シスメックス株式会社

シスメックス株式会社

6869
医療機器業界
2,876Kobe, Hyogo1968年設立公式サイト

事業セグメント構成

EMEA統括27%
米州統括24%
中国統括23%
本社統括18%
AP統括8%
EMEA統括 (27%)米州統括 (24%)中国統括 (23%)本社統括 (18%)AP統括 (8%)

検体検査機器・試薬で世界トップクラス。特に血球計数検査(ヘマトロジー)分野では世界シェア首位を誇る、神戸発のグローバル医療機器メーカー。

収益

2025年3月期

5,086億円

+10.2% 前年比

純利益

2025年3月期

537億円

+8.1% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

11.98%

シスメックス株式会社とは — 会社解説

神戸に本社を置く、検体検査機器・試薬の世界的大手メーカーです。特に血液中の赤血球や白血球を分類・計測する血球計数検査(ヘマトロジー)分野では世界シェア首位を誇ります。190以上の国と地域で事業を展開するグローバル企業であり、売上の約8割を海外が占めます。近年はがんの個別化医療やアルツハイマー病の早期診断など、高付加価値な免疫検査・遺伝子検査領域へのシフトを進めるとともに、デジタル技術を駆使した検査データの活用支援にも力を入れています。

事業モデル・収益構造

「カミソリと替え刃」モデルを確立しています。まず高機能な検査装置を医療機関に設置し、その後、検査に不可欠な専用試薬やメンテナンスサービスを継続的に提供することで、長期にわたる安定収益を得る仕組みです。試薬の売上比率が高いため、一度装置が導入されれば、安定した収益が積み上がる構造になっています。

シスメックスの強み・特徴

  • ヘマトロジー(血球計数検査)分野で世界シェア1位という圧倒的な競争優位性。
  • 売上高の80%以上が海外。世界各地に構築された強固な直接販売・サービス網。
  • 高い参入障壁。精密機器、生化学、ITを統合した高度な技術力と、各国での認証取得ノウハウ。
  • ROE 11.98%を維持。高収益なリピート収益モデルによる、効率的な経営体制。

投資家が注目するポイント

  • 1中国市場の減速リスク。現地の医療費抑制政策により直近の営業利益が27.7%減と苦戦。
  • 2インドなど新興国市場の開拓。中国依存からの脱却と新たな成長エンジンの構築状況。
  • 3デジタル基盤構築に向けた先行投資。償却費負担が短期的な利益を圧迫するも、中長期の武器に。
  • 4上場30周年記念増配に見られる、業績低迷期でも維持される強い株主還元姿勢。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収913.3万円と医療機器・精密機器業界でトップクラスの待遇。平均年齢も42.3歳と若め。
  • 2グローバルな就業機会。入社後数年で海外赴任を経験する社員も多く、世界基準のキャリアが可能。
  • 3デジタル変革(DX)や新規事業開発に積極的で、最先端の技術環境で自己研鑽ができる。
  • 4「ヘルスケアの進化をデザインする」というミッションのもと、社会貢献度の高い仕事に携われる。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

本社統括

18%

グループ全体の経営戦略策定、研究開発、コーポレート機能の統括を行い、各事業の成長を横断的に支援する役割を担います。

収益940億円営業利益591億円営業利益率62.9%

日本における需要増加により、ヘマトロジー分野、血液凝固検査分野における機器及び試薬の売上が増加いたしました。

米州統括

24%

北米、中南米地域における各事業の営業・マーケティング、物流、コンプライアンス維持などの経営管理全般を統括する部門です。

収益1,229億円営業利益67億円営業利益率5.5%

北米では、ヘマトロジー分野、尿検査分野における試薬及び保守サービスの売上が増加いたしました。また、中南米では、ブラジル市場を中心に、ヘマトロジー分野の機器及び試薬や尿検査分野の試薬の売上が増加いたしました。

EMEA統括

27%

欧州、中東、アフリカ地域を対象に、地域特性に合わせた戦略の実行や現地拠点の最適化、規制対応を統括するセグメントです。

収益1,357億円営業利益106億円営業利益率7.8%

サウジアラビアにおける直販化拡大の効果も寄与し、ヘマトロジー分野における機器及び試薬の売上や、血液凝固検査分野における試薬の売上が増加いたしました。

中国統括

23%

中国市場における事業拡大に向けた販売網の構築、現地政府への規制対応、および地域特有の事業運営を総合的に管理しています。

収益1,178億円営業利益106億円営業利益率9.0%

検査数の増加により、ヘマトロジー分野及び血液凝固検査分野における試薬の売上が増加いたしました。

AP統括

8%

アジア、オセアニア地域(中国を除く)を管轄し、経済成長に伴う需要拡大に応えるための営業戦略や拠点管理を担うセグメントです。

収益382億円営業利益36億円営業利益率9.4%

インド市場での成長も寄与し、ヘマトロジー分野における機器及び試薬の売上や、血液凝固検査分野における試薬の売上が増加いたしました。

よくある質問(シスメックスについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

5,350億円

営業利益予想

915億円

純利益予想

570億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#シスメックス#6869#減収減益#中国市場低迷

シスメックス・2026年3月期Q3、営業利益27.7%減の486億円——中国市場の低迷とデジタル投資が重石、記念増配を発表

検体検査機器で世界首位級のシスメックスが12日に発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比 1.6%減 の 3,611億6,800万円 、営業利益が同 27.7%減 の 486億5,700万円 と大幅な減益となった。中国における医療費抑制政策の影響で同地域の売上が約2割減少したほか、デジタル基盤構築に向けた積極的な投資に伴う償却費の増加が利益を圧迫した。一方で、上場30周年を記念した増配を維持し、株主還元姿勢を鮮明にしている。

-1.6%売上-27.7%営業利益-20.9%純利益

AIアナリスト視点

シスメックスの今期決算は、長らく成長エンジンだった中国市場が明確な「ブレーキ」に転じた象徴的な内容です。医療の質よりもコスト削減が優先される現地の環境は、高付加価値戦略をとる日本企業にとって厳しい逆風となっています。 注目すべきは、業績が悪化する中でも「記念配当」を維持し、配当総額を増やしている点です。これは、投資家に対して一時的な業績低迷によるパニック売りを防ぐ意図があると考えられます。 就活生の視点では、単に「医療機器の安定企業」と見るのではなく、現在進行形のデジタル変革(DX)や、中国依存からの脱却を目指すインド等の新市場開拓といった、構造改革の真っ只中にある企業として捉えるのが正解でしょう。今後の焦点は、デジタル投資がいつ「費用」から「収益」に転換するか、その時期の見極めにあります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
5,086億円876億円537億円6,653億円+10.2%
2024
通期
4,615億円784億円496億円6,189億円+12.4%
2023
通期
4,105億円737億円458億円5,311億円+12.8%
2022
通期
3,638億円674億円441億円4,837億円+19.2%
2021
通期
3,051億円500億円319億円4,249億円

従業員データ

平均年収

913.3万円

業界平均: 871.7万円

初任給

25.0万円

月額 250,000

平均年齢

42.3

平均勤続年数: 12.7

従業員数

2,876

2024年12月時点

給与・待遇

平均年収
913.3万円
初任給(月額)
250,000

社員データ

従業員数
2,876
平均年齢
42.3
平均勤続年数
12.7

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2024年12月)

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