業界ダイジェスト
株式会社フジクラ

株式会社フジクラ

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電機業界
2,149Tokyo1885年設立公式サイト

事業セグメント構成

情報通信事業部門47%
エレクトロニクス事業部門19%
自動車事業部門18%
エネルギー事業部門15%
不動産事業部門1%
情報通信事業部門 (47%)エレクトロニクス事業部門 (19%)自動車事業部門 (18%)エネルギー事業部門 (15%)不動産事業部門 (1%)

電線・光ファイバーケーブル大手。世界的な光ファイバー技術を持つ。エレクトロニクス分野にも注力。

収益

2025年3月期

9,794億円

+22.5% 前年比

純利益

2025年3月期

911億円

+78.6% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

24.40%

株式会社フジクラとは — 会社解説

1885年創業の電線・光ファイバー大手です。長年培った高度な「つなぐ」技術を武器に、現在は情報通信、エネルギー、エレクトロニクス、自動車の4事業を展開しています。特に生成AIの普及に伴うデータセンター需要を背景に、独自の細径高密度光ファイバーケーブル「SWR/WTC」が北米市場を中心に爆発的なシェアを誇ります。かつての伝統的な電線メーカーから、AIインフラを支える高付加価値なテクノロジー企業へと変貌を遂げており、営業利益率の大幅な改善と高い成長性で株式市場からも「AI銘柄」として強い注目を集めています。

事業モデル・収益構造

光ファイバーケーブルや接続部品等の通信インフラ製品、スマートフォン向けのフレキシブルプリント基板(FPC)、自動車用ワイヤハーネス等を製造・販売しています。特に情報通信事業では、特許技術を用いた施工性の高い製品により、顧客の工期短縮という付加価値を提供し、製造業としては異例の20%を超える高い営業利益率を実現しています。

フジクラの強み・特徴

  • 世界初・独自のSWR/WTC技術による超高密度・細径光ファイバーの圧倒的シェア
  • 北米ハイパースケールデータセンター事業者との強固な信頼関係と供給実績
  • 情報通信事業における20.4%(最新Q3は24.6%)という極めて高い収益力
  • 140年の歴史で培った高度な材料技術と、光接続に関する広範な特許ポートフォリオ

投資家が注目するポイント

  • 1生成AI市場の拡大に直結するデータセンター向け光配線需要の継続的な取り込み
  • 22026年3月期の年間配当を前期比2.1倍の215円に大幅増額する積極的な株主還元姿勢
  • 3ROE 24.4%という高い資本効率と、利益率の低い自動車・エレクトロニクス部門の構造改革
  • 4北米市場への高い依存度に伴う為替変動リスクと、次世代光通信技術(IOWN等)への投資

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収867万円、平均勤続年数16.1年と、安定した処遇と腰を据えて働ける環境
  • 2AIインフラを支える最先端技術に携われる、エンジニアとしてのキャリアの魅力
  • 3大手企業ながら、利益率向上を重視する筋肉質な組織への変革期を経験できる
  • 4修士了初任給27.5万円と、業界内でも高水準な初任給設定

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

情報通信事業部門

47%

有線・無線の通信ネットワークシステムや、放送局向け映像システム、企業の基幹システム構築などの通信分野を専門に扱う事業部門です。

収益4,513億円営業利益922億円営業利益率20.4%

エレクトロニクス事業部門

19%

コンデンサやインダクタ、センサーなどの電子部品を幅広く開発し、スマートフォンや自動車などの多様なセットメーカーへ供給する事業部門です。

収益1,859億円営業利益229億円営業利益率12.3%

自動車事業部門

18%

電気自動車(EV)関連のコアコンポーネント、先進運転支援システム、コックピット製品などの車載向けソリューションを専門に扱う部門です。

収益1,771億円営業利益58億円営業利益率3.3%

エネルギー事業部門

15%

電力の安定供給を支える重電機器や、蓄電システム、再生可能エネルギー関連のプロジェクト開発および運営を行う事業部門です。

収益1,452億円営業利益119億円営業利益率8.2%

不動産事業部門

1%

自社保有不動産の有効活用や管理、オフィスビル・商業施設・住宅の賃貸・開発・売買仲介など、不動産に関連するサービスを展開する事業部門です。

収益108億円営業利益49億円営業利益率44.9%

よくある質問(フジクラについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

9,570億円

営業利益予想

1,220億円

純利益予想

900億円

為替や米国関税政策の影響を受けるものの、情報通信事業部門ではデータセンタ向けの需要が引き続き伸長する見通しであります。

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#増収増益#過去最高益#生成AI#データセンタ

フジクラ・2026年3月期、営業利益39%増の1,887億円——生成AI向け需要爆発、配当性向を40%へ引き上げ

電線大手のフジクラが14日に発表した2026年3月期の連結決算は、売上高・各利益ともに過去最高を更新する大幅な増収増益となりました。生成AIの急速な普及を背景に、北米を中心としたデータセンタ向けの光導波路製品や高密度光ケーブルの需要が「爆発的」とも言える伸びを見せ、収益を強力に牽引しました。同社は好調な業績とキャッシュフローを背景に、株主還元の方針を強化し、連結配当性向の目安を従来の30%から40%へ引き上げるとともに、1株を6株にする株式分割の実施を決定しました。

+20.7%売上+39.2%営業利益+72.5%純利益

AIアナリスト視点

フジクラは現在、世界のAIインフラを支える「インフラ銘柄」として非常に強力なポジションにあります。特にデータセンタ内の配線を効率化する「SWR/WTC」という独自技術は、ハイパースケール業者にとって不可欠な存在となっており、これが同社の営業利益率を押し上げている最大の要因です。 注目すべきは、今回発表された配当性向40%への引き上げです。これまでは「稼げるようになったが、還元が保守的」というイメージがありましたが、この変更により、成長投資と株主還元のバランスを一段高いレベルで両立させるステージに入ったと評価できます。 懸念点としては、情報通信セグメントへの一本足打法的な依存が強まっている点です。苦戦するエレクトロニクス事業を自動車部門と統合することで、いかに収益の柱を多角化できるかが、次の2028年中期経営計画に向けた重要な試金石となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
9,794億円1,355億円911億円8,303億円+22.5%
2024
通期
7,998億円695億円510億円7,239億円-0.8%
2023
通期
8,065億円702億円409億円6,568億円+20.3%
2022
通期
6,704億円383億円391億円6,115億円+4.1%
2021
通期
6,437億円244億円5,691億円

従業員データ

平均年収

867万円

業界平均: 876.5万円

初任給

27.5万円

月額 275,000

平均年齢

43.1

平均勤続年数: 16.1

従業員数

2,149

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
867万円
初任給(月額)
275,000

社員データ

従業員数
2,149
平均年齢
43.1
平均勤続年数
16.1

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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