三井化学株式会社

三井化学株式会社

4183
化学業界
5,259Chuo, Tokyo1997年設立公式サイト

事業セグメント構成

ベーシック&グリーン・マテリアルズ40%
モビリティソリューション32%
ライフ&ヘルスケア・ソリューション16%
ICTソリューション12%
ベーシック&グリーン・マテリアルズ (40%)モビリティソリューション (32%)ライフ&ヘルスケア・ソリューション (16%)ICTソリューション (12%)

日本を代表する総合化学メーカー。モビリティ、ヘルスケア、ICT関連の3領域を成長の柱に据え、高付加価値な機能材料をグローバルに提供。

収益

2025年3月期

1.8兆円

+3.4% 前年比

純利益

2025年3月期

426億円

-35.5% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

3.77%

三井化学株式会社とは — 会社解説

三井化学株式会社は、1997年に三井石油化学工業と三井東圧化学が合併して誕生した、日本を代表する総合化学メーカーです。かつての汎用化学品中心の構造から脱却し、現在は「ライフ&ヘルスケア」「モビリティ」「ICT」の3領域を成長の柱とする高付加価値型ポートフォリオへの転換を強力に推進しています。眼鏡レンズ材料や半導体製造用テープなど、世界シェアNo.1の製品を多数保有しており、素材の力で社会課題を解決するグローバル企業として確固たる地位を築いています。

事業モデル・収益構造

原油やナフサを原料とする基礎化学品から、高度な機能を持つスペシャリティ化学品まで幅広く製造・販売しています。特にICT関連(半導体材料)やヘルスケア(眼鏡レンズ材料)、モビリティ(バンパー材料等)といった高機能材料セグメントで高い利益率を確保し、市況に左右されやすい基礎化学品(ベーシック)部門の比率を下げる構造改革を進めています。

三井化学の強み・特徴

  • 眼鏡レンズ材料(MR™シリーズ)で世界シェア約45%を誇る圧倒的な市場支配力。
  • 半導体製造工程に不可欠な「ICテープ」など、ICT領域における高い技術力とシェア。
  • 自動車の軽量化に貢献するPPコンパウンドなど、グローバルな供給網を持つモビリティ事業。
  • 「VISION 2030」に基づく、ESG・サステナビリティ経営への迅速なシフト。

投資家が注目するポイント

  • 1ポートフォリオ変革の進捗:赤字の基礎化学品部門の構造改革(減損・再編)を断行し、高収益なスペシャリティ事業への集中が進んでいるか。
  • 2積極的な株主還元:業績下方修正の中でも、300億円規模の自社株買いを発表するなど、資本効率向上への強い意思。
  • 3ICT部門の成長性:半導体市場の回復を捉え、ICTソリューション部門がどれだけ利益を牽引できるか。
  • 4キャッシュフロー管理:大型投資と株主還元のバランスを保ちつつ、ROEを高められるかが評価の分かれ目。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1トップクラスの年収:平均年収850.6万円と、国内化学メーカーの中でも非常に高い水準です。
  • 2若手から活躍できる社風:平均年齢が40歳と大手化学メーカーの中では比較的若く、活気ある環境です。
  • 3社会的意義の高さ:環境問題やヘルスケアに直結する素材開発に携わることができ、仕事の貢献実感が得やすい。
  • 4充実した教育制度:キャリア入社者も多く、多様な人材が専門性を磨きながら成長できる制度が整っています。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

ライフ&ヘルスケア・ソリューション

16%

眼鏡レンズ材料、歯科材料、不織布などの衛生・医療関連材料を提供し、人々の生活の質(QOL)向上をサポートしています。

収益2,958億円営業利益342億円営業利益率11.6%

ビジョンケアの販売が堅調に推移

モビリティソリューション

32%

自動車の軽量化、電装化、安全性向上に貢献する高機能樹脂、合成ゴム、部材用材料などの先端ソリューションを提供しています。

収益5,698億円営業利益559億円営業利益率9.8%

エラストマーの販売が堅調に推移したものの、一時的な市場環境の変化に伴う交易条件の悪化

ICTソリューション

12%

半導体、スマートフォン、次世代通信(5G)などの進化に不可欠な感光材、高純度薬品、電子材料の提供を通じて高度情報社会を支えています。

収益2,188億円営業利益258億円営業利益率11.8%

主に半導体・光学材料の販売が堅調に推移

ベーシック&グリーン・マテリアルズ

40%

石油化学製品に加え、リサイクル材料やバイオマス由来製品の普及を推進し、持続可能な循環型社会の実現に向けた素材提供を行っています。

収益7,100億円営業利益-11,364百万円営業利益率-1.6%

上期において定期修理のため生産を停止していたエチレンプラントの生産再開の延期があったものの、価格改定やナフサ等原料価格の変動に伴う在庫評価損益の良化による交易条件の改善

よくある質問(三井化学について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.8兆円

営業利益予想

980億円

純利益予想

650億円

為替レートは140円/$、国産ナフサ価格は65,000円/KLとしております。

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#三井化学#4183#下方修正#自社株買い

三井化学・2026年3月期Q3、純利益40%減の225億円——市況悪化で通期予想を下方修正、300億円の自社株買い発表

三井化学が5日に発表した2026年3月期第3四半期(2025年4〜12月)の連結決算は、親会社の所有者に帰属する四半期利益が前年同期比 40.1%減 の 225億8,100万円 と大幅な減益となった。ナフサ等原料価格の下落に伴う販売単価の低下に加え、中国でのフェノール事業における減損損失の計上が利益を大きく押し下げた。同社はこれを受け、通期の業績予想を下方修正する一方、資本効率の向上を目指し 300億円 を上限とする自己株式の取得を公表した。

-9.0%売上-18.3%営業利益-40.1%純利益

AIアナリスト視点

三井化学の決算は、中国経済の停滞とナフサ市況の変動という外部要因に翻弄される伝統的化学大手の苦悩を象徴しています。特に中国でのフェノール事業減損は、同社が推進する「ポートフォリオ変革」の途上における痛みを表しています。 注目すべきは以下の3点です。 - ICT部門の独歩高: 半導体需要の回復が業績の下支えとして機能し始めており、単なる「素材屋」から高付加価値分野へのシフトが実を結びつつある点は評価できます。 - 株主還元の強化: 業績下方修正というネガティブなニュースに対し、大規模な自社株買い(300億円)をぶつけてきた点は、東証の要請する「資本コストや株価を意識した経営」を強く意識している証拠です。 - 構造改革の緊急性: 赤字が続くベーシック&グリーン部門の抜本的な改革(他社との連携や縮小など)が、今後の株価再評価の鍵を握るでしょう。 就職活動中の学生にとっては、同社が「汎用化学品」から「ICT・ヘルスケア」へと収益構造を激変させている過渡期にあることを理解する良い材料となるはずです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.8兆円783億円426億円2.2兆円+3.4%
2024
通期
1.7兆円741億円500億円2.2兆円-6.9%
2023
通期
1.9兆円1,290億円829億円2.1兆円+16.5%
2022
通期
1.6兆円1,473億円1,100億円1.9兆円+33.1%
2021
通期
1.2兆円781億円579億円1.6兆円

従業員データ

平均年収

850.6万円

業界平均: 868万円

初任給

28.0万円

月額 280,000

平均年齢

40

平均勤続年数: 16

従業員数

5,259

給与・待遇

平均年収
850.6万円
初任給(月額)
280,000

社員データ

従業員数
5,259
平均年齢
40
平均勤続年数
16

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

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