日産化学株式会社

日産化学株式会社

4021
化学業界
2,044Chuo-ku, Tokyo1887年設立公式サイト

事業セグメント構成

卸売事業31%
機能性材料事業27%
農業化学品事業23%
化学品事業10%
その他の事業8%
ヘルスケア事業2%
卸売事業 (31%)機能性材料事業 (27%)農業化学品事業 (23%)化学品事業 (10%)その他の事業 (8%)ヘルスケア事業 (2%)

日本初の化学肥料メーカーとして創業。現在は半導体材料、農薬、医薬の3事業を柱に、高い営業利益率を誇る高機能化学メーカーとして成長を続けている。

収益

2025年3月期

2,514億円

+10.9% 前年比

純利益

2025年3月期

430億円

+13.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

18.68%

日産化学株式会社とは — 会社解説

日産化学は、1887年に日本初の化学肥料メーカーとして創業した歴史ある企業ですが、現在は「高機能材料メーカー」へと完全に進化を遂げています。独自のR&D力を武器に、半導体製造に不可欠な反射防止膜材料(ARC®)や、世界中で使用される動物用医薬品「フルララネル」など、ニッチ市場で世界シェアNo.1の製品を多数保有。化学メーカーとしては異例の営業利益率20%超を誇る「高収益企業」の代表格として、投資家から極めて高い評価を得ています。AI半導体需要の拡大を追い風に、最先端の機能性材料でさらなる成長を目指しています。

事業モデル・収益構造

「高付加価値戦略」を徹底しており、他社が模倣しにくい独自の化学合成技術に基づいた製品を展開。半導体材料(機能性材料)や農薬(農業化学品)など、研究開発型セグメントが利益の大部分を稼ぎ出します。特に一度採用されると切り替えが難しい「技術的参入障壁」を築き、安定した高マージンを確保。また、特許に基づくロイヤリティ収入も収益の下支えとなっています。

日産化学の強み・特徴

  • 22.6%という極めて高い営業利益率。特に機能性材料や農業化学品では約30%に達する圧倒的収益力
  • 半導体露光プロセスで使われる反射防止膜材料の世界シェアトップクラスを維持
  • 動物用医薬品「フルララネル」などの特許製品による、安定したライセンス収入源
  • 売上高比率に対して高い研究開発費を投じ、常に次世代の「種」を創出し続ける技術開発力

投資家が注目するポイント

  • 1AI市場の拡大に伴い、高性能半導体向け材料の需要が急増しており、中長期的な成長期待が高い
  • 2総還元性向75%以上を目標に掲げ、増配と自社株買いを組み合わせた最高水準の株主還元姿勢
  • 3農業化学品事業が季節や景気変動に強く、ポートフォリオ全体として安定したキャッシュフローを実現
  • 4ROE 18%超と、日本の製造業の中でも際立った資本効率を維持している

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収845.3万円。利益率が高いため賞与が厚く、少数精鋭の落ち着いた就業環境が特徴
  • 2売上の多くを海外が占め、世界最先端の技術者・農家・医師を顧客とするグローバルな仕事
  • 3「化学の力で社会課題を解決する」という意識が強く、研究開発への理解と投資が非常に手厚い
  • 4平均勤続年数15.8年。離職率が低く、ワークライフバランスとキャリアアップを両立しやすい文化

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

化学品事業

10%

基礎化学品から高機能な誘導品まで、幅広い化学製品を製造・販売する事業です。産業の基盤となる素材を多様な業界の顧客に対して提供し、モノづくりの土台を支えています。

収益378億円営業利益2億円営業利益率0.5%

機能性材料事業

27%

特定の機能を持つ高分子材料やコーティング剤、接着剤などを提供し、自動車、電子機器、包装材料などの高機能化に貢献しています。

収益1,001億円営業利益290億円営業利益率29.0%

農業化学品事業

23%

農薬、肥料、植物成長調整剤などの研究・製造・販売を通じ、農作物の収量向上や品質改善を支援し、世界の食料生産を支えています。

収益862億円営業利益256億円営業利益率29.7%

ヘルスケア事業

2%

医療用医薬品や再生医療等製品、コンシューマー向け健康製品の開発・販売を通じ、トータルなヘルスケアソリューションを提供しています。

収益60億円営業利益19億円営業利益率31.6%

卸売事業

31%

化学製品や関連原材料の国内および海外における卸売・商社業務を行い、サプライチェーンの最適化と市場ニーズへの迅速な対応を担っています。

収益1,172億円営業利益41億円営業利益率3.5%

その他の事業

8%

主力のモビリティ事業以外の、住宅、船舶、航空機事業などの周辺領域や、将来の成長を見据えた新領域のビジネスを指します。

収益292億円営業利益6億円営業利益率2.0%

よくある質問(日産化学について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2,622億円

営業利益予想

576億円

純利益予想

431億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#4021#増収増益#半導体材料#AI投資

日産化学・2026年3月期Q3、純利益10.5%増の350億円——AI向け半導体材料が好調、通期は増収増益を維持

日産化学が発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比 11.8%増 の 1,954億円 、純利益が 10.5%増 の 350億円 と大幅な増収増益を記録しました。世界的な人工知能(AI)関連の投資拡大を追い風に、半導体材料が極めて好調に推移したことが業績を牽引しました。主力の機能性材料事業が利益の柱として成長する一方、農業化学品事業も堅調な需要を維持しており、11月に発表した計画値を上回るペースで推移しています。

+11.8%売上+9.5%営業利益+10.5%純利益

AIアナリスト視点

日産化学の決算は、同社がいかに「化学」という枠組みを超えて「先端材料メーカー」として成功しているかを物語っています。特に機能性材料の営業利益率が 32.2% に達している点は、一般的な化学メーカーとしては異例の高水準であり、AIブームの恩恵を直接的に受けている証左です。 注目すべきは、単なる一過性のブームに乗るだけでなく、農業化学品事業という「安定した収益源」と、半導体材料という「成長エンジン」のバランスが取れている点です。フルララネル(動物用医薬品)が安定したロイヤリティを生み出し、そのキャッシュをR&Dや株主還元(総還元性向75%以上目標)に回す循環が確立されています。 懸念点としては、ヘルスケア事業の減益傾向が挙げられますが、全社利益に占める割合は小さく、当面は機能性材料の伸びがこれを十分にカバーするでしょう。投資家にとっては、増配と自社株買いの両輪を回す株主重視の姿勢も非常に魅力的に映るはずです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2,514億円568億円430億円3,308億円+10.9%
2024
通期
2,267億円482億円380億円3,235億円-0.6%
2023
通期
2,281億円523億円411億円2,987億円+9.7%
2022
通期
2,080億円510億円388億円2,797億円-0.5%
2021
通期
2,091億円425億円335億円2,655億円

従業員データ

平均年収

845.3万円

業界平均: 868万円

初任給

28.2万円

月額 282,200

平均年齢

40.6

平均勤続年数: 15.8

従業員数

2,044

給与・待遇

平均年収
845.3万円
初任給(月額)
282,200

社員データ

従業員数
2,044
平均年齢
40.6
平均勤続年数
15.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

※当サイトのデータは入力時の誤りを含む可能性があります。個人の参考としてご利用ください。当サイトはデータの正確性について一切の責任を負いません。