業界ダイジェスト
株式会社野村総合研究所

株式会社野村総合研究所

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ITサービス業界
7,645Chiyoda, Tokyo1965年設立公式サイト

事業セグメント構成

金融ITソリューション41%
産業ITソリューション30%
IT基盤サービス22%
コンサルティング7%
金融ITソリューション (41%)産業ITソリューション (30%)IT基盤サービス (22%)コンサルティング (7%)

国内最大手のシンクタンク・システムインテグレーター。コンサルティングとITソリューションを融合した独自のビジネスモデルを展開し、金融・流通分野に圧倒的な強みを持つ。

収益

2025年3月期

7,648億円

+3.8% 前年比

純利益

2025年3月期

938億円

+17.7% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

22.50%

株式会社野村総合研究所とは — 会社解説

株式会社野村総合研究所(NRI)は、日本最大手のシンクタンクであり、国内屈指のシステムインテグレーター(SIer)です。1965年に日本初の民間シンクタンクとして設立され、コンサルティングによって顧客の経営課題を定義し、ITソリューションとして具現化する「コン・ソル(コンサルティング×ソリューション)」という独自のビジネスモデルを確立しています。特に金融・流通業界のITインフラにおいて圧倒的なシェアを持ち、近年はDX推進やクラウド、AI活用を通じて企業の変革を支援。高い収益性と技術力を背景に、業界のリーディングカンパニーとして君臨しています。

事業モデル・収益構造

顧客の経営戦略を策定する「コンサルティング」から、システムの構築・運用を担う「ITソリューション」までを一気通貫で提供します。特に、証券会社や銀行向けの「共同利用型システム」は、複数の顧客でシステムをシェアすることでコストを抑えつつ、NRIにとっては安定的なストック型収益源となり、直近の営業利益率19.7%という極めて高い収益性を生み出す主要な源泉となっています。

野村総研の強み・特徴

  • 金融・流通分野における圧倒的なドメイン知識と、社会インフラを支える大規模システム構築の実績。
  • 利益率の高い「共同利用型システム」を展開し、安定的かつ高収益な事業構造を確立している点。
  • コンサルタントとエンジニアが密に連携し、上流から下流まで一貫して支援できる「コン・ソル」体制。
  • ROE 22.5%を誇る極めて高い資本効率と、最新のIT技術を即座にビジネス実装する実装力。

投資家が注目するポイント

  • 1営業利益率19.7%(直近Q3)とITサービス業界でトップクラスの収益性を誇り、継続的な増収増益を達成中。
  • 2金融DXやクラウド移行需要が旺盛。共同利用型システムのスケールメリットにより利益成長が加速している。
  • 3ROE 20%超の高い資本効率を維持。株主還元にも積極的で、安定した配当と成長投資のバランスが取れている。
  • 4国内市場の堅調さに加え、今後は海外事業の収益性改善とAI活用による生産性向上がさらなる株価評価の鍵。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1321.7万円と国内最高水準。個人の専門性と成果が正当に評価される透明性の高い報酬体系。
  • 2国家規模の政策提言から最先端IT開発まで、シンクタンクとSIerが融合した多様なキャリアパスが存在する。
  • 3平均勤続年数13.9年と長く、研修制度や自己啓発支援が充実しており、プロとして長期的に成長できる環境。
  • 4非常に高い採用基準と「プロフェッショナリズム」を重視する社風。優秀な同僚と切磋琢磨できる点が最大の魅力。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

コンサルティング

7%

経営課題の解決に向けたIT戦略の立案、業務プロセスの最適化(BPR)、デジタル化を通じた変革の提案など、上流工程の専門支援を行います。

収益654億円営業利益184億円営業利益率28.1%

金融ITソリューション

41%

銀行、証券、保険などの金融機関を対象に、勘定系システムや決済システム、コンプライアンス対応など、業界特有のニーズに応えるIT支援を提供します。

収益3,723億円営業利益615億円営業利益率16.5%

産業ITソリューション

30%

製造、流通、サービス業などの民間企業向けに、生産管理やERP、サプライチェーン最適化など、各産業の競争力を高める業務システムを構築します。

収益2,749億円営業利益242億円営業利益率8.8%

IT基盤サービス

22%

クラウド環境の構築、ネットワーク設計、サイバーセキュリティ対策など、安全かつ強固な企業活動の基盤となるITインフラの提供・運用を行います。

収益2,013億円営業利益305億円営業利益率15.1%

よくある質問(野村総研について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

8,100億円

営業利益予想

1,500億円

純利益予想

1,040億円

M&Aを含んでいません。

決算レポート

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2026年3月期 通期
#野村総合研究所#減損損失#自社株買い#増配

野村総合研究所・2026年3月期通期、売上高は過去最高8,147億円も海外減損で利益急減——700億円の自社株買いとV字回復予想を発表

野村総合研究所(NRI)が発表した2026年3月期通期決算は、売上収益が前年比 6.5%増 の 8,147億円 と過去最高を更新しました。一方で、豪州および北米の海外事業において 975億円 の大規模な減損損失を計上したことで、営業利益は同 56.8%減 の 582億円 に沈みました。一時的要因を除いた「事業利益」は 16.3%増 と本業の収益力は強化されており、同社はあわせて最大 700億円 の自社株買いと、次期の業績V字回復予想を公表しました。

+6.5%売上-56.8%営業利益-83.7%純利益

AIアナリスト視点

野村総合研究所の今回の決算は、まさに「膿を出し切った」内容と言えます。豪州と北米という、近年同社が注力してきた海外拠点での減損は手痛いものの、キャッシュフローに影響しない非現金支出であり、本業(事業利益)が過去最高水準にある点は投資家にとって安心材料です。 特筆すべきは、最終利益が8割以上減っている中で、増配と700億円規模の大規模な自社株買いを同時に発表した点です。これは、来期のV字回復に対する経営陣の強い自信の表れであり、ROE 25%水準という高い目標に向けた資本効率重視の姿勢を鮮明にしています。 就職活動中の学生にとっては、国内で圧倒的な地位を築きつつ、グローバル展開における「産みの苦しみ」を経験しているフェーズであると理解するのが良いでしょう。今後はAIを活用した開発プロセスの抜本的革新など、技術面での構造改革が成長の鍵を握ることになりそうです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
7,648億円1,349億円938億円9,285億円+3.8%
2024
通期
7,366億円1,204億円796億円9,228億円+6.4%
2023
通期
6,922億円1,118億円763億円8,382億円+13.2%
2022
通期
6,116億円1,062億円714億円7,897億円+11.1%
2021
通期
5,503億円807億円529億円6,565億円

従業員データ

平均年収

1,321.7万円

業界平均: 920.2万円

初任給

33.6万円

月額 336,500

平均年齢

39.9

平均勤続年数: 13.9

従業員数

7,645

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
1,321.7万円
初任給(月額)
336,500

社員データ

従業員数
7,645
平均年齢
39.9
平均勤続年数
13.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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