業界ダイジェスト
富士フイルムホールディングス株式会社

富士フイルムホールディングス株式会社

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化学業界
1,198Minato, Tokyo1934年設立公式サイト

事業セグメント構成

ビジネスイノベーション38%
ヘルスケア32%
イメージング17%
エレクトロニクス14%
ビジネスイノベーション (38%)ヘルスケア (32%)イメージング (17%)エレクトロニクス (14%)

写真フィルムから医療・ヘルスケア、高機能材料へ事業転換を遂げた多角化企業。高度な微細加工技術を強みに、医療機器や創薬支援、半導体材料で世界的なシェアを誇る。

収益

2025年3月期

3.2兆円

+7.9% 前年比

純利益

2025年3月期

2,610億円

+7.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

8.00%

富士フイルムホールディングス株式会社とは — 会社解説

1934年創業の富士フイルムホールディングスは、写真フィルムで培った高度な技術を基盤に、医療・ヘルスケア、高機能材料へと劇的な事業転換を遂げた日本を代表する多角化企業です。かつての本業を失う危機を乗り越え、現在は「バイオ・半導体材料・イメージング」を成長の三本柱に据えています。特にバイオCDMO(受託製造)やAIサーバー向け半導体材料、そして「チェキ」に代表される独創的なイメージング事業で世界的な存在感を放っており、技術力と経営戦略の融合によって高い収益性を維持しています。

事業モデル・収益構造

ヘルスケア(医療機器・バイオCDMO)、エレクトロニクス(半導体材料)、ビジネスイノベーション(事務機・DX支援)、イメージング(カメラ・チェキ)の4セグメントで構成されます。フィルム開発で培った微細加工や精密塗布技術を応用し、高付加価値な製品・サービスを提供。特に利益率25%を超えるイメージング事業と、成長著しいバイオ・半導体分野が収益を牽引する構造です。

富士フイルムの強み・特徴

  • 写真フィルム時代から磨き上げた世界最高水準の精密塗布・微細加工技術
  • 営業利益率27.9%を誇る「instax(チェキ)」と高級ミラーレスの強力なブランド力
  • バイオ医薬品の受託製造(CDMO)における世界トップクラスの生産能力と信頼性
  • AIサーバー需要の拡大を追い風とする、フォトレジスト等の高度な半導体材料

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期も増収増益を見込み、通期利益予想を上方修正する強い業績トレンド
  • 2バイオCDMO分野への積極的な設備投資が数年後の収益をさらに押し上げる成長シナリオ
  • 3ROE 8%、営業利益率10%超を維持しつつ、株主還元と成長投資のバランスを重視
  • 4事務機事業のペーパーレス化リスクに対し、ITソリューションへの転換で対抗する戦略

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1,124万円と国内トップクラスの給与水準に加え、初任給も29.6万円と高水準
  • 2平均勤続年数17.5年、離職率が低く、腰を据えて高度な技術開発に挑戦できる環境
  • 3グローバル売上比率が高く、海外駐在や世界規模のプロジェクトに携わる機会が豊富
  • 4「変化を恐れない」企業文化があり、既存の枠組みに囚われない新規事業創出に強み

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

ヘルスケア

32%

医療機器、医薬品、診断試薬などの開発・製造・販売を行う事業です。健康維持や疾病の予防、診断、治療に貢献する幅広いソリューションをグローバルに提供しています。

収益1.0兆円営業利益776億円営業利益率7.6%

エレクトロニクス

14%

半導体製造用材料、ディスプレイ向け機能性フィルム、電子回路基板用材料など、高度な電子機器の進化を支える先端材料の開発と供給を行っています。

収益4,328億円営業利益773億円営業利益率17.9%

ビジネスイノベーション

38%

企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するITソリューションや、事務機器、ドキュメント管理サービスを通じて業務効率化を推進しています。

収益1.2兆円営業利益746億円営業利益率6.2%

イメージング

17%

デジタルカメラや交換レンズ、放送用カメラ、イメージセンサーなどの光学技術を活用した製品の開発・販売を行い、高品質な映像表現を支える事業を展開しています。

収益5,420億円営業利益1,392億円営業利益率25.7%

よくある質問(富士フイルムについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3.3兆円

営業利益予想

3,310億円

純利益予想

2,620億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#富士フイルム#過去最高売上#AI半導体材料#チェキ

富士フイルム・2026年3月期、売上高3.3兆円で過去最高——AI半導体材料と「チェキ」が牽引、バイオ投資加速

富士フイルムホールディングスが発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比 5.0%増 の 3兆3,570億円 となり、過去最高を更新した。世界的なAI需要拡大を背景とした半導体材料の伸長や、インスタントフォトシステム「instax(チェキ)」の爆発的なヒットが業績を押し上げた。将来の成長の柱であるバイオCDMO事業への大規模な先行投資により営業利益は 3,502億円(同 6.1%増)に留まったものの、高収益体質への転換 が着実に進んでいることを裏付ける内容となった。

+5.0%売上+6.1%営業利益+6.0%純利益

AIアナリスト視点

富士フイルムの決算は、かつての「写真フィルムの会社」というイメージを完全に払拭し、「半導体材料とバイオのハイテク企業」 への脱皮を印象づける内容でした。 - 強み: イメージング部門の「チェキ」が文化として定着し、高利益率を叩き出すキャッシュカウとなっている点は特筆すべきです。この安定収益を、AI半導体材料やバイオCDMOといった「成長領域」の巨額投資に充てる循環が機能しています。 - 懸念点: ヘルスケア部門の利益率低下が気になります。先行投資が重なっている時期とはいえ、バイオCDMO市場での競争激化の中で、投資回収のスピード感が問われるでしょう。 - 就活生・投資家への視点: 自己資本比率が高く、これほど大胆な投資を継続できる財務の厚みは同社の最大の武器です。単なる事務機やカメラのメーカーではなく、社会インフラを支える化学・技術企業 としての側面が一段と強まっています。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3.2兆円3,302億円2,610億円5.2兆円+7.9%
2024
通期
3.0兆円2,767億円2,435億円4.8兆円+3.6%
2023
通期
2.9兆円2,731億円2,194億円4.1兆円+13.2%
2022
通期
2.5兆円2,297億円2,112億円4.0兆円+15.2%
2021
通期
2.2兆円1,655億円1,812億円3.5兆円

従業員データ

平均年収

1,124.3万円

業界平均: 868万円

初任給

29.6万円

月額 296,000

平均年齢

43.5

平均勤続年数: 17.5

従業員数

1,198

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
1,124.3万円
初任給(月額)
296,000

社員データ

従業員数
1,198
平均年齢
43.5
平均勤続年数
17.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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