業界ダイジェスト
TOTO株式会社

TOTO株式会社

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ガラス・土石製品業界
7,836Kitakyushu, Fukuoka1917年設立公式サイト

事業セグメント構成

日本住設事業66%
米州事業10%
中国大陸事業9%
セラミック事業7%
アジア・オセアニア事業7%
欧州事業1%
日本住設事業 (66%)米州事業 (10%)中国大陸事業 (9%)セラミック事業 (7%)アジア・オセアニア事業 (7%)欧州事業 (1%)

衛生陶器で世界最大手。温水洗浄便座「ウォシュレット」を筆頭に、水回り住宅設備で国内圧倒的シェアを誇る。海外でも高級ブランドとしての地位を確立。

収益

2025年3月期

7,245億円

+3.2% 前年比

純利益

2025年3月期

122億円

-67.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

2.40%

TOTO株式会社とは — 会社解説

TOTOは1917年創業、北九州市に本社を置く世界最大の衛生陶器メーカーです。温水洗浄便座「ウォシュレット」を象徴とする水回り住宅設備で国内圧倒的シェア(約6割)を誇ります。近年は、伝統的な住設事業に加えて、半導体製造装置向けの静電チャックなどを手掛ける「セラミック事業」が第2の柱として急成長。中国の不動産市況悪化という逆風の中、高収益なセラミック事業がグループ全体の利益を下支えしており、住宅設備メーカーからハイテク素材メーカーへの変貌を遂げつつあります。

事業モデル・収益構造

国内住設事業が売上の約66%を占める収益基盤ですが、利益面ではアジア・オセアニア事業(利益率16.4%)やセラミック事業(利益率40.6%)が牽引する構造です。特にセラミック事業は、半導体市場の拡大に伴い、極めて高い付加価値を実現しています。海外では米国や中国、欧州で富裕層をターゲットとした高級ブランド戦略を展開し、リフォーム需要の取り込みにも注力しています。

TOTOの強み・特徴

  • 日本国内の衛生陶器市場における圧倒的なブランド力と、強固な施工・アフターサービス網。
  • 営業利益率40%超を叩き出す、世界最高水準の半導体製造装置向けセラミック技術。
  • 節水・防汚技術(セフィオンテクト等)による、環境性能と清掃性を両立した製品開発力。

投資家が注目するポイント

  • 1中国大陸事業の不動産不況による赤字を、高利益なセラミック事業がどれだけカバーできるかが焦点。
  • 2事業再編費用132億円の計上など、中国リスクの早期処理に向けた膿出しが進行中。
  • 3セラミック事業の好調によるポートフォリオの多角化が、住宅市場の景気サイクルを補完。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は755.3万円、平均勤続年数は18.8年と、抜群の安定性と働きやすさを誇るホワイト企業。
  • 2「ウォシュレット」という世界に通じるブランドに関わりながら、先端素材分野への挑戦も可能。
  • 3初任給が27万円に引き上げられるなど、若手への投資や処遇改善に積極的な姿勢が見られる。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

日本住設事業

66%

国内市場向けに衛生陶器、温水洗浄便座、水栓金具、システムバス、システムキッチンなどの住宅設備機器を製造・販売する主力事業です。

収益4,813億円営業利益219億円営業利益率4.5%

米州事業

10%

北米および中南米地域において、自社ブランドの化粧品販売やマーケティングを展開します。米国市場を中心にブランド認知の向上と、収益機会の拡大を戦略的に推進しています。

収益705億円営業利益52億円営業利益率7.3%

アジア・オセアニア事業

7%

アジア(中国を除く)およびオセアニア地域で、高級ホテルや住宅向けに高品質なトイレ、水栓金具などの住設製品の製造・販売を行っています。

収益502億円営業利益82億円営業利益率16.4%

中国大陸事業

9%

経済成長を続ける中国大陸において、衛生陶器や温水洗浄便座を中心としたプレミアムな住設ブランドを展開し、広範な販売網を構築しています。

収益669億円営業利益-3,554百万円営業利益率-5.3%

欧州事業

1%

欧州地域において、フレグランスやスキンケア製品の販売・流通を担います。フランス等の主要市場を中心に、高価格帯のプレステージブランドを展開し、ブランド地位を確立しています。

収益49億円営業利益-812百万円営業利益率-16.6%

セラミック事業

7%

半導体製造装置用部材や産業用プロセス製品など、高精度・高耐熱性が要求される産業分野向けに高機能なセラミックス製品を提供しています。

収益503億円営業利益204億円営業利益率40.6%

よくある質問(TOTOについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

7,535億円

営業利益予想

525億円

純利益予想

310億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#TOTO#増収増益#半導体関連#セラミック事業

TOTO・2026年3月期、純利益3.3倍の402億円——半導体向けセラミックが急成長、中国不振を補い増配へ

TOTOが30日に発表した2026年3月期の連結決算は、親会社株主に帰属する当期純利益が前年同期の3.3倍となる 402億5,700万円(前年同期比 +230.8%)と大幅な増益を記録しました。主力の住宅設備事業が中国市場の停滞により苦戦する一方、AI需要の拡大を背景とした半導体製造装置向けセラミック事業が業績を大きく牽引しました。同社は株主還元を強化し、年間配当を前期比10円増の 110円 としたほか、次期も 120円 への増配を計画しています。

+1.8%売上+10.9%営業利益+230.8%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、TOTOが単なる「トイレメーカー」から「半導体関連銘柄」としての側面を強めている点です。営業利益の過半(約54%)を新領域のセラミック事業が稼ぎ出しており、中国市場の構造的な不振を完全にカバーしました。 投資家にとっては、利益率40%を超えるセラミック事業の成長持続性が今後の株価を左右する鍵となります。また、就活生にとっては、同社が「きれいと快適」という伝統的な価値提供に加え、最先端のDX・AI社会を支える素材メーカーとしての顔を持っている点は、企業研究において重要なポイントになるでしょう。 一方で、中国事業の赤字拡大は懸念材料です。拠点の集約や人員最適化などの構造改革を掲げていますが、不動産市況という外部要因に左右されやすいビジネスモデルをどう変革していくかが長期的な焦点となります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
7,245億円485億円122億円8,139億円+3.2%
2024
通期
7,023億円428億円372億円7,903億円+0.2%
2023
通期
7,012億円491億円389億円7,316億円+8.7%
2022
通期
6,453億円522億円401億円6,410億円+11.7%
2021
通期
5,778億円397億円270億円6,460億円

従業員データ

平均年収

755.3万円

業界平均: 811.9万円

初任給

27.0万円

月額 270,000

平均年齢

45.1

平均勤続年数: 18.8

従業員数

7,836

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
755.3万円
初任給(月額)
270,000

社員データ

従業員数
7,836
平均年齢
45.1
平均勤続年数
18.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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