業界ダイジェスト
株式会社シマノ

株式会社シマノ

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スポーツ・レジャー用品業界
1,748Sakai, Osaka1921年設立公式サイト

事業セグメント構成

自転車部品76%
釣具24%
その他0%
自転車部品 (76%)釣具 (24%)その他 (0%)

自転車部品で世界シェア約8割を誇る圧倒的な最大手。精密な金属加工技術に強み。釣具事業でも世界有数のブランド力を持ち、高機能な製品をグローバルに展開。

収益

2025年12月期

4,662億円

+3.4% 前年比

純利益

2025年12月期

340億円

-55.5% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

3.90%

株式会社シマノとは — 会社解説

株式会社シマノは、1921年に大阪府堺市で創業した、自転車部品と釣具において世界的な影響力を持つグローバルメーカーです。自転車部品の駆動系・ブレーキ部品では世界シェア約8割を誇り、業界では「自転車界のインテル」と称されるほどの圧倒的な地位を築いています。精密な「冷間鍛造技術」を核とした金属加工に強みを持ち、その高い品質と信頼性はプロのロードレースから一般ユーザーまで幅広く支持されています。近年はコロナ禍の特需の反動による在庫調整に直面していますが、中国でのスポーツバイク人気の高まりや釣具事業の成長を背景に、持続的な成長を目指しています。

事業モデル・収益構造

主に世界の自転車メーカー(OEM)に対して、変速機やブレーキなどの機能部品を「コンポーネント」としてセット供給するB2Bビジネスを展開しています。また、釣具事業ではリールやロッドなどの高付加価値製品を、国内外の小売店を通じて消費者に販売するB2Cモデルを構築。売上の約76%を自転車、約24%を釣具が占め、海外売上比率が約90%に達する極めて収益基盤の広いグローバルな構造が特徴です。

シマノの強み・特徴

  • 自転車部品の主要カテゴリーで世界シェア約8割を占め、業界のデファクトスタンダードを確立している圧倒的競争力。
  • 金属を削らずに成形する「冷間鍛造技術」により、軽量化と極めて高い耐久性を両立させる精密加工技術。
  • 自己資本比率92%を超える鉄壁の財務基盤を持ち、不況下でも積極的な研究開発や設備投資を継続できる経営体力。

投資家が注目するポイント

  • 1欧米市場の自転車在庫調整は終盤にあり、今後は中国市場でのスポーツバイクブームが新たな収益の柱として期待されます。
  • 2釣具事業がアジア圏を中心に高価格帯製品で大幅な増益を達成しており、自転車事業のボラティリティを補完する多角化が奏功。
  • 3配当維持や株主還元に積極的であり、ROEは一時的に低下しているものの、キャッシュリッチな財務背景から長期的な投資妙味が強い。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収856.2万円と製造業屈指の高水準。初任給も293,700円と高く、若手から安定した待遇が期待できます。
  • 2海外売上比率が9割と高く、大阪の堺を拠点としながらも、グローバルな視点で世界中の市場やレースシーンに関わる機会が豊富。
  • 3平均勤続年数13.8年、離職率の低さが示す通り、落ち着いた社風の中で「ものづくり」を極めることができる環境。

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

自転車部品

76%

自転車の変速機やブレーキ、駆動系部品などの開発、製造、販売を行う。スポーツサイクル向け部品を中心に、世界市場で高いシェアを誇る主力事業セグメントである。

収益3,550億円営業利益428億円営業利益率12.1%

釣具

24%

リール、ロッド、釣り用ラインやウェアなどの開発と製造販売を行う。初心者からプロのアングラーまで幅広い層に向けた製品を展開し、国内外のレジャー需要に応える。

収益1,108億円営業利益89億円営業利益率8.0%

その他

0%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益4億円営業利益-29百万円営業利益率-6.6%

よくある質問(シマノについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

4,670億円

営業利益予想

470億円

純利益予想

420億円

決算レポート

2
2026年12月期 第1四半期
#シマノ#自転車部品#釣具#在庫調整

シマノ・2026年12月期Q1、純利益30.9%増の128億円——釣具が大幅増益も、自転車部品は在庫調整で営業利益35%減

自転車部品の世界最大手、シマノが23日に発表した2026年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比 3.6%増 の 1,176億4,400万円 、純利益が同 30.9%増 の 128億1,400万円 となりました。主力の自転車部品セグメントで市場在庫の調整が続き大幅な営業減益を強いられた一方、アジア圏を中心とした釣具事業の好調や、投資有価証券の売却に伴う特別利益の計上が最終利益を押し上げました。足元では自転車需要の回復に地域差が見られるものの、高価格帯の釣具需要が業績の下支えとなっています。

+3.6%売上-35.6%営業利益+30.9%純利益

AIアナリスト視点

シマノの決算は、パンデミック特需の「反動」と「新たな成長軸」が鮮明に分かれた内容と言えます。 - 自転車事業の苦戦: 営業利益がほぼ半減した点は衝撃的ですが、これは製品の魅力低下ではなく、流通在庫の滞留という構造的な問題に起因しています。生産調整による一時的な利益率悪化は避けられませんが、中国でのスポーツバイク人気など、長期的なトレンドは依然としてポジティブです。 - 釣具の驚異的な伸び: 本決算の白眉は釣具事業の成長です。特にアジア市場における高価格帯リールの強さは、同社のブランド力が自転車以外でも圧倒的であることを証明しています。 - 鉄壁の財務: 自己資本比率92%超という財務の健全性は、不況下でも研究開発投資や株主還元を止めない「守りの強さ」を示しており、長期投資家にとっては安心感のある内容です。今後の焦点は、欧州の在庫調整がいつ完了し、自転車事業の利益率がいつ反転するかの一点に集約されるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
4,662億円517億円340億円9,383億円+3.4%
2024
通期
4,510億円651億円763億円9,590億円-4.9%
2023
通期
4,744億円837億円611億円8,717億円-24.6%
2022
通期
6,289億円1,692億円1,282億円8,264億円+15.1%
2021
通期
5,465億円1,483億円1,159億円7,054億円

従業員データ

平均年収

856.2万円

業界平均: 792.5万円

初任給

29.4万円

月額 293,700

平均年齢

41.3

平均勤続年数: 13.8

従業員数

1,748

給与・待遇

平均年収
856.2万円
初任給(月額)
293,700

社員データ

従業員数
1,748
平均年齢
41.3
平均勤続年数
13.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

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