業界ダイジェスト
日本ハム株式会社

日本ハム株式会社

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食品・飲料業界
1,233Osaka, Osaka1942年設立公式サイト

事業セグメント構成

食肉事業本部52%
加工事業本部27%
海外事業本部20%
ボールパーク事業2%
食肉事業本部 (52%)加工事業本部 (27%)海外事業本部 (20%)ボールパーク事業 (2%)

国内食肉加工最大手。ハム・ソーセージで首位。川上の飼育から加工・販売までを統合。プロ野球球団(日本ハムファイターズ)の運営でも知られる。

収益

2025年3月期

1.4兆円

+5.1% 前年比

純利益

2025年3月期

266億円

-5.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

5.06%

日本ハム株式会社とは — 会社解説

日本ハム株式会社は、1942年創業の国内食肉加工最大手です。シャウエッセンに代表されるハム・ソーセージ市場で首位を走り、川上の飼育から加工、販売までを一貫して手掛ける「バーティカル・インテグレーション・システム」を強みとしています。近年は、北海道の「エスコンフィールドHOKKAIDO」を核としたボールパーク事業の成功により、従来の製造業から、食とエンターテインメントを融合させた体験型ビジネスへの進化を遂げています。

事業モデル・収益構造

牛・豚・鶏の飼育・調達から、加工食品の製造、食肉卸売まで垂直統合型で収益を上げます。売上の約6割を占める食肉事業が柱ですが、近年は営業利益率が高いボールパーク事業(興行・不動産・飲食)が新たな収益の柱として急成長しています。

日本ハムの強み・特徴

  • 国内No.1の食肉調達力と、全国を網羅する強固な物流・販売ネットワーク
  • 「シャウエッセン」など、圧倒的なブランド認知度を誇る高付加価値製品群
  • オーストラリアを拠点としたグローバルな供給網。アジア・中東への輸出も拡大中
  • 営業利益率12.4%を叩き出す、世界トップレベルのスタジアム・ボールパーク運営ノウハウ

投資家が注目するポイント

  • 1豪州牛肉の販売伸長や国内鶏肉価格の上昇により、事業利益が前年同期比45.3%増と急成長。
  • 2約300億円規模の自社株買いや増配発表など、株主還元への積極姿勢を強めています(ROE向上策)。
  • 3ボールパーク事業が過去最高の観客動員を記録し、製造業の枠を超えた高収益エンジンとして定着。
  • 4北米の加工食品事業における製造コスト抑制が課題。海外事業の立て直しが今後の株価を左右します。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は860.7万円。平均勤続年数は15.8年と長く、安定した就業環境が整っています。
  • 2「食」だけでなく、スポーツ振興や地域開発(ボールパーク)など、多角的なプロジェクトに携われます。
  • 3新卒初任給は27.7万円。老舗企業ながら、若手が海外拠点や新事業に挑戦できる風土があります。
  • 4福利厚生が充実しており、食肉加工の専門性から経営管理まで幅広いキャリアパスが存在します。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

加工事業本部

27%

ハム、ソーセージなどの食肉加工品や、惣菜、冷凍食品の製造・販売を主導する部門です。

収益4,218億円営業利益107億円営業利益率2.5%

売上高は、「シャウエッセン」やチルドベーカリー群の販売が好調に推移したものの、低収益商品の見直し等の戦略的な商品統廃合や、デリ商品を中心に業務用商品等の販売数量が減少したことが影響し、対前期比2.2%減の421,752百万円となりました。事業利益は、価格改定効果に加え、ハム・ソーセージの商品ミックス改善や生産の最適化が進み収益性が向上したこと、さらに一次加工品、エキス、乳製品が伸長したこと等から、対前期比10.5%増の10,748百万円となりました。

食肉事業本部

52%

牛・豚・鶏などの飼育から屠畜、食肉原料の仕入れ・加工・販売までを一貫して行います。

収益8,193億円営業利益289億円営業利益率3.5%

売上高は、輸入食肉の価格高騰に伴う国産食肉の需要増加により、主に量販店向けの販売が好調に推移したこと等から、対前期比5.0%増の819,346百万円となりました。事業利益は、上期における国産鶏肉の相場安や生産部門での飼料価格等のコスト上昇に加え、輸入食肉の仕入コスト高騰に対する価格転嫁の遅れが影響し、対前期比15.2%減の28,868百万円となりました。

