業界ダイジェスト
関西電力株式会社

関西電力株式会社

9503
電気・ガス業界
8,258Osaka, Osaka1951年設立公式サイト

事業セグメント構成

エネルギー事業82%
送配電事業9%
情報通信事業5%
生活・ビジネスソリューション事業4%
エネルギー事業 (82%)送配電事業 (9%)情報通信事業 (5%)生活・ビジネスソリューション事業 (4%)

関西地方を基盤とする国内第2位の電力会社。原子力発電の比率が高く、発電コストの競争力に強み。脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギー開発も積極的に推進。

収益

2025年3月期

4.3兆円

+6.8% 前年比

純利益

2025年3月期

4,204億円

-4.9% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

15.70%

関西電力株式会社とは — 会社解説

関西電力は、関西地方を基盤とする国内第2位の電力会社です。電力自由化後も圧倒的なシェアを誇り、特に原子力発電所の高い設備利用率を背景とした「低コストな電源構成」が最大の競争優位性となっています。現在は送配電や情報通信(オプテージ等)、不動産、生活ソリューションなど、エネルギー以外の分野でも高い収益を上げる多角的なインフラ企業へと進化しており、脱炭素(ゼロカーボン)社会の実現に向けたリーダー企業を目指しています。

事業モデル・収益構造

発電から送配電、販売までを一体的に手掛けるエネルギー事業が収益の柱です。原発の安定稼働により、火力発電に依存する他社に比べ燃料価格高騰の影響を受けにくい構造を構築。加えて、利益率の高い情報通信事業(21.0%)や不動産事業など、非エネルギー分野を「第二の柱」として育成し、景気変動に強い安定した収益モデルを実現しています。

関西電力の強み・特徴

  • 国内屈指の原子力発電比率による、為替や燃料価格変動に強い圧倒的な価格競争力
  • 情報通信事業(光回線等)において営業利益率21.0%を叩き出す、高い多角化成功率
  • 自己資本比率34.9%という、電力業界の中でも際立った財務の健全性と安定性
  • 「ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー」として、再エネ開発にも積極投資

投資家が注目するポイント

  • 1純利益3,400億円超という歴史的高水準の利益を達成。ROE 15.7%と資本効率も極めて高い
  • 2年間配当75円を維持し、強固な収益力を背景とした積極的な株主還元方針を継続
  • 3原発の安定稼働が続く限り、電力他社に対して圧倒的な収益的優位性を維持できる見込み
  • 4一方で、高い利益水準による規制面での議論や、将来的な料金引き下げ圧力がリスク要因

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収973.2万円と、日本経済を代表するトップクラスの給与水準と福利厚生
  • 2平均勤続年数19.8年。圧倒的な安定性と、社会インフラを支えるという強い使命感
  • 3電力の枠を超え、IT、不動産、新規事業開発など、挑戦できるビジネスフィールドが広大
  • 4ワークライフバランスへの取り組みも先進的で、長期的なキャリア形成に最適な環境

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

エネルギー事業

82%

石油、天然ガス、石炭などの化石燃料の輸出入および国内販売、海外での資源開発プロジェクトへの投資や運営を主導しています。

収益3.5兆円営業利益4,113億円営業利益率11.6%

送配電事業

9%

発電所から届けられる電気を、送電線や配電網を通じて顧客へ安定的に供給する事業です。設備の建設・保守や広域的な需給調整により、電力インフラの信頼性を維持します。

収益3,891億円営業利益558億円営業利益率14.3%

情報通信事業

5%

独自の光ファイバー網を活用した通信サービスの提供や、データセンター運営、システム開発等を行います。エネルギー事業で培った信頼性を基盤にICT基盤を支えます。

収益2,236億円営業利益469億円営業利益率21.0%

生活・ビジネスソリューション事業

4%

不動産開発、生活関連サービス、企業の課題解決支援など多角的な事業を展開します。エネルギー以外の側面から、地域社会や企業の持続的な発展を多面的にサポートします。

収益1,836億円営業利益262億円営業利益率14.3%

よくある質問(関西電力について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

4.0兆円

営業利益予想

3,800億円

純利益予想

2,950億円

2026年3月期の連結業績予想

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#関西電力#増配#自己資本比率#原子力発電

関西電力・2026年3月期通期、純利益9.6%減の3,800億円——燃料費調整で減収も年間75円へ増配

関西電力が発表した2026年3月期(2025年度)の連結決算は、売上高が前年同期比 6.5%減 の 4兆566億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同 9.6%減 の 3,800億円 となった。燃料価格の下落に伴う燃料費調整制度の影響で減収となったが、期末配当を前回予想から引き上げ、年間では前期比15円増の 75円 とする。財務体質の改善が進む一方、次期は原子力の定期検査増による利用率低下を見込み、保守的な業績予想を提示した。

-6.5%売上-6.7%営業利益-9.6%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、業績が「燃料価格次第」の状況から脱却しつつある点です。売上高は減少したものの、原子力発電の安定稼働と非電力事業(不動産・情報通信)の成長により、純利益ベースでは底堅さを見せました。 特に、財務体質の指標である自己資本比率が35%を超えてきたことは、かつての震災後の苦境を知る投資家にとっては大きな安心材料でしょう。また、持分法会社の「きんでん」株式を一部売却し、1,000億円規模のキャッシュを手にすることも、次なる成長投資への布石として評価できます。 今後の焦点は、来期予想で示された「原子力利用率の低下(84%→70%)」を、他事業の成長やコスト削減でどこまでカバーできるか、そして新配当方針(配当性向25〜35%)に基づいた株主還元がどこまで継続されるかにあります。インフレによる諸経費増という新たな課題に対し、電力業界のリーダーとしてどのような効率化を打ち出すかが注目されます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
4.3兆円4,689億円4,204億円9.7兆円+6.8%
2024
通期
4.1兆円7,289億円4,419億円9.0兆円+2.7%
2023
通期
4.0兆円177億円8.8兆円+38.6%
2022
通期
2.9兆円993億円858億円8.7兆円-7.8%
2021
通期
3.1兆円1,457億円1,090億円8.1兆円

従業員データ

平均年収

973.2万円

業界平均: 843.2万円

初任給

25.5万円

月額 255,300

平均年齢

42.6

平均勤続年数: 19.8

従業員数

8,258

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
973.2万円
初任給(月額)
255,300

社員データ

従業員数
8,258
平均年齢
42.6
平均勤続年数
19.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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