルカメラ、プリンター、複合機の大手。光学技術を活かし、医療機器や産業機器にも展開。

収益

2025年12月期

4.6兆円

+2.5% 前年比

純利益

2025年12月期

3,321億円

+107.5% 前年比

平均年収

865.7万円

業界平均: 862.9万円

キヤノン株式会社とは — 会社解説

1937年創業、カメラとプリンターで世界をリードする日本を代表する精密機器メーカーです。光学技術をコアとし、かつては事務用複合機が収益の柱でしたが、現在はデジタルカメラ(イメージング)、医療用機器(メディカル)、半導体露光装置(インダストリアル)の4極体制への転換を成功させています。特にミラーレスカメラのシェア首位奪還や、次世代の半導体製造技術「ナノインプリント」など、常に技術革新を追求し、2期連続で過去最高売上を更新するなど再成長フェーズにあります。

事業モデル・収益構造

カメラやレンズの販売、プリンター本体とインク等の消耗品による継続課金モデル、CTやMRI等の医療機器販売および保守、さらに半導体露光装置の提供と、多角的なポートフォリオを持ちます。近年は「オフィス向け複合機依存」から脱却し、高収益なカメラ事業と成長分野の産業機器事業へのシフトを鮮明にしています。

キヤノンの強み・特徴

  • 世界シェア1位を誇る圧倒的なブランド力と光学レンズ技術(カメラ事業)
  • 「ナノインプリント」技術による、次世代AIチップ向け半導体製造装置の独自展開
  • 旧東芝メディカル買収により強化された、画像診断装置における高い市場地位
  • 連結売上4.6兆円を超える規模と、徹底したコスト管理による強固なキャッシュフロー創出力

投資家が注目するポイント

  • 12025年12月期に過去最高売上を更新し、純利益が前期比2倍以上に急増した業績回復力
  • 2親子上場解消に向けたキヤノン電子の完全子会社化や、2,000億円規模の自社株買いなど積極的な資本効率改善
  • 3AI市場拡大に伴う、半導体後工程向け露光装置の需要増加と収益貢献
  • 42027年からの国際会計基準(IFRS)適用による透明性向上と、安定した高配当への期待

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収865.7万円、平均勤続19年という、日本企業らしい安定感と高水準の待遇
  • 2カメラから医療、宇宙まで幅広い事業領域があり、社内公募制度など多様なキャリアパスが存在
  • 3実力主義の側面を持ちつつも、育休取得や残業管理が徹底されたワークライフバランスの良さ
  • 4「共生」の理念に基づいたグローバルな就業機会と、世界トップレベルの特許保有数に裏打ちされた技術環境

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

プリンティング

53%

家庭用およびオフィス用のインクジェットプリンターやレーザープリンター、消耗品、商業用印刷機などの開発・販売を行い、多様な印刷ソリューションを提供しています。

収益2.5兆円営業利益2,558億円営業利益率10.3%

メディカル

12%

デジタルX線診断装置、超音波診断装置、内視鏡、医療ITシステムなどの開発・提供を通じて、医療現場における診断や治療を支援するヘルスケア事業を展開しています。

収益5,806億円営業利益328億円営業利益率5.6%

イメージング

22%

デジタルカメラや交換レンズ、放送用カメラ、イメージセンサーなどの光学技術を活用した製品の開発・販売を行い、高品質な映像表現を支える事業を展開しています。

収益1.1兆円営業利益1,729億円営業利益率16.4%

インダストリアル

8%

製造現場の自動化を支える産業ロボットや計測機器、工場の自動化ソリューションなどの提供により、産業界の生産性向上や自動化ニーズに応える事業です。

収益3,611億円営業利益625億円営業利益率17.3%

その他及び全社

5%

主な報告セグメントに含まれない周辺事業に加え、本社の管理部門費用やセグメント間の取引消去といった全社的な調整項目が含まれています。

収益2,371億円営業利益-69,451百万円営業利益率-29.3%

よくある質問(キヤノンについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

4.8兆円

営業利益予想

4,790億円

純利益予想

3,410億円

決算レポート

2
2026年12月期 第1四半期
#キヤノン#減益決算#カメラ事業#半導体露光装置

キヤノン・2026年12月期Q1、売上高3.3%増の1兆936億円——増収もカメラ・半導体装置の費用嵩み営業利益26%減

キヤノンが発表した2026年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比 3.3%増 の 1兆936億円 と増収を確保した一方で、営業利益は 26.1%減 の 713億円 と大幅な減益となりました。主力製品であるミラーレスカメラやネットワークカメラの販売は堅調に推移しましたが、次世代製品の開発に向けた研究開発費の増加や、部材費・物流コストの上昇が利益を圧迫しました。収益性の維持が課題となるなか、同社は生産体制の見直しに伴う減価償却方法の変更を実施し、経営効率の最適化を急いでいます。

+3.3%売上-26.1%営業利益-33.1%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、「増収」を維持しながらも「大幅減益」に陥った背景です。一見するとネガティブな印象を受けますが、その要因の多くが将来の成長に向けた「研究開発費の積み増し」や「新製品の販促費」といった前向きな投資によるものである点に注意が必要です。 また、会計上、減価償却方法を「定率法」から「定額法」に変更した点は、投資家にとって重要なチェックポイントです。この変更により費用が平準化され、目先の利益は底上げされましたが、それでもなお26%の減益となった事実は、それ以上に原材料費や人件費、物流費の負担が重かったことを示唆しています。 今後の焦点は、下期に予定されている半導体露光装置の大型出荷が計画通りに進むか、そして積極投資を行った新製品が競合他社に対して優位性を保てるかでしょう。高配当利回りを維持する姿勢は評価できますが、営業キャッシュフローの減少が続けば、今後の還元余力に影響する可能性もあります。就活生にとっては、同社が「カメラの会社」から「メディカルや産業機器の会社」へとポートフォリオを大胆にシフトさせている過渡期にあることが、今回の数字からも読み取れるはずです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
4.6兆円4,554億円3,321億円6.1兆円+2.5%
2024
通期
4.5兆円2,798億円1,600億円5.8兆円+7.9%
2023
通期
4.2兆円3,754億円2,645億円5.4兆円+3.7%
2022
通期
4.0兆円3,534億円2,440億円5.1兆円+14.7%
2021
通期
3.5兆円2,819億円2,147億円4.8兆円

従業員データ

平均年収

865.7万円

業界平均: 862.9万円

初任給

27.0万円

月額 270,000

平均年齢

44.2

平均勤続年数: 19

従業員数

23,457

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
865.7万円
初任給(月額)
270,000

社員データ

従業員数
23,457
平均年齢
44.2
平均勤続年数
19

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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