業界ダイジェスト
ファナック株式会社

ファナック株式会社

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電機業界
4,793Oshino, Yamanashi1972年設立公式サイト

事業セグメント構成

ロボット部門41%
FA部門24%
ロボマシン部門17%
サービス部門17%
ロボット部門 (41%)FA部門 (24%)ロボマシン部門 (17%)サービス部門 (17%)

FA(ファクトリーオートメーション)用NC(数値制御)装置で世界首位。産業用ロボットでも高いシェアを誇る。

収益

2025年3月期

7,971億円

+0.2% 前年比

純利益

2025年3月期

1,476億円

+10.8% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

8.60%

ファナック株式会社とは — 会社解説

1972年に富士通から分立して以来、山梨県忍野村の「黄色の森」を拠点に、工作機械用CNC(数値制御)装置で世界シェア首位を走るグローバル企業です。産業用ロボットやロボマシンでも世界トップクラスのシェアを誇り、製造業の自動化(ファクトリーオートメーション)を牽引しています。営業利益率約20%という製造業屈指の高収益体制と、自己資本比率88.7%という極めて強固な財務基盤が特徴です。近年は中国のEV関連やインドのIT需要を的確に捉え、グローバルなポートフォリオを活かした成長を続けています。

事業モデル・収益構造

FA(CNC装置等)、ロボット、ロボマシンの3つの製品軸に加え、納品済み製品の保守を行う「サービス」が収益の柱です。単なる製品売り切りではなく、全世界での生涯保守を保証することで、売上の約17%を占める高利益なサービス収益を継続的に生み出すストック型モデルを確立しています。自社工場での高度な自動化により、高水準の利益率を維持しています。

ファナックの強み・特徴

  • CNC装置で世界シェア約5割を占め、工作機械業界のデファクトスタンダードを構築している点。
  • 営業利益率19.93%(2025年FY)という、日本の製造業では異例の圧倒的な収益力と効率性。
  • 「壊れない、壊れてもすぐ直す」を徹底し、全世界で生涯保守を提供する強力なサービス体制。
  • 自己資本比率88.7%という鉄壁の財務基盤により、不況時でも積極的な研究開発投資が可能。

投資家が注目するポイント

  • 1中国EV市場の拡大やインドのIT投資など、グローバルな成長エンジンを確実に収益化している点。
  • 2為替や地政学リスクに強い無借金経営に近い財務体質と、配当性向60%を目標とする積極的な還元姿勢。
  • 3売上予想の上方修正に見られる、世界的な設備投資停滞期におけるブランド力と価格決定力の強さ。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1,163.9万円と国内製造業で最高水準。30代での1,000万円到達も可能な報酬体系。
  • 2平均勤続年数15年、平均年齢39.9歳。山梨を拠点に腰を据えて働ける、安定した雇用環境。
  • 3「One FANUC」として世界中のモノづくりを支える実感を持てる、グローバルかつ社会貢献度の高い仕事内容。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

FA部門

24%

工場自動化(FA)を実現するための制御機器、産業用ロボット、センサーなどの製品開発および製造ラインの構築提案を行う事業部門です。

収益1,948億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

ロボット部門

41%

多関節ロボットや自動搬送ロボットの開発、エンジニアリング、保守サービスを行い、製造や物流現場の省人化を支援する事業部門です。

収益3,296億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

ロボマシン部門

17%

小型切削加工機や射出成形機などの自動化加工機の開発・製造を行い、高い生産性と加工精度を顧客に提供する事業部門です。

収益1,376億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

サービス部門

17%

納入した製品やシステムの長期間の稼働維持を目的としたメンテナンス、修繕、部品供給、技術相談などのサポート全般を担当する部門です。

収益1,352億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

よくある質問(ファナックについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#ファナック#増収増益#産業用ロボット#自社株買い

ファナック・2026年3月期通期、純利益12.9%増の1,665億円——ロボット部門が中国で躍進、500億円の自社株買いも発表

工作機械用CNC装置で世界首位のファナックが24日に発表した2026年3月期決算は、純利益が前期比12.9%増の1,665億円となった。中国市場での電気自動車(EV)関連投資や一般産業向けの自動化ニーズを的確に捉え、主力商品のロボット部門が牽引した。同社は好調な業績を背景に、上限500億円の自己株式取得を決定し、株主還元姿勢を一段と強めている。

+7.6%売上+15.7%営業利益+12.9%純利益

AIアナリスト視点

ファナックの今決算は、同社が持つ「圧倒的な財務の健全性」と「グローバルな需要吸収力」を改めて証明した内容です。 特に注目すべきは、自己資本比率89.2%という驚異的な数値です。これほど厚い資本を持ちながら、配当性向60%を維持しつつ500億円規模の自社株買いに踏み切ったことは、東証が求める「資本効率の改善」に対する同社なりの回答と言えるでしょう。 懸念点としては、ロボマシン部門の苦戦が挙げられます。中国以外の市場で小型切削加工機の需要が伸び悩んでいる点は、競合他社とのシェア争いや、地域ごとの景気サイクルの違いを反映しています。しかし、それを補って余りあるロボット部門の強さは、世界的な「自動化」というメガトレンドの恩恵を最も受けている企業の1つであることを示唆しています。今後の注目点は、2027年3月期予想で設定された1ドル=150円の為替前提に対し、実際の円相場がどう推移するか、そして米中貿易摩擦の激化が同社の供給網にどう影響するかという点です。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
7,971億円1,588億円1,476億円1.9兆円+0.2%
2024
通期
7,953億円1,419億円1,332億円1.9兆円-6.7%
2023
通期
8,520億円1,914億円1,706億円1.9兆円+16.2%
2022
通期
7,330億円1,832億円1,553億円1.8兆円+33.0%
2021
通期
5,513億円1,125億円940億円1.6兆円

従業員データ

平均年収

1,163.9万円

業界平均: 876.5万円

初任給

28.6万円

月額 286,000

平均年齢

39.9

平均勤続年数: 15

従業員数

4,793

2025年06月時点

給与・待遇

平均年収
1,163.9万円
初任給(月額)
286,000

社員データ

従業員数
4,793
平均年齢
39.9
平均勤続年数
15

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年06月)

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