業界ダイジェスト
太陽誘電株式会社

太陽誘電株式会社

6976
電機業界
2,928Chuo, Tokyo1950年設立公式サイト

事業セグメント構成

コンデンサ68%
インダクタ18%
その他7%
複合デバイス7%
コンデンサ (68%)インダクタ (18%)その他 (7%)複合デバイス (7%)

積層セラミックコンデンサで世界トップクラスの電子部品メーカー。小型・高容量化技術に強みを持ち、スマホや車載向けに高付加価値な受動部品をグローバルに供給。

収益

2025年3月期

3,414億円

+5.8% 前年比

純利益

2025年3月期

23億円

-72.0% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

0.72%

太陽誘電株式会社とは — 会社解説

太陽誘電は、1950年創業の受動電子部品大手で、積層セラミックコンデンサ(MLCC)において世界トップクラスのシェアを誇ります。スマートフォン、自動車、ITインフラ、産業機器など、あらゆる電子機器に不可欠な部品を提供。特に小型・高容量化技術に定評があり、かつてのスマートフォン市場偏重から、現在は電気自動車(EV)やAIサーバー、5G基地局といった高付加価値な車載・産業機器市場への構造転換を強力に推進しています。

事業モデル・収益構造

売上の約7割を占める「コンデンサ事業」を中核とし、インダクタ、複合デバイスなどを展開しています。自社内で材料開発から製品化までを一貫して行う「材料からのものづくり」が特徴。需要変動の激しい民生品向けから、高単価で長期需要が見込める車載・インフラ向けへ製品ミックスをシフトすることで、利益率の改善と安定成長を図っています。

太陽誘電の強み・特徴

  • 材料技術に裏打ちされた、MLCCの小型・高容量化における世界屈指の技術力。
  • 車載・産業機器向け売上比率の拡大。戦略的なポートフォリオ転換により収益構造が強化。
  • AIサーバーや5Gインフラに不可欠な、最先端の高付加価値製品を供給できる開発スピード。

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期Q3で営業利益が前年比約2倍の165億円と急回復。通期予想も210億円に上方修正されました。
  • 2MLCCの製品ミックス改善。スマホ向けの落ち込みを、利益率の高い車載・インフラ向けで完全にカバーしています。
  • 3一時期の赤字圏から脱却し、ROEの改善と収益基盤の安定化が投資家から再評価されています。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1初任給が26.3万円と電子部品業界内でもトップクラスの設定。若手への還元に積極的な姿勢が見られます。
  • 2平均年齢41.2歳と、大手電子部品メーカーの中では比較的若く、活気のある職場環境。
  • 3次世代EVやAIサーバーなど、最先端テクノロジーの進化を支える「縁の下の力持ち」としてのやりがい。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

コンデンサ

68%

電子機器の電圧安定や信号処理に不可欠なアルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどを開発・製造し、幅広い産業に供給する事業です。

収益2,321億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

インダクタ

18%

スマートフォン、車載、産業機器の電源回路に使用されるインダクタ(コイル)等の磁性部品に特化し、電子機器の高性能化を支える事業です。

収益615億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

複合デバイス

7%

複数の機能を一つに集約した多層基板やモジュール部品を開発し、最終製品の小型化、高機能化、省電力化を実現する事業です。

収益230億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

その他

7%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益248億円営業利益0百万円営業利益率0.0%

よくある質問(太陽誘電について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3,400億円

営業利益予想

160億円

純利益予想

80億円

2026年3月期は、自動車の電子化・電動化やAIサーバーなどのデータセンターを中心とした情報インフラの投資拡大により電子部品の需要が増加しますが、為替の円高影響等により売上高は微減する見通しです。将来の需要増に対応するための投資に伴うコスト増などはありますが、需要増による稼働の上昇や通信用デバイス事業の構造改革による収益性改善などにより、各段階利益は増加する見込みです。

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#太陽誘電#6976#積層セラミックコンデンサ#MLCC

太陽誘電・2026年3月期通期、営業利益91%増の199億円――車載・インフラ好調、構造改革で純利益は6.3倍に急拡大

太陽誘電が発表した2026年3月期通期連結決算は、売上高が 3,553億4,100万円(前期比 4.1%増)、営業利益が 199億9,600万円(同 91.2%増)と大幅な増益を達成した。自動車の電子化やAIサーバー向け情報インフラ需要の拡大が追い風となり、主力製品のコンデンサが業績を牽引した。不採算事業の減損損失を計上しつつも、前年の低水準からの反動や為替差益により、親会社株主に帰属する当期純利益は 148億600万円(同 535.9%増)とV字回復を果たした。

+4.1%売上+91.2%営業利益+535.9%純利益

AIアナリスト視点

太陽誘電の今期決算は、電子部品業界における「二極化」を象徴する内容となりました。主力のMLCCは自動車やインフラ向けで圧倒的な強みを発揮し利益を押し上げましたが、一方でスマホ等の民生用向けが主体の複合デバイスは苦戦が続いています。 注目すべきは、足元の好業績に甘んじず、不採算の通信デバイス事業で減損を処理し、構造改革費用を投じた点です。これにより来期以降の「重荷」が軽減され、営業利益率 5.6%(今期)から 7.8%(来期予想)への収益性向上が射程に入っています。 就職活動中の学生にとっては、同社が「中期経営計画2030」を策定し、5年で2,700億円という巨額の設備投資を掲げている点は重要です。成長分野であるxEVやAIサーバーに特化する姿勢が明確であり、エンジニアや営業職としてのキャリアの方向性もこれら成長領域に収斂していくことが予想されます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3,414億円105億円23億円5,732億円+5.8%
2024
通期
3,226億円91億円83億円5,797億円+1.0%
2023
通期
3,195億円320億円232億円5,035億円-8.6%
2022
通期
3,496億円682億円544億円4,745億円+16.2%
2021
通期
3,009億円408億円286億円4,046億円

従業員データ

平均年収

676万円

業界平均: 876.5万円

初任給

26.3万円

月額 263,050

平均年齢

41.2

平均勤続年数: 16.5

従業員数

2,928

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
676万円
初任給(月額)
263,050

社員データ

従業員数
2,928
平均年齢
41.2
平均勤続年数
16.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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