業界ダイジェスト
株式会社神戸製鋼所

株式会社神戸製鋼所

5406
鉄鋼業界
11,895Kobe, Hyogo1905年設立公式サイト

事業セグメント構成

鉄鋼アルミ43%
建設機械15%
素形材12%
機械10%
電力10%
エンジニアリング7%
溶接4%
鉄鋼アルミ (43%)建設機械 (15%)素形材 (12%)機械 (10%)電力 (10%)エンジニアリング (7%)溶接 (4%)

鉄鋼、アルミ、銅、機械などを手がける複合経営が特徴。素材と機械の両面で強みを持ち、自動車用ハイテン材や建設機械などで高いシェアを誇る。

収益

2025年3月期

2.6兆円

+0.5% 前年比

純利益

2025年3月期

1,202億円

+9.7% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

10.84%

株式会社神戸製鋼所とは — 会社解説

株式会社神戸製鋼所は、1905年創業の国内大手鉄鋼メーカーです。最大の特徴は、鉄鋼・アルミ・銅といった「素材事業」と、建設機械・プラントなどの「機械事業」、さらには「電力事業」を併せ持つ『複合経営』にあります。素材と機械の両面で技術力を持ち、特に自動車向けハイテン材やスクリュ圧縮機などで世界トップクラスのシェアを誇ります。近年は、素材市況の変動を受けにくい電力事業や機械事業が収益を下支えする構造を強めており、単なる鉄鋼メーカーの枠を超えた多角的な事業展開で、持続的な成長と経営の安定化を図っています。

事業モデル・収益構造

鉄鋼やアルミ、銅などの高付加価値素材を自動車や航空機業界へ供給するほか、建設機械の販売や産業機械のエンジニアリングで収益を上げます。また、卸電力供給事業(IPP)により、長期・安定的なキャッシュフローを確保しているのが特徴です。

神戸製鋼の強み・特徴

  • 鉄鋼・アルミ・銅を1社で手掛ける唯一無二の素材バリエーション
  • 自動車用ハイテン(高張力鋼板)における圧倒的な技術力とシェア
  • 電力事業による、市況に左右されない年間数百億円規模の安定利益
  • スクリュ圧縮機や非汎用圧縮機など、世界的に競争力のある機械製品

投資家が注目するポイント

  • 1鉄鋼市況が悪化しても電力や機械事業が利益を支える、高い事業ポートフォリオの分散効果
  • 2ROE10.8%を達成するなど、資本効率の改善と財務基盤(自己資本比率40%超)の強化が進展
  • 3低炭素鋼「Kobenable Steel」など、環境対応型製品によるグリーン成長戦略の進捗
  • 4配当性向の維持と、下方修正後の利益回復シナリオが株価評価の焦点

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収812万円と製造業でも高水準。初任給も29万円超(院卒等)と待遇面が充実
  • 2素材から機械、エネルギーまで幅広いため、専門性を活かせる多様なキャリアパスが存在
  • 3平均勤続年数15.4年、平均年齢39.9歳と、腰を据えて働ける安定した職場環境
  • 4DX(デジタルトランスフォーメーション)やカーボンニュートラルへの挑戦を推奨する文化

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

鉄鋼アルミ

43%

自動車や航空機、エネルギー分野向けに、高品質な鋼板、線材、特殊鋼、およびアルミ板や押出材などの製造・販売を行い、素材面から産業を支えます。

収益1.1兆円営業利益236億円営業利益率2.1%

素形材

12%

自動車、船舶、発電設備向けに、鋳造品、鍛造品、チタン製品などの素形材を供給します。複雑な形状や高機能な要求に応える高度な加工技術が特徴です。

収益3,171億円営業利益107億円営業利益率3.4%

溶接

4%

溶接材料や溶接ロボットシステム、接合技術を包括的に提供します。造船、建築、自動車などの幅広い分野で、接合工程の自動化と品質向上に貢献します。

収益939億円営業利益52億円営業利益率5.5%

機械

10%

建設機械、工作機械、産業用ロボット等の輸出入、販売、リース、メンテナンスなど、機械関連の多様なソリューションを提供します。

収益2,651億円営業利益325億円営業利益率12.3%

エンジニアリング

7%

製鉄プラント建設で培った技術を応用し、環境・エネルギー施設や都市インフラの整備、廃棄物処理施設の運営を行う。社会課題の解決に向けた高度なエンジニアリング力を提供する。

収益1,748億円営業利益161億円営業利益率9.2%

建設機械

15%

油圧ショベルやクレーンなどの建設機械をグローバルに展開します。都市開発、インフラ整備、災害復旧現場において、作業効率と安全性を高める製品を提供します。

収益3,880億円営業利益187億円営業利益率4.8%

電力

10%

国内外での発電事業、電力小売、再エネ開発、需給調整など、電力供給に関する幅広いサービスを運営・管理します。

収益2,588億円営業利益523億円営業利益率20.2%

よくある質問(神戸製鋼について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2.5兆円

営業利益予想

1,400億円

純利益予想

1,000億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#5406#神戸製鋼所#減収減益#鉄鋼需要

神戸製鋼所・2026年3月期通期、営業利益18.2%減の1,298億円——鉄鋼需要の停滞や電力の点検が響くも、次期は増益回復を予想

神戸製鋼所が11日に発表した2026年3月期通期連結決算は、売上高が前期比 4.6%減 の 2兆4,365億円、営業利益が同 18.2%減 の 1,298億円 と減収減益となった。建設用鋼材の需要低迷や、電力事業における大規模な定期点検による稼働減が利益を押し下げた格好だ。一方で、機械事業の採算改善や「稼ぐ力の強化」を掲げた中期経営計画の進捗により、次期(2027年3月期)は純利益 1,000億円 への反転増を見込んでいる。

-4.6%売上-18.2%営業利益-22.0%純利益

AIアナリスト視点

神戸製鋼所の今期決算は、鉄鋼の需要減と電力事業の点検という「素材・インフラ事業」特有の変動要因が重なった結果となりました。 注目すべきは、単なる減益に留まらず、機械事業が利益を大幅に伸ばしてグループ全体のバランサーとして機能している点です。IP装置などの高付加価値製品が利益率を押し上げており、重厚長大型のビジネスモデルから、より技術力・サービスを強みとする高収益構造への転換が進んでいることが窺えます。 自己資本比率が44%まで改善したことは、就活生にとっても「安定性」という面でポジティブな材料です。次期の回復予想は、鉄鋼需要の底打ちと電力の稼働正常化が前提となっており、為替や原材料価格の変動をいかに自助努力で吸収できるかが焦点となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2.6兆円1,587億円1,202億円2.9兆円+0.5%
2024
通期
2.5兆円1,866億円1,096億円2.9兆円+2.9%
2023
通期
2.5兆円864億円726億円2.9兆円+18.7%
2022
通期
2.1兆円876億円601億円2.7兆円+22.1%
2021
通期
1.7兆円304億円232億円2.6兆円

従業員データ

平均年収

812万円

業界平均: 905.1万円

初任給

29.0万円

月額 290,060

平均年齢

39.9

平均勤続年数: 15.4

従業員数

11,895

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
812万円
初任給(月額)
290,060

社員データ

従業員数
11,895
平均年齢
39.9
平均勤続年数
15.4

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

※当サイトのデータは入力時の誤りを含む可能性があります。個人の参考としてご利用ください。当サイトはデータの正確性について一切の責任を負いません。