業界ダイジェスト
川崎汽船株式会社

川崎汽船株式会社

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海運業界
900Chiyoda, Tokyo1919年設立公式サイト

事業セグメント構成

製品物流58%
ドライバルク31%
エネルギー資源10%
その他1%
製品物流 (58%)ドライバルク (31%)エネルギー資源 (10%)その他 (1%)

日本3大海運会社の一角。電力輸送、自動車船、ドライバルク輸送に強みを持つ。コンテナ船事業を統合したONE社を通じ、グローバルな物流ネットワークを展開。

収益

2025年3月期

1.0兆円

+9.4% 前年比

純利益

2025年3月期

3,054億円

+199.4% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

18.80%

川崎汽船株式会社とは — 会社解説

川崎汽船(K-LINE)は、日本郵船・商船三井と並ぶ日本三大海運会社の一角です。1919年の創業以来、電力輸送、自動車船、ドライバルク輸送など、多岐にわたる海上輸送をグローバルに展開。特に自動車運搬船においては世界屈指の規模を誇ります。コンテナ船事業を他2社と統合した「Ocean Network Express (ONE)」を柱としつつ、エネルギー資源(LNG等)の安定輸送など、市況変動に強い事業構造への転換を推進しています。鉄壁の財務基盤を武器に、環境対応船への積極投資を行うなど、海運の脱炭素化をリードしています。

事業モデル・収益構造

自社保有または用船した船舶により、鉄鉱石、石炭、自動車、エネルギー資源などを世界中に輸送する運賃収入が主です。加えて、持分法適用会社であるONE社からのコンテナ船事業利益が営業外利益として大きく貢献します。長期間の輸送契約を結ぶことで収益の安定化を図る一方で、スポット市場の変動を捉えることで高収益を狙うハイブリッドなモデルです。

川崎汽船の強み・特徴

  • 自動車船輸送において世界トップクラスのシェアと、大手自動車メーカーとの強固な信頼関係
  • 自己資本比率76%という、極めて堅牢で業界内でも突出した財務安定性
  • ONE社を通じて、世界最大級のコンテナ船ネットワークと効率的な運営体制を共有
  • LNG燃料船の導入など、環境規制を見越した次世代艦隊への先行投資能力

投資家が注目するポイント

  • 1コンテナ市況の落ち着きで減益局面にあるものの、通期純利益予想を1,150億円へ上方修正する底力
  • 2ROE 18.8%と極めて高い資本効率を誇り、市場の期待を上回る株主還元を継続
  • 3エネルギー資源セグメントが安定したキャッシュフローを生み出し、市況耐性を高めている
  • 4PBR(株価純資産倍率)改善に向けた対話や、大規模な自社株買いが投資家から高く評価されている

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1,222.8万円と国内トップクラスの待遇。少数精鋭の組織で、若手から巨大な資産を動かす経験ができる
  • 2世界を舞台にしたグローバルなキャリアパス。海外駐在や多様な国籍のパートナーとの協業が日常的
  • 3初任給31.7万円と非常に高く、海運の専門知識だけでなく国際商取引のプロを目指せる環境
  • 4伝統的な企業ながら、脱炭素やデジタル航海支援など、産業の変革期に立ち会える面白さがある

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

ドライバルク

31%

鉄鉱石、石炭、穀物といった資源や原材料を、専用のバラ積み船で輸送する事業です。電力、鉄鋼、食糧などの産業基盤を支える重要な役割を担っています。

収益3,223億円営業利益135億円営業利益率4.2%

エネルギー資源

10%

石油、天然ガスなどのエネルギー資源に加え、海洋資源開発をサポートする事業を含む、エネルギー供給チェーンに特化したセグメントです。

収益1,019億円営業利益49億円営業利益率4.8%

製品物流

58%

自動車やコンテナ貨物の輸送に物流機能を組み合わせ、メーカーの製造から販売までを繋ぐ製品特化型のグローバル輸送サービスを展開します。

収益6,128億円営業利益2,943億円営業利益率48.0%

その他

1%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益108億円営業利益9億円営業利益率8.3%

よくある質問(川崎汽船について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

9,500億円

営業利益予想

800億円

純利益予想

1,000億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#川崎汽船#9107#海運#減収減益

川崎汽船・2026年3月期通期、純利益56%減の1,329億円——海運市況の沈静化とコンテナ船事業の利益剥落が響く

大手海運の川崎汽船が発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比2.8%減の1兆183億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同56.5%減の1,329億円と大幅な減益となった。歴史的な好況に沸いた前年までの海運市況が落ち着きを見せ、特に持分法適用会社「ONE」を通じたコンテナ船事業の投資利益が大幅に減少したことが主因だ。一方で、1株当たり配当は前期から20円増となる120円を維持し、株主還元への姿勢を鮮明にしている。

-2.8%売上-18.2%営業利益-56.5%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算は、パンデミック以降の「超ボーナス期」が完全に終了し、海運業界が巡航速度に戻ったことを象徴する内容です。特に経常利益の6割減という数字はインパクトがありますが、本業の営業利益ベースでは前期比2割弱の減少に留まっており、自社でコントロール可能な事業(ドライバルクやエネルギー)の収益性は比較的安定しています。 注目すべきは、純利益が大幅に減っても配当を増額・維持する強気の姿勢です。自己資本比率が70%を超えるという、装置産業としては異例の財務基盤の厚さがこの還元を支えています。 就活生への視点としては、同社が「物流の会社」から「財務基盤を武器にした投資・事業管理の会社」へと性格を変えつつある点に注目すると面白いでしょう。持分法利益への依存度が下がる中で、自社保有のLNG船や自動車船といった固定資産でいかに効率的に稼げるかが、今後の再評価のポイントになりそうです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.0兆円1,029億円3,054億円2.2兆円+9.4%
2024
通期
9,579億円842億円1,020億円2.1兆円+1.6%
2023
通期
9,426億円789億円6,949億円2.1兆円+24.5%
2022
通期
7,570億円177億円6,424億円1.6兆円+21.0%
2021
通期
6,255億円1,087億円9,746億円

従業員データ

平均年収

1,222.8万円

業界平均: 1,296.7万円

初任給

31.7万円

月額 317,200

平均年齢

38.5

平均勤続年数: 14

従業員数

900

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
1,222.8万円
初任給(月額)
317,200

社員データ

従業員数
900
平均年齢
38.5
平均勤続年数
14

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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