東海カーボン株式会社

東海カーボン株式会社

5301
ガラス・土石製品業界
782Minato, Tokyo1918年設立公式サイト

事業セグメント構成

カーボンブラック事業47%
スメルティング&ライニング事業20%
ファインカーボン事業18%
黒鉛電極事業12%
工業炉及び関連製品事業3%
カーボンブラック事業 (47%)スメルティング&ライニング事業 (20%)ファインカーボン事業 (18%)黒鉛電極事業 (12%)工業炉及び関連製品事業 (3%)

炭素製品の総合メーカー大手。黒鉛電極やカーボンブラックで世界有数のシェアを誇り、半導体や自動車タイヤ向けなど幅広い産業分野を支える。

収益

2025年12月期

3,230億円

-7.8% 前年比

純利益

2025年12月期

201億円

-135.4% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

6.61%

東海カーボン株式会社とは — 会社解説

東海カーボンは1918年創業の炭素製品総合メーカーです。黒鉛電極やカーボンブラックで世界有数のシェアを誇り、タイヤから半導体製造装置、アルミ製錬まで幅広い産業を支えています。近年は「Vision 2030」を掲げ、構造改革を断行。不採算拠点の整理や拠点集約を進め、2025年12月期には前期の巨額赤字から劇的な黒字転換を果たしました。単なる素材メーカーに留まらず、M&Aを通じた成長分野への投資や、環境負荷低減に資する製品開発など、持続可能な成長基盤の構築を急ピッチで進めている企業です。

事業モデル・収益構造

主要5セグメントから成る多角化モデルです。売上の約45%を占めるカーボンブラック(タイヤ等)と、製鋼用の黒鉛電極、半導体向けのファインカーボンが収益の柱です。特に工業炉事業は20%を超える高い営業利益率を誇ります。グローバルな生産体制を強みに、原材料価格の変動を製品価格へ転嫁する適正価格販売と、構造改革による低コスト体質化によって利益を創出する仕組みを構築しています。

東海カーボンの強み・特徴

  • 黒鉛電極やタイヤ用カーボンブラックにおいて、世界トップクラスのシェアとグローバルな供給網を保持。
  • 滋賀工場の閉鎖や不採算事業の売却など、迅速かつ大胆な構造改革による収益体質の改善力。
  • 半導体製造プロセスに不可欠な高純度炭素製品(ファインカーボン)における高い技術優位性。

投資家が注目するポイント

  • 12025年度に200億円超の純利益を達成し黒字浮上。膿を出し切った後の実力値への回帰が鮮明。
  • 22030年に売上高5,000億円を目指す長期ビジョンと、それに伴う積極的なM&A戦略の進捗。
  • 3半導体市場の回復を背景としたファインカーボン事業の成長ポテンシャルと、営業利益率の向上期待。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は約747万円と業界内で高い水準にあり、平均勤続年数15.8年と定着率も非常に高い。
  • 2伝統的な素材メーカーながら「Vision 2030」の下で変革期にあり、若手にも挑戦の機会が多い環境。
  • 3グローバル展開が加速しており、海外拠点との連携や駐在など、国際的なキャリアパスが豊富。

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

カーボンブラック事業

47%

タイヤをはじめとするゴム製品の補強剤や、プラスチック、インキなどの着色剤として利用されるカーボンブラックの製造・販売を主軸とする事業です。

収益1,471億円営業利益131億円営業利益率8.9%

ファインカーボン事業

18%

半導体製造装置や太陽電池、一般工業用など、高度な熱処理や導電性が求められる分野向けに、高純度で高精度な黒鉛製品を提供しています。

収益560億円営業利益77億円営業利益率13.8%

スメルティング&ライニング事業

20%

アルミ製錬用のカソード炭素ブロックや、各種工業炉の内張り(ライニング)材料の提供、および関連するエンジニアリングサービスを展開しています。

収益618億円営業利益15億円営業利益率2.4%

黒鉛電極事業

12%

電気炉製鋼において鉄スクラップを溶融させるために使用される、耐熱性と導電性に優れた大型の黒鉛電極をグローバルに製造・販売しています。

収益376億円営業利益24億円営業利益率6.4%

工業炉及び関連製品事業

3%

セラミックスや金属などの熱処理に使用される各種工業用加熱炉、およびヒーターなどの加熱部材、耐火断熱材の設計・製造を行っています。

収益107億円営業利益23億円営業利益率21.1%

よくある質問(東海カーボンについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3,467億円

営業利益予想

260億円

純利益予想

106億円

決算レポート

1
2025年12月期 通期
#東海カーボン#黒字転換#構造改革#カーボンブラック

東海カーボン・2025年12月期通期、純利益200億円で黒字浮上——構造改革が実を結び営業利益は33%増

東海カーボンが12日に発表した2025年12月期通期決算は、売上高が前期比 7.8%減 の 3,229億6,000万円 となった一方、営業利益は 33.3%増 の 258億5,000万円 と大幅な増益を記録しました。前期に計上した多額の減損損失がなくなり、親会社株主に帰属する当期純利益は 200億7,800万円 (前期は564億円の赤字)と劇的な黒字転換を果たしています。主力のカーボンブラック事業がタイヤメーカーの生産調整で苦戦したものの、「Vision 2030」に基づく黒鉛電極事業の拠点集約や不採算拠点の売却といった構造改革が利益面で大きく寄与しました。

-7.8%売上+33.3%営業利益

AIアナリスト視点

東海カーボンの決算は、まさに「膿を出し切った後の反転」を象徴するものとなりました。前期の巨額赤字の主因だった黒鉛電極事業が、滋賀工場の閉鎖という痛みを伴う改革を経て黒字化した点は、投資家にとって大きな安心材料です。 注目すべきは、単なるコストカットだけでなく、ブリヂストンのタイ拠点買収や米国の加工会社取得など、成長分野への「攻め」の手を緩めていない点です。特にファインカーボン事業は、のれん償却費で目先の利益が削られていますが、半導体市場の回復局面では強力な利益柱になるポテンシャルを秘めています。 一方で、2026年12月期の純利益がほぼ半減する予想となっている点は、一見ネガティブに映りますが、これは一過性利益の剥落による「実力値への回帰」と見るべきでしょう。今後は、改善した財務体質を背景に、売上高5,000億円を目指す長期ビジョン「Vision 2030」に向けた具体的な成長シナリオをどう描くかが、株価および採用市場での評価を左右するポイントになります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3,230億円259億円201億円6,640億円-7.8%
2024
通期
3,501億円194億円-56,736百万円6,408億円-3.8%
2023
通期
3,639億円387億円255億円6,400億円+6.9%
2022
通期
3,404億円406億円224億円5,765億円+31.5%
2021
通期
2,589億円246億円161億円5,125億円

従業員データ

平均年収

746.9万円

業界平均: 811.9万円

初任給

26.2万円

月額 262,000

平均年齢

42.8

平均勤続年数: 15.8

従業員数

782

2024年12月時点

給与・待遇

平均年収
746.9万円
初任給(月額)
262,000

社員データ

従業員数
782
平均年齢
42.8
平均勤続年数
15.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2024年12月)

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