業界ダイジェスト
オリンパス株式会社

オリンパス株式会社

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医療機器業界
2,494Shinjuku, Tokyo1919年設立公式サイト

事業セグメント構成

内視鏡64%
治療機器36%
内視鏡 (64%)治療機器 (36%)

消化器内視鏡で世界シェア約70%を誇る医療機器のグローバルリーダー。精密光学技術を強みに、低侵襲治療の普及とがんの早期診断に貢献。

収益

2025年3月期

9,973億円

+7.7% 前年比

純利益

2025年3月期

1,179億円

-51.4% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

15.62%

オリンパス株式会社とは — 会社解説

オリンパスは、1919年創業の精密光学技術を源流に持つ医療機器のグローバルリーダーです。かつてはカメラや顕微鏡事業で知られましたが、現在は消化器内視鏡で世界シェア約70%を誇る「メドテック(医療技術)企業」へと完全に転換しました。がんと闘う患者の早期診断や低侵襲治療(体への負担が少ない治療)に貢献しており、収益の大部分を海外で稼ぐグローバル企業です。現在は構造改革プロジェクト「Elevate」を通じて、さらなる収益性向上と品質管理体制の強化を進めています。

事業モデル・収益構造

高精細な内視鏡システム本体の販売に加え、処置具(使い捨ての治療用消耗品)の継続的な販売、および高度な保守・メンテナンスサービスによる「カミソリと替刃」モデルで安定した高収益を実現しています。売上の約6割以上を利益率の高い内視鏡事業が占めています。

オリンパスの強み・特徴

  • 消化器内視鏡において世界シェア約70%という圧倒的な独占的地位
  • 100年培った光学技術と精密加工技術による、医師のニーズに応える製品開発力
  • 世界中の医療機関と直結した、他に類を見ない広範な販売・サービス網
  • 低侵襲治療の普及による医療コスト削減と患者のQOL向上への貢献

投資家が注目するポイント

  • 1営業利益率20%超を目指す目標を掲げ、構造改革費用を計上しつつ収益基盤を強化中
  • 2内視鏡の買い替えサイクルに加え、利益率の高い治療機器(処置具)の成長が鍵
  • 3ROE 15%超を維持し、積極的な自己株買いを行うなど株主還元姿勢が極めて強い
  • 4中国の景気動向や米国での製品回収・規制対応に伴うコスト発生には注視が必要

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は1,000万円を超え、国内メーカーの中でもトップクラスの待遇
  • 2医療を通じた社会貢献性が非常に高く、自社製品が世界中の人命を救う誇りを持てる
  • 3「グローバル1社体制」を推進しており、英語を活かした活躍の場が急速に拡大
  • 4有給休暇取得率が高く、男性の育休取得も進むなど、ワークライフバランスが極めて良好

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

内視鏡

64%

消化管、呼吸器等の疾患の診断・治療に使用される電子内視鏡システムや周辺機器を開発し、医療の低侵襲化を実現する事業です。

収益6,361億円営業利益1,414億円営業利益率22.2%

治療機器

36%

処置具やエネルギーデバイスなど、内視鏡や手術器具と組み合わせて疾患の直接的な治療を行うための医療機器を提供しています。

収益3,607億円営業利益615億円営業利益率17.0%

よくある質問(オリンパスについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

9,990億円

営業利益予想

1,500億円

純利益予想

1,050億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#オリンパス#精密機器#過去最高売上#構造改革

オリンパス・2026年3月期、売上高1兆円突破も純利益42%減——構造改革費用が重荷、次期は大幅増益のV字回復へ

オリンパスが発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比 1.3%増 の 1兆106億円 となり、同社として初めて1兆円の大台を突破しました。一方で、営業利益は前期比 40.2%減 の 971億円 と大幅な減益を記録しており、これはグローバルな組織体制の最適化に伴う 構造改革費用269億円 や、開発資産の減損損失などが重荷となったためです。足元では主力の内視鏡事業が欧米を中心に堅調な一方、次期は一過性費用の解消により営業利益が最大 60.1%増 となる大幅な回復を見込んでいます。

+1.3%売上-40.2%営業利益-42.2%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算は、オリンパスが「カメラの会社」から「世界的な医療機器(メドテック)企業」へと完全に脱皮するための、いわば 「生みの苦しみ」 を体現した内容と言えます。 - 評価できる点: 構造改革費用を当期に集中させて膿を出し切りつつ、年間配当の増配と600億円もの自社株買いを同時に発表した点は、経営陣の次期以降の利益回復に対する強い自信の表れと捉えられます。売上高1兆円突破という規模感も、グローバルプレイヤーとしての地位を固めつつある証拠です。 - 懸念点: サージカル事業の赤字転落は想定以上に重く、特に北米での製品回収や出荷停止の影響が利益率を大きく毀損しています。また、中国市場における現地メーカーの追い上げと政策的な逆風は、かつての高収益モデルを維持する上での構造的なリスクとして残り続けています。 - 今後の注目: 2027年3月期の予想幅が約200億円と広く設定されているのは、マクロ環境の不透明さを反映しています。投資家としては、第1四半期以降、構造改革の効果がどれだけ「調整後営業利益」の改善として数値に現れてくるか、またFDAとの対話が改善に向かうかどうかが焦点となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
9,973億円1,625億円1,179億円1.4兆円+7.7%
2024
通期
9,258億円514億円2,426億円1.5兆円+5.0%
2023
通期
8,819億円1,866億円1,434億円1.5兆円+17.6%
2022
通期
7,501億円1,462億円1,157億円1.4兆円+2.7%
2021
通期
7,305億円820億円129億円1.2兆円

従業員データ

平均年収

1,046万円

業界平均: 871.7万円

初任給

23.6万円

月額 236,000

平均年齢

43.3

平均勤続年数: 13.5

従業員数

2,494

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
1,046万円
初任給(月額)
236,000

社員データ

従業員数
2,494
平均年齢
43.3
平均勤続年数
13.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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