業界ダイジェスト
日本精工株式会社

日本精工株式会社

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機械業界
7,479Shinagawa, Tokyo1916年設立公式サイト

事業セグメント構成

自動車事業53%
産業機械事業47%
自動車事業 (53%)産業機械事業 (47%)

国内最大手、世界でも有数のシェアを誇るベアリング(軸受)メーカー。自動車部品や精機製品にも強みを持ち、高度な摩擦制御技術で世界の産業を支える。

収益

2025年3月期

7,967億円

+1.0% 前年比

純利益

2025年3月期

106億円

+25.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

1.60%

日本精工株式会社とは — 会社解説

1916年創業の日本精工(NSK)は、国内最大手、世界でもトップクラスのシェアを誇るベアリング(軸受)メーカーです。軸受、ステアリング、精機製品の3本柱を展開し、「Motion & Control」をスローガンに摩擦を制御する独自の技術力で世界の産業を支えています。自動車の電動化やロボティクス、風力発電などの成長分野への注力を強めており、単なる部品メーカーから、高度なシステムソリューションを提供する企業への進化を図っています。長年の信頼性と、グローバルな供給網が同社の強固な基盤となっています。

事業モデル・収益構造

産業機械事業と自動車事業を両輪としています。主に、摩擦を低減するベアリングを産業機械・自動車メーカーへ供給することで収益を得ています。また、自動車の走行安全を担うステアリング製品も大きな収益源です。現在は原材料価格や物流費の高騰に対し、適切な価格転嫁を進めることでマージンを確保するとともに、高付加価値製品へのシフトによる利益率向上を目指しています。

日本精工の強み・特徴

  • 国内1位、世界3位の圧倒的なシェアを持つベアリング製造技術と品質信頼性
  • 自動車の「走る・曲がる・止まる」を支える広範な製品群と、電動化に対応した技術開発力
  • 世界30カ国以上に展開するグローバルな生産・販売ネットワークと顧客対応力
  • 産業用ロボットや工作機械に不可欠な精密軸受・ボールねじにおける高い市場占有率

投資家が注目するポイント

  • 1最新決算ではステアリング事業の再連結と価格転嫁が進み、純利益が前年同期比約3.4倍と急回復
  • 2営業利益率は3.57%から4.2%へ改善傾向。通期予想を上方修正しており、収益性の底打ち感が鮮明
  • 3ステアリング事業の100%子会社化による迅速な意思決定と、自動車事業全体の再構築が今後の焦点
  • 4中国や欧州の産業機械需要の停滞がリスク要因。一方で、ロボティクス等の新領域への投資成果が待たれる

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は764万円。製造業の中では安定した水準であり、福利厚生や手当も充実している
  • 2平均勤続年数16.7年と定着率が高く、腰を据えて技術を磨ける環境がある
  • 3グローバル展開が加速しており、海外駐在や海外拠点のエンジニアとの協働機会が豊富
  • 4電動化やAI、ロボティクスといった最先端技術への投資を強化しており、新技術に挑戦できる土壌がある

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

産業機械事業

47%

工場等の生産現場で稼働するポンプ、コンプレッサ、送風機、ボイラといった、各種産業プロセスに不可欠な機械設備の開発・製造および販売を行う。

収益3,615億円営業利益139億円営業利益率3.9%

自動車事業

53%

四輪車や二輪車、商用車などの開発、製造、販売および保守部品の提供を行う、グループ収益の柱となる基幹事業です。

収益4,017億円営業利益161億円営業利益率4.0%

よくある質問(日本精工について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

7,600億円

営業利益予想

220億円

純利益予想

70億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#日本精工#6471#増収増益#NTN

日本精工・2026年3月期通期、純利益2.1倍の228億円——ステアリング事業再編が寄与、NTNとの経営統合へ

ベアリング国内最大手の日本精工が発表した2026年3月期連結決算は、売上高が前期比 14.4%増 の 9,116億円 、親会社の所有者に帰属する当期利益が同 114.8%増 の 228億円 と大幅な増収増益となった。ステアリング事業の再編に伴う一時的な利益計上に加え、自動車事業での価格転嫁が進んだことが業績を押し上げた。同社は同日、競合のNTNと2027年10月を目処に共同持株会社を設立し経営統合することで基本合意したと発表。グローバル市場での競争力強化に向けた大きな転換点を迎えている。

+14.4%売上+36.4%営業利益+114.8%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、数値上の大幅増益よりも、むしろNTNとの経営統合という歴史的な経営判断です。かつて国内で激しくシェアを争った2社が統合へ舵を切ったことは、独立系メーカーとしてEVシフトや中国メーカーの台頭に単独で立ち向かうことの限界を示唆しています。 財務面では、ステアリング事業の再編によって利益が嵩上げされていますが、本業の産業機械が欧州不振で苦戦している点は懸念材料です。構造改革費用を計上して膿を出し切る姿勢は見られますが、2027年3月期の売上高1兆円という目標は、為替影響を除くとかなり野心的な数字と言えます。 投資家としては、統合比率(株式移転比率)の決定プロセスや、統合による具体的なコストシナジーの算定が今後の焦点となります。就活生にとっては、古い業界イメージを脱却し、ロボティクスやAIを活用した「状態監視システム」などへの業態変革を進める同社のダイナミズムを評価すべき局面でしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
7,967億円285億円106億円1.2兆円+1.0%
2024
通期
7,889億円274億円85億円1.3兆円+1.6%
2023
通期
7,768億円438億円184億円1.2兆円-10.2%
2022
通期
8,652億円294億円166億円1.2兆円+15.7%
2021
通期
7,476億円64億円4億円1.2兆円

従業員データ

平均年収

764万円

業界平均: 786.7万円

初任給

25.2万円

月額 252,000

平均年齢

41.9

平均勤続年数: 16.7

従業員数

7,479

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
764万円
初任給(月額)
252,000

社員データ

従業員数
7,479
平均年齢
41.9
平均勤続年数
16.7

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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