業界ダイジェスト
東レ株式会社

東レ株式会社

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化学業界
7,010Chuo, Tokyo1926年設立公式サイト

事業セグメント構成

繊維事業40%
機能化成品事業37%
炭素繊維複合材料事業12%
環境・エンジニアリング事業9%
ライフサイエンス事業2%
繊維事業 (40%)機能化成品事業 (37%)炭素繊維複合材料事業 (12%)環境・エンジニアリング事業 (9%)ライフサイエンス事業 (2%)

炭素繊維で世界トップシェアを誇る大手化学企業。合成繊維・樹脂のほか、水処理膜や電子材料などの先端素材技術でグローバルに展開。

収益

2025年3月期

2.6兆円

+4.0% 前年比

純利益

2025年3月期

779億円

+255.8% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

4.52%

東レ株式会社とは — 会社解説

東レ株式会社は、1926年創業の日本を代表する総合化学メーカーです。「素材には社会を変える力がある」という理念のもと、繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング、ライフサイエンスの5事業を展開しています。特に炭素繊維(カーボンファイバー)では世界シェア首位を誇り、航空機や自動車の軽量化に貢献。また、水処理膜技術でも世界をリードしています。直近ではEV市場の停滞に伴う韓国での減損を計上しましたが、繊維事業や環境事業の堅調さと、積極的な株主還元姿勢により、経営の安定性と成長性を両立させています。

事業モデル・収益構造

東レの収益源は、高度な基礎研究から生まれる「先端素材」の提供です。衣料用繊維から、航空機向けの炭素繊維、スマホ部品用の高機能フィルム、さらには海水の淡水化に不可欠な逆浸透膜まで、BtoBの幅広い産業に素材を供給しています。各セグメントが相互に技術を補完し合うことで、景気変動のリスクを分散しつつ、持続的な利益を創出するポートフォリオを構築しています。

東レの強み・特徴

  • 世界シェアトップを誇る炭素繊維技術。航空宇宙分野での圧倒的なプレゼンス。
  • 繊維、樹脂、フィルムから水処理膜まで、多岐にわたる先端素材の知的財産。
  • 営業利益の約4割を稼ぐ繊維事業の安定感と、高いグローバル展開能力。
  • 100年近い歴史で培われた強力な産官学連携と、長期視点での研究開発投資。

投資家が注目するポイント

  • 1韓国BSF事業での減損を出し切り、将来の不透明感を払拭。構造改革による反転攻勢に注目。
  • 2大幅減益の中でも自社株買い(約780億円)と増配(20円)を発表。株主還元への強い意志。
  • 3グリーンイノベーション(脱炭素)関連製品の拡大。航空機需要の回復が利益を牽引。
  • 4PBR改善に向けた資本効率の向上。低迷する純利益率の回復が今後の株価の鍵。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収820.5万円、平均勤続年数17.4年という、極めて高い定着率と安定した待遇。
  • 2「素材の力」で地球環境や医療に貢献できる、社会的意義の大きい仕事に従事可能。
  • 3充実した教育制度と、化学・物理・機械など多専門が融合する研究開発環境。
  • 4伝統的な日系大手の良さを残しつつ、海外売上比率50%超のグローバルな舞台が用意されている。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

繊維事業

40%

合成繊維や不織布、衣料用および産業資材用の繊維素材を扱う事業です。独自の高機能繊維の開発により、快適な衣服から高度な工業用部材まで付加価値の高い製品を展開しています。

収益1.0兆円営業利益642億円営業利益率6.3%

機能化成品事業

37%

特殊な化学反応や加工技術を用いた高付加価値な化学製品、添加剤、中間体などを開発し、顧客の製品性能向上に寄与しています。

収益9,449億円営業利益600億円営業利益率6.4%

炭素繊維複合材料事業

12%

軽量・高強度な炭素繊維およびその複合材料を開発し、航空宇宙、自動車、風力発電、スポーツ用品などの軽量化ソリューションを提供しています。

収益3,000億円営業利益225億円営業利益率7.5%

環境・エンジニアリング事業

9%

水処理システム、廃棄物処理施設、化学プラントの設計・建設・維持管理を行い、環境負荷低減と産業インフラの発展を支援しています。

収益2,365億円営業利益259億円営業利益率11.0%

ライフサイエンス事業

2%

バイオ医薬品の受託製造、創薬支援、医療用材料の開発など、生命科学分野に特化した事業です。高度な技術力を活用し、人々の健康増進と次世代医療の発展に寄与しています。

収益532億円営業利益-774百万円営業利益率-1.5%

よくある質問(東レについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2.7兆円

営業利益予想

1,500億円

純利益予想

820億円

次期の業績予想につきましては、成長領域での事業拡大と収益改善を進めることによる増益を見込む一方、米国の関税政策による世界景気の停滞リスクを織り込み、売上収益は2兆6,700億円、事業利益は1,500億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は820億円といたしました。なお、4月以降の為替レートは145円/ドルを想定しています。

決算レポート

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2026年3月期 通期
#東レ#減損損失#炭素繊維#増配

東レ・2026年3月期通期、純利益2.1%増の795億円——韓国事業の減損響くも持分法改善で補う。次期は大幅増配へ

東レが13日に発表した2026年3月期通期決算は、売上収益が前期比 0.9%増 の 2兆5,851億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同 2.1%増 の 795億円 となりました。韓国子会社のバッテリーセパレータフィルム事業で多額の 減損損失を計上 したことで営業利益は大幅に減少しましたが、持分法投資損益の改善が最終利益を下支えしました。また、次期の年間配当は前期比6円増の 26円(うち記念配当3円)を計画しており、株主還元姿勢を一段と強めています。

+0.9%売上-23.7%営業利益+2.1%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、韓国のバッテリーセパレータフィルム事業での多額の減損計上という「負の遺産の処理」を進めた点です。EV市場の成長鈍化という逆風を正面から受けた形ですが、これを当期のうちに整理しつつ、持分法投資損益の改善や他セグメントの堅調さで最終増益に持ち込んだ点は、東レの事業ポートフォリオの粘り強さを示しています。 投資家にとってのポジティブサプライズは、次期の「大幅増配(20円→26円)」と「記念配当」の発表でしょう。1,117億円もの自己株買いを既に実施していることと合わせ、資本効率(ROE)の改善に対する経営陣の強い意志が感じられます。 今後は、航空宇宙用途の炭素繊維がどれだけ利益を牽引できるか、そして今回減損を出したフィルム事業などの構造改革がどれだけ早く実を結ぶかが焦点となります。就活生の視点では、単なる素材メーカーではなく、環境(RO膜)や先端材料(炭素繊維)など、社会課題解決型の高機能材料で世界シェアを競う「技術の東レ」の底力が再確認できる決算内容と言えます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2.6兆円1,275億円779億円3.3兆円+4.0%
2024
通期
2.5兆円577億円219億円3.5兆円-1.0%
2023
通期
2.5兆円1,090億円728億円3.2兆円+11.7%
2022
通期
2.2兆円1,006億円842億円3.0兆円+18.3%
2021
通期
1.9兆円559億円458億円2.8兆円

従業員データ

平均年収

820.5万円

業界平均: 868万円

初任給

27.5万円

月額 275,000

平均年齢

40.8

平均勤続年数: 17.4

従業員数

7,010

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
820.5万円
初任給(月額)
275,000

社員データ

従業員数
7,010
平均年齢
40.8
平均勤続年数
17.4

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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