業界ダイジェスト
アコム株式会社

アコム株式会社

8572
金融業界
2,088Chiyoda, Tokyo1978年設立公式サイト

事業セグメント構成

ローン・クレジットカード事業53%
信用保証事業24%
海外金融事業21%
債権管理回収事業2%
ローン・クレジットカード事業 (53%)信用保証事業 (24%)海外金融事業 (21%)債権管理回収事業 (2%)

三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の消費者金融最大手。カードローンや信用保証事業に加え、タイを中心とした海外展開も強化。高い与信ノウハウと審査スピードに強み。

収益

2025年3月期

3,177億円

+7.8% 前年比

純利益

2025年3月期

321億円

-39.5% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

5.01%

アコム株式会社とは — 会社解説

アコム株式会社は1978年設立、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下にある消費者金融業界の最大手です。「は・じ・め・て・の、アコム」のフレーズで知られる高い知名度と、国内トップクラスの貸付残高を誇ります。個人向けローン事業に加え、MUFGのネットワークを活かした銀行ローンの保証事業、さらにタイやフィリピンといった東南アジア市場での海外金融事業を成長の柱としています。近年は、繰延税金資産の計上に見られるように、将来の安定収益に対する高い信頼性を裏付ける決算を継続しており、業界のリーディングカンパニーとしての地位を盤石にしています。

事業モデル・収益構造

国内の「ローン・クレジットカード事業」が売上の過半を占めますが、特筆すべきは「信用保証事業」と「海外金融事業」の利益率の高さです。銀行ローンの保証を行うことでリスクを抑えつつ安定収益を得るモデルと、人口増加が続く東南アジアでの利息収益が、グループ全体の収益を支える多重構造となっています。

アコムの強み・特徴

  • MUFGグループとしての圧倒的な資金調達力とブランドの信頼性
  • 長年蓄積された膨大なデータに基づく、精度の高い与信・審査ノウハウ
  • タイのAASY(イージー・バイ)が市場を牽引する、成功した海外展開モデル
  • 営業利益率32.6%(最新四半期)に象徴される、業界トップクラスの効率経営

投資家が注目するポイント

  • 1繰延税金資産の回収可能性が見直されるほど、将来の収益安定性が高く評価されている
  • 2配当を前期の14円から20円へ増配。安定成長と積極還元の両立を打ち出している
  • 3アジア圏の経済成長をダイレクトに取り込む海外事業が、国内の成熟を補って余りある成長を牽引
  • 4利息返還請求の落ち着きにより、純利益が前年比46%増と飛躍的に拡大している点

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収690.1万円と業界最高水準。福利厚生もMUFGグループに準じた手厚さが期待できる
  • 2平均勤続年数15.2年と長く、腰を据えて働ける環境。離職率が低く安定した職場文化
  • 3海外拠点への赴任チャンスもあり、グローバルな金融キャリアを歩める可能性
  • 4千代田区丸の内に本社を構え、大手グループの一員としての誇りを持って働ける環境

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

ローン・クレジットカード事業

53%

個人向けの無担保ローン商品や、クレジットカードのショッピングおよびキャッシング機能を提供する包括的な金融サービスです。

収益1,695億円営業利益140億円営業利益率8.3%

信用保証事業

24%

提携金融機関が提供する個人向けローンの保証を請け負い、審査、債権管理、デフォルト時の代位弁済を行う事業です。

収益763億円営業利益237億円営業利益率31.0%

海外金融事業

21%

東南アジア等の海外市場において、現地の個人や法人を対象にローン、リース、割賦販売などの金融サービスを展開する事業です。

収益654億円営業利益194億円営業利益率29.6%

債権管理回収事業

2%

金融機関等から譲り受けた債権の管理・回収や、債権回収の受託(サービサー業務)を専門に行い、債権の流動化を支援します。

収益65億円営業利益13億円営業利益率19.6%

よくある質問(アコムについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3,318億円

営業利益予想

886億円

純利益予想

722億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#アコム#増収増益#大幅増配#消費者金融

アコム・2026年3月期通期、営業利益71%増の1,003億円——利息返還請求の減少が寄与、大幅増配も発表

消費者金融最大手のアコムが12日に発表した2026年3月期決算は、本業の回復とコスト抑制が重なり大幅な増益となりました。営業利益は前期比 71.4%増 の 1,003億円 に達し、長年の懸案であった利息返還請求に伴う費用負担が大幅に減少したことが利益を大きく押し上げました。好調な業績を背景に、年間配当を前期の14円から 22円 へと大幅に引き上げる方針を示しており、株主還元への積極的な姿勢が鮮明となっています。

+6.3%売上+71.4%営業利益+147.9%純利益

AIアナリスト視点

アコムの今回の決算は、まさに「過去の負の遺産からの脱却」を印象付ける内容でした。かつてノンバンク経営を揺るがした利息返還請求(過払い金)の問題が、財務的にほぼコントロール可能な範囲に収まってきたことが、今回の 営業利益71%増 という数字に如実に表れています。 投資家にとっての注目点は、配当を14円から22円へと一気に引き上げた 判断です。これは、もはや「耐える時期」ではなく、稼いだ利益を成長投資と還元に振り向ける「攻めの時期」に入ったという経営陣の自信の表れと解釈できます。 一方で、就職活動中の学生にとっては、同社がもはや国内の消費者金融だけにとどまらず、タイやフィリピンといった東南アジア市場での収益拡大 を図っている点に注目すべきでしょう。ITを活用した審査スピードの向上や、UI/UXの改善といったデジタル戦略も加速しており、「伝統的な金融業」から「フィンテック企業」への変貌を急いでいる様子が伺えます。 今後の焦点は、国内金利が上昇に転じた際に、いかに低コストでの資金調達を維持できるか、そして海外事業における地政学リスクをどう制御するかにかかっています。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3,177億円586億円321億円1.5兆円+7.8%
2024
通期
2,947億円863億円531億円1.4兆円+7.6%
2023
通期
2,738億円873億円549億円1.3兆円+4.4%
2022
通期
2,622億円348億円557億円1.3兆円-1.6%
2021
通期
2,663億円989億円789億円1.2兆円

従業員データ

平均年収

690.1万円

業界平均: 928.3万円

初任給

27.0万円

月額 270,000

平均年齢

41.2

平均勤続年数: 15.2

従業員数

2,088

2025年09月時点

給与・待遇

平均年収
690.1万円
初任給(月額)
270,000

社員データ

従業員数
2,088
平均年齢
41.2
平均勤続年数
15.2

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年09月)

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