業界ダイジェスト
東京ガス株式会社

東京ガス株式会社

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電気・ガス業界
3,276Minato-ku, Tokyo1885年設立公式サイト

事業セグメント構成

エネルギー・ソリューション88%
海外7%
ネットワーク4%
都市ビジネス2%
エネルギー・ソリューション (88%)海外 (7%)ネットワーク (4%)都市ビジネス (2%)

日本最大の都市ガス事業者。ガス供給に加え、電力販売や脱炭素ソリューション、海外事業を強化中。首都圏を中心に圧倒的な顧客基盤を持つ。

収益

2025年3月期

2.6兆円

-1.0% 前年比

純利益

2025年3月期

742億円

-55.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

4.30%

東京ガス株式会社とは — 会社解説

東京ガス株式会社は、1885年設立の日本最大の都市ガス事業者です。首都圏を中心とした強固な顧客基盤を背景に、都市ガスの製造・供給から電力販売、エネルギーソリューション、不動産、海外事業まで幅広く展開しています。現在は脱炭素社会の実現に向けた「Compass2030」を掲げ、再生可能エネルギーの導入拡大や水素エネルギーの活用、海外でのLNG基地・発電事業への投資を加速させ、総合エネルギー企業としての進化を続けています。

事業モデル・収益構造

主力のガス販売に加え、2016年の電力自由化以降は電気事業も第2の柱として確立。ガス・電気のセット販売による顧客囲い込みと、エンジニアリングサービス、さらに都心の好立地を活かした都市ビジネス(不動産)から多層的な利益を得るモデルです。

東京ガスの強み・特徴

  • 首都圏を中心に1,000万件を超える圧倒的な顧客基盤と、強固なガス供給インフラ網を保有している点
  • 海外事業(利益率10.5%)や都市ビジネス(利益率46.2%)など、ガス事業以外の高収益な事業ポートフォリオ
  • LNG(液化天然ガス)の調達から輸送、販売、エンジニアリングまでを一貫して手掛けるバリューチェーン

投資家が注目するポイント

  • 1電力販売量の急増(22.4%増)に見られるように、総合エネルギー企業としての成長が鮮明になっています。
  • 2自社株買いや増配(100円維持方針)など、株主還元へのコミットメントが極めて強く、投資家から高く評価されています。
  • 3資産売却による資金を再生可能エネルギーや海外事業へ再投資する、成長循環の構築が注目ポイントです。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収764.6万円、平均勤続年数18.8年と、国内屈指の待遇の良さと雇用安定性を誇ります。
  • 2インフラ企業としての公共性の高さに加え、脱炭素や海外展開といった変革期のダイナミックな挑戦が可能です。
  • 3福利厚生が極めて充実しており、ワークライフバランスを重視しながら専門性を磨ける環境です。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

エネルギー・ソリューション

88%

顧客のエネルギー利用を最適化するための小売販売や設備提供、保守管理を行います。脱炭素化やコスト削減を目指す顧客に対し、最適なエネルギー活用方法を提案します。

収益2.3兆円営業利益1,207億円営業利益率5.2%

ネットワーク

4%

電力の送配電網の運営・管理を担うセグメントです。電力供給の「道」となるインフラを安全に維持し、地域の電力安定供給を確保するための設備投資や保守を継続的に行います。

収益971億円営業利益-3,128百万円営業利益率-3.2%

海外

7%

日本国外における医薬品の製造・販売および研究開発を行う事業です。北米や欧州等の主要市場において、自社製品の展開や現地法人を通じた販売・マーケティング活動をグローバルに推進しています。

収益1,806億円営業利益189億円営業利益率10.5%

都市ビジネス

2%

都市部の不動産開発や施設運営、地域冷暖房サービスなど、街づくりに直結する事業を行います。エネルギー供給と親和性の高い事業を通じて、都市の付加価値向上に貢献します。

収益507億円営業利益234億円営業利益率46.2%

よくある質問(東京ガスについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2.8兆円

営業利益予想

1,590億円

純利益予想

1,340億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#東京ガス#大幅増益#北米シェールガス#増配

東京ガス・2026年3月期、純利益3.1倍の2,268億円——海外事業の躍進と資産売却が寄与、120円へ増配予想

東京ガスが28日に発表した2026年3月期連結決算は、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比 205.8%増 の 2,268億円 と大幅な増益を記録した。北米シェールガス事業の収益改善に加え、経営資源の最適化に伴う固定資産の売却益などが利益を大きく押し上げた。同社は株主還元を一段と強化し、次期の年間配当を10円増の 120円 とする方針を示している。

+7.5%売上+48.5%営業利益+205.8%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、東京ガスの「収益構造の変革」が数字に表れ始めた点です。 - 海外事業の利益貢献: セグメント利益の約37%を海外事業が稼ぎ出しており、もはや「日本のガス会社」という枠を超えたエネルギー投資会社としての側面が強まっています。北米のガス価格上昇がダイレクトに寄与する体質になっています。 - 「持たない経営」へのシフト: 500億円規模の固定資産売却や為替勘定の取り崩しによる利益捻出は、ROIC(投下資本利益率)を意識した経営管理の導入と整合しています。不要な資産を切り離し、成長分野(再エネや海外)へ再投資する姿勢が明確です。 - 株主還元の積極性: 純利益が大幅増となったタイミングで30円もの増配と、500億円の自社株買いをセットで発表したことは、投資家から高く評価されるでしょう。累進配当を掲げている点は、長期保有を検討する投資家にとって安心材料となります。 懸念点は、27年3月期の減益予想に見られる通り、一過性利益を除いた「実力値」での利益成長をいかに継続できるかです。国内のガス販売量が頭打ちとなる中で、電力事業のシェア拡大と海外ポートフォリオの安定性が今後の株価を左右すると見ています。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2.6兆円1,331億円742億円3.9兆円-1.0%
2024
通期
2.7兆円2,171億円1,655億円3.9兆円-19.1%
2023
通期
3.3兆円4,215億円2,809億円3.6兆円+52.7%
2022
通期
2.2兆円1,275億円957億円3.2兆円+22.1%
2021
通期
1.8兆円777億円495億円2.7兆円

従業員データ

平均年収

764.6万円

業界平均: 843.2万円

初任給

26.0万円

月額 260,000

平均年齢

43.3

平均勤続年数: 18.8

従業員数

3,276

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
764.6万円
初任給(月額)
260,000

社員データ

従業員数
3,276
平均年齢
43.3
平均勤続年数
18.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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