業界ダイジェスト
株式会社村田製作所

株式会社村田製作所

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電機業界
10,865Nagaokakyo, Kyoto1944年設立公式サイト

事業セグメント構成

コンデンサ34%
デバイス・モジュール29%
高周波通信18%
インダクタ・EMIフィルタ8%
エナジー・パワー6%
機能デバイス4%
コンデンサ (34%)デバイス・モジュール (29%)高周波通信 (18%)インダクタ・EMIフィルタ (8%)エナジー・パワー (6%)機能デバイス (4%)

電子部品の大手メーカー。セラミックコンデンサで世界トップシェア。スマートフォン、自動車、エネルギー分野に貢献。

収益

2025年3月期

1.7兆円

+6.3% 前年比

純利益

2025年3月期

2,338億円

+29.3% 前年比

平均年収

803.1万円

業界平均: 876.5万円

株式会社村田製作所とは — 会社解説

1944年創業、京都に本社を置く電子部品の世界的大手です。スマートフォンや自動車、家電に不可欠な「積層セラミックコンデンサ(MLCC)」で世界シェア約4割を占める圧倒的な王者です。高い材料技術と垂直統合型の生産体制を強みに、営業利益率15%前後という驚異的な収益性を維持しています。近年はスマートフォン市場の成熟を受け、AIサーバー向けの高性能部品や、電気自動車(EV)向けのエレクトロニクス分野へ経営資源を集中させています。

事業モデル・収益構造

高性能な電子部品を大量生産し、世界中の端末メーカーや車載機器メーカーに販売するB2Bモデルです。特にMLCCはスマートフォンの高機能化やAIサーバーの増設に伴い、1台あたりの搭載数が増えるため、市場成長の恩恵をダイレクトに受けます。研究開発費に年間1,000億円以上を投じ、他社が模倣できない新材料・新工法を確立することで、高い参入障壁と利益率を確保しています。

村田製作所の強み・特徴

  • MLCC(積層セラミックコンデンサ)における世界シェア1位と圧倒的な技術的優位。
  • 材料開発から生産設備までを自社で手掛ける「ブラックボックス化」による模倣困難性。
  • 売上高の約9割が海外というグローバルな顧客基盤と高いブランド力。
  • AIデータセンター向け需要など、次世代の成長分野への迅速な製品投入能力。

投資家が注目するポイント

  • 1AIサーバー向けMLCCの需要拡大による売上高の成長トレンド。
  • 2表面波フィルタ事業における減損損失(約438億円)の計上と不採算部門の整理状況。
  • 3為替感応度が高く、1円の円安が数十億円規模で営業利益を押し上げる構造。
  • 4株主還元にも積極的で、配当の安定性と機動的な自己株買いへの期待。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収803.1万円に加え、京都を拠点としながら世界を相手に仕事ができる環境。
  • 2「Innovator in Electronics」のスローガンの下、新しい技術への投資を惜しまない企業文化。
  • 3若手から大規模なプロジェクトや海外拠点への赴任チャンスが与えられる実力主義的側面。
  • 4営業利益率16%を誇る極めて健全な財務体質が生む、心理的安全性と挑戦の機会。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

コンデンサ

34%

電子機器の電圧安定や信号処理に不可欠なアルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどを開発・製造し、幅広い産業に供給する事業です。

収益8,318億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

インダクタ・EMIフィルタ

8%

電気ノイズを除去するEMIフィルタや、電圧変換を支えるインダクタの開発を通じて、通信や車載機器の信頼性を向上させる事業です。

収益2,013億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

高周波通信

18%

スマートフォンや5G基地局に使用される高周波部品、フィルター、増幅器などの無線通信用デバイスの開発と製造に特化した事業です。

収益4,436億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

エナジー・パワー

6%

産業用・車載用のリチウムイオン電池、電源管理システム、送配電インフラなど、電力の発生・蓄積・変換に関連する製品を提供する事業です。

収益1,557億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

機能デバイス

4%

高度なセンシング技術やアクチュエータ技術を活用し、特定の機能を実現するための高付加価値な電子デバイスを開発・製造する事業です。

収益978億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

デバイス・モジュール

29%

単体の電子部品だけでなく、複数の部品を組み合わせた複合モジュールや、センサー、通信機能をパッケージ化した高機能部品を提供する事業です。

収益6,972億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

よくある質問(村田製作所について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.6兆円

営業利益予想

2,200億円

純利益予想

1,770億円

次期の売上収益は、サーバー向けでコンデンサが、モビリティ向けでコンデンサやEMI除去フィルタが増加するものの、スマートフォン向けで高周波モジュールや樹脂多層基板が減少することを見込んでおり、さらに為替変動の影響もあり、当連結会計年度比5.9%減の1,640,000百万円を計画しております。利益につきましては、生産高増加による操業度益やコストダウンなどの増益要因に対し、製品価格の値下がりや円高の進行といった減益要因により、営業利益は220,000百万円(当連結会計年度比21.3%減)、税引前当期利益は230,000百万円(同24.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は177,000百万円(同24.3%減)と減益を計画しております。

決算レポート

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2026年3月期 通期
#村田製作所#AIサーバー#MLCC#増収増益

村田製作所・2026年3月期、売上高5%増の1兆8,308億円——AIサーバー需要が牽引、次期は35%営業増益を計画

村田製作所が発表した2026年3月期決算は、売上収益が前年比 5.0%増 の 1兆8,308億円 となり、AIサーバー向け需要の拡大が成長を支えました。営業利益は製品価格の下落や のれんの減損損失 計上が重石となり、同 0.8%増 の 2,818億円 と微増にとどまりましたが、生産効率の改善が下支えしました。同社は次期の営業利益を 34.8%増 と大幅な回復を見込むほか、最大 1,500億円 の自己株式取得を発表するなど、強気の成長投資と株主還元を打ち出しています。

+5.0%売上+0.8%営業利益0.0%純利益

AIアナリスト視点

村田製作所の今回の決算は、まさに「AI革命による構造転換」を象徴するものとなりました。かつての「スマホの村田」から「AI・サーバーの村田」への脱皮が着実に進んでいます。 注目すべきは、デバイス・モジュール事業での巨額減損という苦渋の決断を下しながらも、それをMLCCの成長で補い、最終利益を死守した点です。これは、特定の顧客や製品に依存しないポートフォリオの強さを示しています。 投資家にとってのサプライズは、次期の大幅増益予想と1,500億円の自社株買いでしょう。一時的な利益下押し要因を出し切り、次期以降のV字回復に向けた経営陣の強い自信が感じられます。就活生にとっても、従来の家電・スマホの枠を超え、社会インフラとしてのAIを支える企業としての魅力が一段と高まったと言えるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.7兆円2,797億円2,338億円3.0兆円+6.3%
2024
通期
1.6兆円2,154億円1,808億円3.0兆円-2.8%
2023
通期
1.7兆円2,982億円2,439億円2.9兆円-6.9%
2022
通期
1.8兆円4,241億円3,141億円2.8兆円+11.2%
2021
通期
1.6兆円3,132億円2,371億円2.5兆円

従業員データ

平均年収

803.1万円

業界平均: 876.5万円

初任給

27.9万円

月額 279,000

平均年齢

40.1

平均勤続年数: 14.1

従業員数

10,865

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
803.1万円
初任給(月額)
279,000

社員データ

従業員数
10,865
平均年齢
40.1
平均勤続年数
14.1

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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