海外事業本部

20%

海外市場における製造拠点、販売網の構築およびグローバルな商品展開を統括するセグメントです。

収益3,176億円営業利益45億円営業利益率1.4%

売上高は、豪州の牛肉事業における販売数量の拡大及び販売単価の上昇に加えて、北米において鶏肉加工品販売が順調に推移したこと等から、対前期比9.5%増の317,556百万円となりました。事業利益は、豪州の牛肉事業における販売数量拡大やフィードロット拡充による出荷頭数の増加により利益確保が進んだこと、トルコの鶏肉事業において飼料高に対する価格転嫁が進んだこと等から、対前期比82.0%増の4,477百万円となりました。

ボールパーク事業

2%

スタジアムの運営、興行、周辺施設を通じたエンターテインメントおよび地域開発事業です。

収益270億円営業利益33億円営業利益率12.4%

チーム成績が好調であったことから、主催するレギュラーシーズン公式戦において過去最高の動員記録を達成しました。また、プロ野球オフシーズンにおいても様々なイベントを実施したことにより「北海道ボールパークFビレッジ」の来場者数が堅調に推移し、チケット・飲食収入が増加したことで、売上高は対前期比13.5%増の26,976百万円、事業利益は対前期比41.6%増の3,347百万円となりました。

よくある質問(日本ハムについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.4兆円

営業利益予想

540億円

純利益予想

300億円

主に北米の新子会社取得に伴う加工事業の伸長に加えて、豪州牛肉事業における販売数量の拡大や単価の上昇により、1,400,000百万円となる見込みです。 利益につきましては、加工事業の継続的な構造改革効果に加え、食肉事業においてブランド食肉の生産拡大及び相場の好転が見込まれること等から、事業利益は54,000百万円、税引前当期利益は45,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は30,000百万円を予想しております。

決算レポート

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2026年3月期 通期
#日本ハム#増収増益#増配#ボールパーク

日本ハム・2026年3月期通期、事業利益60.7%増の683億円——豪州牛肉好調とボールパーク過去最高集客が寄与

日本ハムが8日に発表した2026年3月期(通期)の連結決算は、売上高が前期比 6.3%増 の 1兆4,573億円、事業利益が同 60.7%増 の 683億円 と大幅な増収増益を記録した。豪州産牛肉の販売伸長や国産鶏肉の価格転嫁が奏功したほか、「北海道ボールパークFビレッジ」の来場者数が過去最高を更新し、エンターテインメント事業が収益を大きく押し上げた。同社は株主還元を強化しており、次期の年間配当は前期比20円増の 180円 を予定し、機動的な自己株式の消却も実施した。

+6.3%売上+60.7%営業利益+31.9%純利益

AIアナリスト視点

日本ハムの今期決算は、まさに「食肉」と「野球」という二本の柱が強力に機能した結果と言えます。特に食肉事業が全利益の約9割を稼ぎ出す構造となっており、豪州牛肉の好調が全体の底上げに大きく寄与しました。 一方で、就活生や投資家が注目すべきは「加工食品事業」の苦戦です。業界のガリバーである日本ハムですら、原材料高騰下での数量維持に苦慮している様子が伺えます。次期予想で事業利益を減益としている点は一見ネガティブですが、配当を180円まで引き上げる強気な還元姿勢は、中長期的な収益力への自信の表れと解釈できます。 今後の焦点は、組織再編後の「食肉・加工」のシナジー創出と、ボールパーク事業が野球以外のイベント(コンサートや観光)でどれだけ「稼働の平準化」を実現できるかにあります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.4兆円266億円9,493億円+5.1%
2024
通期
1.3兆円281億円9,582億円+3.5%
2023
通期
1.3兆円166億円9,372億円+9.4%
2022
通期
1.2兆円480億円9,092億円+4.1%
2021
通期
1.1兆円326億円8,254億円

従業員データ

平均年収

860.7万円

業界平均: 899.1万円

初任給

27.7万円

月額 277,000

平均年齢

40.4

平均勤続年数: 15.8

従業員数

1,233

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
860.7万円
初任給(月額)
277,000

社員データ

従業員数
1,233
平均年齢
40.4
平均勤続年数
15.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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