業界ダイジェスト
TDK株式会社

TDK株式会社

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電機業界
6,241Chuo-ku, Tokyo1935年設立公式サイト

事業セグメント構成

エナジー応用製品53%
受動部品25%
磁気応用製品10%
センサ応用製品9%
その他3%
エナジー応用製品 (53%)受動部品 (25%)磁気応用製品 (10%)センサ応用製品 (9%)その他 (3%)

フェライト発祥の総合電子部品メーカー。磁気ヘッドやセラミックコンデンサ、二次電池で世界トップシェアを誇る。EVやスマホ向け高付加価値製品に強み。

収益

2025年3月期

2.2兆円

+4.8% 前年比

純利益

2025年3月期

1,672億円

+34.1% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

9.53%

TDK株式会社とは — 会社解説

TDK株式会社は、1935年に世界で初めてフェライトを工業化した磁性材料のリーディングカンパニーです。電子部品の総合メーカーとして、スマートフォン、自動車、産業機器、データセンター向けに不可欠な部品を供給しています。特に小型二次電池(ATL)で世界シェアトップを誇るほか、磁気ヘッド、受動部品でも高いプレゼンスを持っています。近年は「スマホ向け部品メーカー」から、AIサーバー向け部品やEV向けエナジーソリューションを提供する「社会インフラ企業」へと変貌を遂げ、構造改革による高収益化を実現しています。

事業モデル・収益構造

売上の約53%を占める二次電池(エナジー応用製品)が最大の収益源です。Appleをはじめとするスマホ大手への供給が主力ですが、現在はAIデータセンター用の大容量蓄電システムやEV向けにも拡大しています。材料技術を核とした高付加価値な電子部品のBtoB販売が基本モデルです。

TDKの強み・特徴

  • 世界シェア首位を誇る小型二次電池(ATL)の圧倒的な技術力とコスト競争力
  • フェライトから始まった磁性材料技術を応用した、世界最小クラスの受動部品
  • HDD用磁気ヘッドで培った精密加工技術と、AIデータセンター需要への対応力
  • 売上の9割以上が海外というグローバルな顧客基盤と事業展開

投資家が注目するポイント

  • 1営業利益率10.17%と、構造改革を経て二桁成長のステージに回帰
  • 2AIブームに伴うデータセンター向けHDD部品の需要再燃が、利益率を劇的に押し上げ
  • 3スマホ市場の成熟に伴うリスクを、EVや再生可能エネルギー向け電池で補完する戦略
  • 4配当性向35%を目安とした安定的な還元に加え、機動的な上方修正を行う経営の柔軟性

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収830.3万円と製造業の中でも非常に高く、手厚い福利厚生が魅力
  • 2平均勤続年数17.2年と定着率が極めて高く、長期的なキャリア形成が可能な環境
  • 3海外売上比率が非常に高いため、若手からグローバルなプロジェクトに携わる機会が豊富
  • 4材料開発からシステム設計まで、エンジニアとしての探究心を尊重する自由な技術文化

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

受動部品

25%

コンデンサやインダクタなどの受動電子部品を扱い、スマートフォンから産業機器まで幅広い電子機器の性能向上に寄与しています。

収益5,596億円営業利益341億円営業利益率6.1%

センサ応用製品

9%

温度、圧力、磁気などの各種センサ技術を活用し、自動車や通信機器、産業機器向けに高精度な検知・計測ソリューションを提供しています。

収益1,895億円営業利益50億円営業利益率2.6%

磁気応用製品

10%

HDD用ヘッドや各種マグネット製品を製造・販売し、データの記録やモータの効率化に不可欠な磁気技術を提供しています。

収益2,236億円営業利益34億円営業利益率1.5%

エナジー応用製品

53%

二次電池や電源装置などのエネルギー関連製品を展開し、モバイル機器や電気自動車、蓄電システムのエネルギー供給を支えています。

収益1.2兆円営業利益2,344億円営業利益率19.9%

その他

3%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益556億円営業利益-4,437百万円営業利益率-8.0%

よくある質問(TDKについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

2026年3月期の業績予想については、関税措置等による影響を精査中であり、現時点においては、合理的な算出が困難なため、売上、利益ともにレンジによる業績予想としております。

決算レポート

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2026年3月期 通期
#TDK#増収増益#過去最高益#データセンター

TDK・2026年3月期通期、売上・利益ともに過去最高を更新——データセンター向け需要回復で営業利益21.5%増、次期も増益継続へ

電子部品大手のTDKは2026年4月28日、2026年3月期の連結決算(IFRS)を発表しました。売上高・営業利益・純利益の主要全指標で過去最高を更新し、売上高は前年比13.6%増の2兆5,048億円、営業利益は21.5%増の2,724億円に到達しました。データセンター向けHDD用ヘッドの需要が依然として高水準を維持したほか、ICT市場向けの二次電池やセンサ応用製品が堅調に推移したことが業績を大きく押し上げました。本決算では、前期に実施した構造改革の成果も現れ、収益性の向上が鮮明となっています。

+13.6%売上+21.5%営業利益+17.0%純利益

AIアナリスト視点

TDKの今期決算は、まさに「生成AI特需」の恩恵をフルに受けた形となりました。特に磁気応用製品セグメントの利益が前期比8倍近くまで跳ね上がった点は、同社がデータセンター向けHDD市場で圧倒的なシェアと技術優位性を持っていることを証明しています。 注目すべきは、単なる需要増だけでなく、前期に進めた構造改革が実を結び、売上高営業利益率が10.9%まで改善している点です。他社が車載向け需要の低迷に苦しむ中で、ICT向けの高付加価値バッテリーや磁気ヘッドという強い「飛び道具」を持っていることが、同社の強力な耐性となっています。 今後の懸念点は、エナジー応用製品における中国メーカーとの競争激化や、米中対立によるサプライチェーンの制約です。しかし、2027年3月期に向けた「AIエコシステム」への集中投資戦略は明確であり、AIサーバーから端末(エッジAI)へのシフトを商機と捉える同社の先読み経営は、投資家・就活生双方にとって非常にポジティブな材料と言えます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2.2兆円2,242億円1,672億円3.5兆円+4.8%
2024
通期
2.1兆円1,729億円1,247億円3.4兆円-3.5%
2023
通期
2.2兆円1,688億円1,142億円3.1兆円+14.7%
2022
通期
1.9兆円1,668億円1,313億円3.0兆円+28.6%
2021
通期
1.5兆円1,118億円747億円2.4兆円

従業員データ

平均年収

830.3万円

業界平均: 876.5万円

初任給

28.0万円

月額 280,000

平均年齢

43.2

平均勤続年数: 17.2

従業員数

6,241

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
830.3万円
初任給(月額)
280,000

社員データ

従業員数
6,241
平均年齢
43.2
平均勤続年数
17.2

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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