業界ダイジェスト
住友化学株式会社

住友化学株式会社

4005
化学業界
6,669Tokyo1913年設立公式サイト

事業セグメント構成

エッセンシャル&グリーンマテリアルズ36%
ICT &モビリティソリューション24%
アグロ&ライフソリューション22%
住友ファーマ16%
アドバンストメディカルソリューション2%
エッセンシャル&グリーンマテリアルズ (36%)ICT &モビリティソリューション (24%)アグロ&ライフソリューション (22%)住友ファーマ (16%)アドバンストメディカルソリューション (2%)

日本を代表する総合化学メーカー。半導体材料や農薬、医薬品など多岐にわたる事業をグローバルに展開。住友グループの中核を担う。

収益

2025年3月期

2.6兆円

+6.5% 前年比

純利益

2025年3月期

386億円

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

4.14%

住友化学株式会社とは — 会社解説

住友化学株式会社は、1913年設立の住友グループ中核を担う総合化学メーカーです。石油化学から半導体材料、農薬、医薬品まで幅広く手掛けるグローバル企業です。近年は石化市況の悪化や医薬部門の特許切れ(パテント・クリフ)に伴い厳しい局面を迎えていましたが、現在は「構造改革」を断行中。不採算事業の整理と医薬部門の再建により、2026年3月期にはコア営業利益が劇的に改善するなど、V字回復の兆しを見せています。次世代の成長分野として、半導体用高機能材料や環境負荷低減技術に注力しています。

事業モデル・収益構造

研究開発型企業として、高機能な化学製品や医薬品を製造・販売しています。収益源は多岐にわたり、世界シェアの高い農薬(アグロ事業)、先端半導体向けの感光材(ICT事業)、北米を中心とした新薬販売(医薬事業)が利益を牽引。石化部門は汎用品から高付加価値品への転換を進めています。

住友化学の強み・特徴

  • 世界的な食糧需要を背景とした、強固なグローバル販売網を持つ農薬・防疫事業。
  • 最先端半導体の製造に欠かせないフォトレジスト等で世界トップクラスのシェア。
  • 住友グループの伝統に基づく「自利利他 公私一如」の精神と、強固な顧客基盤。
  • 構造改革により「売上が減っても利益が出る」筋肉質な体質への劇的な転換。

投資家が注目するポイント

  • 1構造改革の進展により、2026年3月期Q3のコア営業利益が前年同期比3.1倍と爆発的に回復。
  • 2住友ファーマの新薬「オルゴビクス」等の好調により、最大の懸念だった医薬部門が黒字化へ。
  • 3通期利益予想の上方修正と年間配当の4.5円増額を決定し、株主還元姿勢を強化。
  • 4成長分野(半導体・環境)へのリソース集中により、市況に左右されにくい利益構造の構築を推進。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収約818万円、平均勤続年数16.3年と、腰を据えて長く働ける安定した職場環境。
  • 2世界各地に拠点があり、海外駐在やグローバルプロジェクトに携わるチャンスが豊富。
  • 3化学・薬学から機械・DXまで幅広い専門性が必要とされ、多様なキャリアパスが存在。
  • 4伝統ある大企業ながら、危機を経て「変革」を重視する文化へ移行しており、挑戦的な仕事も増加。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

アグロ&ライフソリューション

22%

農薬、家庭用殺虫剤、動物用医薬品などを提供し、農業生産の効率化と公衆衛生・人々の快適な生活環境の維持に貢献しています。

収益5,402億円営業利益550億円営業利益率10.2%

ICT &モビリティソリューション

24%

デジタル機器向けの電子材料と、次世代モビリティ向けの先端部材を融合させ、高度情報化と移動の進化を支える材料・技術を提供しています。

収益6,070億円営業利益706億円営業利益率11.6%

アドバンストメディカルソリューション

2%

高度な診断装置、低侵襲治療用製品、高度な医療材料などの提供を通じて、医療の質向上と患者負担の軽減を支援しています。

収益621億円営業利益40億円営業利益率6.4%

エッセンシャル&グリーンマテリアルズ

36%

産業に必須の基礎化学品を安定供給しつつ、カーボンニュートラルに貢献する環境配慮型素材や技術の開発に注力しています。

収益8,990億円営業利益-58,500百万円営業利益率-6.5%

住友ファーマ

16%

グループ内における医薬品事業の中核として、精神神経領域やがん領域、再生医療分野における革新的な医薬品の研究開発・販売を担っています。

収益3,980億円営業利益353億円営業利益率8.9%

よくある質問(住友化学について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2.3兆円

営業利益予想

1,050億円

純利益予想

400億円

為替相場を145.00円/$、ナフサ価格を68,000円/KLと想定

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#住友化学#4005#増収増益#構造改革

住友化学・2026年3月期通期、コア営業利益48%増の2,083億円——構造改革が進展、医薬品事業が大幅な増益を牽引

住友化学が発表した2026年3月期の連結決算は、売上収益が前年比 10.7%減 の 2兆3,285億円 となったものの、企業の真の収益力を示すコア営業利益は同 48.3%増 の 208,376百万円 と大幅な増益を達成しました。北米での医薬品販売の拡大や構造改革に伴うコスト削減が奏功し、実質的な利益水準が大きく改善しています。親会社の所有者に帰属する当期利益も前年比 57.9%増 の 60,947百万円 に拡大し、経営再建が着実に進んでいることを示しました。

-10.7%売上-21.4%営業利益+57.9%純利益

AIアナリスト視点

住友化学の今期決算は、まさに「構造改革の成果が数字に現れた」内容といえます。特に、これまでの最大懸念であった子会社の住友ファーマが、新薬の浸透と徹底したコスト管理によって大幅な増益を達成したことが、グループ全体のコア営業利益を力強く押し上げました。 特筆すべきは、減収でありながら利益が拡大している点です。これは、単なる市場回復に頼るのではなく、不採算事業の売却や棚卸資産の圧縮といった自浄作用が機能し、筋肉質な体質へ変化している証左です。有利子負債を1,347億円削減し、D/Eレシオを改善させた点も、投資家からの信頼回復に寄与するでしょう。 一方で、石油化学(エッセンシャル&グリーン)部門は市況の波を受けやすく、サウジアラビアのペトロ・ラービグ社といった持分法適用会社の収益安定化は依然として課題です。今後は、農薬や半導体材料といった高付加価値領域へのシフトが、どこまで「成長」のスピードを加速させられるかが、次なる株価評価の焦点となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2.6兆円1,930億円386億円3.4兆円+6.5%
2024
通期
2.4兆円3.9兆円-15.5%
2023
通期
2.9兆円70億円4.2兆円+4.7%
2022
通期
2.8兆円2,150億円1,621億円4.3兆円+20.9%
2021
通期
2.3兆円1,371億円460億円4.0兆円

従業員データ

平均年収

818.3万円

業界平均: 868万円

初任給

28.0万円

月額 280,000

平均年齢

42.1

平均勤続年数: 16.3

従業員数

6,669

給与・待遇

平均年収
818.3万円
初任給(月額)
280,000

社員データ

従業員数
6,669
平均年齢
42.1
平均勤続年数
16.3

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

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