業界ダイジェスト
オムロン株式会社

オムロン株式会社

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電機業界
3,873Kyoto, Kyoto1933年設立公式サイト

事業セグメント構成

IAB45%
HCB18%
SSB18%
DMB13%
DSB5%
IAB (45%)HCB (18%)SSB (18%)DMB (13%)DSB (5%)

産業向け制御機器で世界屈指。工場の自動化(FA)を支えるセンサーやコントローラーに強み。電子部品や血圧計などのヘルスケア事業も展開。

収益

2025年3月期

8,018億円

-2.1% 前年比

純利益

2025年3月期

163億円

+100.7% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

2.10%

オムロン株式会社とは — 会社解説

1933年創業、京都に本社を置くオムロンは、産業向け制御機器(FA)で世界屈指のシェアを誇るリーディングカンパニーです。「センシング&コントロール+Think」を核に、工場の自動化を支えるセンサーやコントローラーのほか、血圧計で世界トップのヘルスケア、社会インフラ、電子部品事業を展開しています。近年はデータ活用によるDX推進や、JMDCの買収を通じたデータソリューション事業(DSB)への転換を加速。最新決算では、生成AI関連の設備投資需要を的確に捉え、純利益が前年比99.6%増と劇的な回復を見せており、モノづくりとデータが融合する新たな成長フェーズにあります。

事業モデル・収益構造

主要な収益源は、売上の約45%を占める制御機器事業(IAB)です。高度な技術力を背景とした高付加価値製品の販売に加え、顧客の工場課題を解決するソリューション提供で高い利益率を維持しています。また、世界シェア1位の血圧計等のデバイス販売と、JMDCを核とした医療ビッグデータ解析によるストック型ビジネスの構築も進めており、ハードとソフトの両面から多角的な収益を上げるモデルとなっています。

オムロンの強み・特徴

  • 世界最高水準のセンシング技術と、20万点を超える圧倒的な制御機器の製品ラインナップ。
  • 家庭用血圧計で世界シェア約5割を誇る、強力なヘルスケアブランドとグローバル販売網。
  • JMDCを傘下に収めたことで実現した、数億件規模の医療ビッグデータを活用した独自のDX事業。
  • 独自の企業理念「大いなる社会ニーズに先駆ける」に基づいた、高い研究開発力と社会課題解決能力。

投資家が注目するポイント

  • 1生成AIインフラ需要の拡大に伴い、制御機器(IAB)や電子部品(DMB)の受注が急速に回復。
  • 2不採算事業の整理や人員最適化といった構造改革が一巡し、営業利益率の向上(最新Q3で5.5%)が鮮明に。
  • 3DSB(データソリューション)事業が20%超の高成長を維持しており、将来の新たな利益の柱として期待。
  • 4中国市場の低迷やEV需要減速を生成AI需要で相殺できる、強固な事業ポートフォリオの二極化対応力。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収820.5万円と高く、平均勤続年数15.2年、平均年齢44.5歳と、安定して長期キャリアを築ける環境。
  • 2初任給27万円と高水準の設定。京都発祥のグローバル企業として、海外売上比率も高くグローバルに活躍可能。
  • 3「センサーの会社」から「データ活用の会社」への転換期にあり、AIやDXに携わる機会が豊富。
  • 4創業以来の「企業理念」が浸透しており、技術を通じて社会貢献を実感しやすい風土がある。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

IAB

45%

工場等の製造現場に対し、センサーやコントローラー等の制御機器を提供することで、生産ラインの自動化と生産性向上を実現する事業です。

収益3,608億円営業利益363億円営業利益率10.1%

HCB

18%

家庭用血圧計やネブライザ、医療機関向け検査機器などを開発・提供し、生活習慣病の予防や治療を支援するヘルスケア事業です。

収益1,459億円営業利益175億円営業利益率12.0%

SSB

18%

駅の自動改札機や交通管制システム、決済ソリューションを提供し、都市インフラの効率化と人々の安心・安全な移動を支える事業です。

収益1,456億円営業利益168億円営業利益率11.5%

DMB

13%

家電、モバイル、車載機器などに組み込まれるスイッチ、リレー、コネクタ等の電子部品やモジュールを世界規模で展開する事業です。

収益1,054億円営業利益28億円営業利益率2.7%

DSB

5%

現場から収集したデータを活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて顧客の課題解決や新たな価値を共創する事業です。

収益427億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

よくある質問(オムロンについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

8,275億円

営業利益予想

605億円

純利益予想

32.3兆円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#オムロン#6645#制御機器#生成AI

オムロン・2026年3月期通期、営業利益12%増の599億円——生成AI向け制御機器が牽引、電子部品事業の売却で構造改革加速

オムロンが発表した2026年3月期の連結決算は、売上高が前期比 7.3%増 の 7,673億円 、営業利益が同 12.1%増 の 599億円 と増収増益を確保しました。生成AI関連の旺盛な需要を捉えた制御機器事業が業績を牽引したほか、構造改革プログラム「NEXT2025」による固定費削減が実を結びました。同社は収益基盤の再構築に向け、電子部品事業(DMB)の売却を決定し「非継続事業」に分類するなど、事業ポートフォリオの最適化を急ピッチで進めています。

+7.3%売上+12.1%営業利益+75.1%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、長年の主力の一角であった電子部品事業(DMB)の売却を決断したことです。これは、かつての「何でも作るオムロン」から、高収益な制御機器やデータビジネスへ「選択と集中」を強める明確なメッセージと言えます。 - 強み: 生成AIブームにより、同社の高精度なセンサーや制御技術が不可欠となっている点。IABセグメントの利益率向上がその証左です。 - 懸念点: ヘルスケア事業における中国依存と関税リスク。中国市場の低迷を他の地域でどこまでカバーできるかが焦点となります。 - 注目ポイント: 2027年3月期からのIFRS移行。会計基準の変更により、のれん代の償却がなくなるなど財務諸表の見え方が変わるため、投資家は実質的な成長性をより厳密に判断する必要があります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
8,018億円540億円163億円1.4兆円-2.1%
2024
通期
8,188億円343億円81億円1.4兆円-6.5%
2023
通期
8,761億円1,007億円739億円9,982億円+14.8%
2022
通期
7,629億円893億円614億円9,306億円+16.4%
2021
通期
6,555億円625億円433億円8,204億円

従業員データ

平均年収

820.5万円

業界平均: 876.5万円

初任給

27.0万円

月額 270,000

平均年齢

44.5

平均勤続年数: 15.2

従業員数

3,873

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
820.5万円
初任給(月額)
270,000

社員データ

従業員数
3,873
平均年齢
44.5
平均勤続年数
15.2

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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