株式会社ニコン

株式会社ニコン

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精密機器業界
4,634Shinagawa-ku, Tokyo1917年設立公式サイト

事業セグメント構成

映像事業42%
精機事業28%
ヘルスケア事業16%
コンポーネント事業10%
デジタルマニュファクチャリング事業3%
映像事業 (42%)精機事業 (28%)ヘルスケア事業 (16%)コンポーネント事業 (10%)デジタルマニュファクチャリング事業 (3%)

光学技術の世界的リーダー。カメラ等の映像事業に加え、半導体露光装置などの精機事業を二大柱とする。産業機器やヘルスケア分野への多角化も推進。

収益

2025年3月期

7,153億円

-0.3% 前年比

純利益

2025年3月期

61億円

-81.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

0.90%

株式会社ニコンとは — 会社解説

1917年設立。世界最高峰の光学技術を誇る精密機器メーカーです。一眼レフカメラ等の映像事業で世界的な知名度を誇りますが、現在は「脱・カメラ依存」を掲げ、半導体露光装置(精機事業)、次世代がん治療等のヘルスケア、金属3Dプリンター等のデジタルマニュファクチャリングへと事業構造の転換を急いでいます。最新決算では新規事業の減損計上により大きな赤字を記録しましたが、映像事業のブランド力とキャッシュ創出力は依然として強固です。

事業モデル・収益構造

高付加価値な一眼カメラ販売による「映像事業」が現在の利益の柱(キャッシュカウ)です。一方で、最先端の半導体製造装置の販売や保守を行う「精機事業」、顕微鏡や眼科診断機器の「ヘルスケア事業」を拡大中。近年はM&Aにより獲得した金属3Dプリンター技術を活用し、受託加工や装置販売によるストック型ビジネスの構築を模索しています。

ニコンの強み・特徴

  • 100年以上の歴史で培われた、光の屈折と制御に関する世界最高水準の光学技術
  • プロカメラマンから絶大な信頼を得る「Zマウント」システムとレンズ開発力
  • ArF液浸露光装置など、高度なナノメートル単位の制御を実現する超精密加工技術
  • 2023年に買収したSLM Solutionsによる、金属3Dプリンター分野の先端IP

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期にデジタルマニュファクチャリング事業で906億円の巨額減損を計上
  • 2通期営業損益が1,000億円の赤字予想。成長戦略の要であったM&Aの成否が問われる局面
  • 3映像事業は利益率14%と堅調。ハイエンド機へのシフトが成功し、安定した収益源に
  • 4構造改革と次期中期経営計画での「再成長シナリオ」の具体性が今後の株価の鍵

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収851万円と精密機器業界でもトップクラス。充実した福利厚生が特徴
  • 2カメラ好きだけでなく、医療AIや産業用ロボットなど多角的なエンジニア職種が豊富
  • 3現在、経営の立て直しと変革期にあり、伝統企業ながら「新しいニコン」を創る刺激がある
  • 4品川の新本社(2024年移転)など、モダンで働きやすいオフィス環境の整備が進んでいる

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

映像事業

42%

デジタルカメラ、交換レンズ、映像関連周辺機器の製造販売。光学技術と画像処理技術を核に、プロからアマチュアまで多様な撮影ニーズに対応。

収益2,954億円営業利益413億円営業利益率14.0%

精機事業

28%

半導体露光装置やFPD(フラットパネルディスプレイ)露光装置の製造販売。IT社会を支える電子デバイスの高度な製造プロセスを支援。

収益2,020億円営業利益15億円営業利益率0.8%

ヘルスケア事業

16%

医療用医薬品や再生医療等製品、コンシューマー向け健康製品の開発・販売を通じ、トータルなヘルスケアソリューションを提供しています。

収益1,165億円営業利益67億円営業利益率5.8%

コンポーネント事業

10%

光学コンポーネント、エンコーダ、フォトマスク基板などの精密部品を供給。産業機器、車載、通信分野など多岐にわたる顧客の製品開発に貢献。

収益741億円営業利益72億円営業利益率9.7%

デジタルマニュファクチャリング事業

3%

金属3Dプリンターや産業用計測機器を通じた製造革新を提供。高度な精密加工とデジタル化を組み合わせ、生産現場のDXと高付加価値化を実現。

収益234億円営業利益-15,225百万円営業利益率-65.2%

よくある質問(ニコンについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

7,100億円

営業利益予想

360億円

純利益予想

300億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#赤字転落#減損損失#下方修正#減配

ニコン・2026年3月期Q3、営業損益1,036億円の赤字に転落——金属3Dプリンター事業で巨額減損、通期予想も大幅下方修正

ニコンが発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上収益が前年同期比 5.6%減 の 4,839億円 となり、営業損益は 1,036億円の赤字 (前年同期は81億円の黒字)に転落しました。主因は、成長分野として期待されていた デジタルマニュファクチャリング事業における906億円の減損損失 計上です。これに伴い、通期の業績予想も従来の黒字予想から一転、 1,000億円の営業赤字 へと大幅な下方修正を余儀なくされました。

-5.6%売上

AIアナリスト視点

今回の決算は、ニコンが進めてきた「脱・カメラ依存」の成長戦略が大きな壁にぶつかったことを象徴しています。特に、2023年に約900億円を投じて買収を完了したドイツのSLM Solutions(現Nikon SLM Solutions)関連で、買収額に匹敵する規模の減損を出したことは、M&A戦略の精度という観点で投資家から厳しい視線が注がれるでしょう。 一方で、映像事業は売上高こそ微減ですが、依然として同社のキャッシュカウであり続けています。精機事業でも事業譲渡益を出すなど、なりふり構わぬ利益確保の姿勢は見えますが、それら「既存事業の絞り出し」を新規事業の損失が全て飲み込んでしまった形です。 就活生の視点では、現在のニコンは「大きな変革期」というより「経営の立て直し局面」にあると捉えるべきです。今後発表されるであろう中期経営計画の修正内容や、不振事業の切り離しを含むさらなる構造改革の有無が、同社の再浮上の鍵を握るでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
7,153億円24億円61億円1.1兆円-0.3%
2024
通期
7,172億円398億円326億円1.1兆円+14.2%
2023
通期
6,281億円549億円449億円1.1兆円+16.4%
2022
通期
5,396億円499億円427億円1.0兆円+19.6%
2021
通期
4,512億円9,897億円

従業員データ

平均年収

851万円

業界平均: 814.3万円

初任給

25.4万円

月額 254,000

平均年齢

42.1

平均勤続年数: 13.9

従業員数

4,634

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
851万円
初任給(月額)
254,000

社員データ

従業員数
4,634
平均年齢
42.1
平均勤続年数
13.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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