業界ダイジェスト
NTN株式会社

NTN株式会社

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機械業界
5,581Osaka, Osaka1918年設立公式サイト

事業セグメント構成

日本36%
米州28%
欧州19%
アジア他17%
日本 (36%)米州 (28%)欧州 (19%)アジア他 (17%)

世界有数のベアリング(軸受)メーカー。自動車用等速ジョイントで世界トップシェアを誇り、産業機械や航空宇宙など幅広い分野で精密加工技術を展開。

収益

2025年3月期

8,256億円

-1.3% 前年比

純利益

2025年3月期

-23,801百万円

-325.2% 前年比

平均年収

724.2万円

業界平均: 786.7万円

NTN株式会社とは — 会社解説

1918年創業の世界的なベアリング(軸受)メーカーです。自動車の車輪にパワーを伝える「等速ジョイント(CVJ)」で世界トップシェアを誇り、精密加工技術では世界屈指の実力を持ちます。自動車向けが主力ですが、産業機械、航空宇宙、再生可能エネルギー(風力発電用軸受)など、回転するあらゆる機械を支える部品を供給しています。近年は海外拠点の収益性悪化に苦しんでいましたが、不採算事業の整理や売価転嫁を進め、V字回復に向けた構造改革の最終局面を迎えています。

事業モデル・収益構造

自動車メーカーや産業機械メーカーへの部品供給(OEM)が主ですが、利益率の高い補修用部品(アフターマーケット)市場にも強みを持ちます。グローバルな製造・販売体制を敷いており、特にアジア市場での収益性が高い構造です。現在は価格改定(値上げ)と固定費削減により、減収でも利益が出る体質への転換を進めています。

NTNの強み・特徴

  • 自動車用等速ジョイント(CVJ)で世界トップクラスの圧倒的な市場占有率
  • 100年以上の歴史で培われた、1ミクロン以下の誤差も許さない超精密加工技術
  • 風力発電機用軸受など、環境・クリーンエネルギー分野での高い技術競争力
  • 全世界に広がる製造・販売・研究拠点を持ち、現地の需要に即応できる体制

投資家が注目するポイント

  • 1米州セグメントが黒字転換を果たすなど、長年の懸念だった海外収益性が改善傾向
  • 2インフレ環境下での「売価転嫁(値上げ)」が浸透し、営業利益率が着実に向上している
  • 3転換社債の行使により自己資本比率が30%台に乗るなど、財務基盤の安定性が急速に高まった
  • 4通期での構造改革費用計上により最終赤字予想だが、来期以降の利益拡大に向けた「前向きな損失」

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均勤続年数20.1年と極めて長く、腰を据えて技術を磨ける伝統的な日本企業の良さがある
  • 2平均年収724.2万円と安定しており、精密機械分野のプロフェッショナルとして成長できる環境
  • 3若手から海外赴任のチャンスが多く、グローバルな視点でプロジェクトに携わることが可能
  • 4EV化の流れの中でも、CVJや高機能軸受の需要は継続しており、技術的挑戦の機会が豊富

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

日本

36%

国内における完成車の製造、販売、および研究開発活動を統括し、日本市場のニーズに応じた製品とサービスの提供を担当します。

収益3,545億円営業利益112億円営業利益率3.2%

米州

28%

北米・中南米市場における製造・販売拠点として、現地のニーズに合わせた化学製品や素材、サービスの提供を行っています。

収益2,719億円営業利益-395百万円営業利益率-0.1%

欧州

19%

欧州各国での車両販売や輸入、現地生産拠点を通じた製品供給、および現地の環境規制に合わせたブランド展開を担う事業単位です。

収益1,905億円営業利益-4,163百万円営業利益率-2.2%

アジア他

17%

アジア地域(日本を除く)およびその他の地域を対象とするセグメントです。新興国の成長を取り込み、現地のインフラ需要に対応した事業を展開します。

収益1,686億円営業利益148億円営業利益率8.8%

よくある質問(NTNについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

7,900億円

営業利益予想

240億円

純利益予想

-6,000百万円

為替レートは1US$=140円、1EURO=160円を想定

決算レポート

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2026年3月期 通期
#NTN#黒字転換#経営統合#日本精工

NTN・2026年3月期、営業益35%増の310億円で黒字浮上——日本精工との経営統合で業界再編へ

ベアリング大手のNTNが発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比0.1%増の8,263億円、営業利益が同35.2%増の310億円となりました。原材料高に対する価格転嫁の進展や、北米・欧州での徹底したコスト構造改革が功を奏し、最終損益は前期の赤字から128億円の黒字へ急回復しました。さらに同社は同日、業界首位の日本精工(NSK)との共同持株会社設立による経営統合に基本合意したと発表。世界的な競争激化を見据え、日本発の巨大ベアリングメーカー誕生へと舵を切ります。

+0.1%売上+35.2%営業利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も驚くべきは、数値以上に「日本精工との経営統合」という歴史的な決定です。長年、日本のベアリング業界はNSK、NTN、ジェイテクトの3強体制が続いてきましたが、今回の統合合意は、単なる1企業の決算を超えた「業界のサバイバルに向けた再編」の号砲といえます。 - 業績面では、赤字から一気に営業利益率3.8%まで引き上げた構造改革のスピード感を高く評価できます。 - 特に等速ジョイント(CVJ)の利益率向上は、競合他社に対する強い競争力を示しています。 - 統合プロセスにおいては、重複する拠点の再編や企業文化の融合が焦点となりますが、NTNがこれまで進めてきた「DRIVE NTN100」による身軽な組織への脱皮は、統合交渉においても有利な材料となるでしょう。 - 投資家目線では、自己資本比率の30%台復帰と増配方針は非常にポジティブなサプライズであり、財務リスクへの懸念は大きく後退したと言えます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
8,256億円230億円-23,801百万円8,564億円-1.3%
2024
通期
8,363億円281億円106億円9,103億円+8.1%
2023
通期
7,740億円171億円104億円8,698億円+20.6%
2022
通期
6,420億円69億円73億円8,555億円+14.1%
2021
通期
5,628億円8,366億円

従業員データ

平均年収

724.2万円

業界平均: 786.7万円

初任給

25.7万円

月額 257,000

平均年齢

42.1

平均勤続年数: 20.1

従業員数

5,581

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
724.2万円
初任給(月額)
257,000

社員データ

従業員数
5,581
平均年齢
42.1
平均勤続年数
20.1

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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