兼松株式会社

兼松株式会社

8020
総合商社業界
821Minato, Tokyo1889年設立公式サイト

事業セグメント構成

食料34%
電子・デバイス26%
鉄鋼・素材・プラント19%
車両・航空12%
ICTソリューション9%
食料 (34%)電子・デバイス (26%)鉄鋼・素材・プラント (19%)車両・航空 (12%)ICTソリューション (9%)

創業130年超の歴史を持つ老舗の総合商社。電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材、車両・航空の4本柱で展開。特定分野で高い専門性と独自性を持つ「目利き」の強みが特徴。

収益

2025年3月期

1.1兆円

+6.6% 前年比

純利益

2025年3月期

275億円

+18.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

16.50%

兼松株式会社とは — 会社解説

兼松株式会社は1889年創業、130年以上の歴史を持つ老舗の総合商社です。「目利き」の力を武器に、特定のニッチ分野で高いシェアを誇るのが特徴です。現在は「ICTソリューション」「電子・デバイス」「食料」「鉄鋼・素材・プラント」「車両・航空」の5セグメントを展開。従来のコモディティ取引から、半導体やサイバーセキュリティ、防衛産業、宇宙事業といった高付加価値なテック系・国策分野へのシフトを成功させており、2026年3月期は過去最高益を見込むなど、商社の中でも特出した収益性を誇ります。

事業モデル・収益構造

グローバルなネットワークを活用した輸出入・仲介に加え、事業投資やサービス提供を組み合わせた収益モデルです。特にICTソリューションや電子・デバイス事業では、高度な技術サポートを伴う代理店業務やシステム構築により、一般的な商社口銭を上回る高い利益率(ICT部門は営業利益率14.8%)を実現しています。低採算事業の売却と高収益分野へのリソース配分による、筋肉質な事業ポートフォリオが特徴です。

兼松の強み・特徴

  • ICT・電子・防衛など、高い専門知識を要する「ハイテク分野」における圧倒的な目利き力と実績。
  • ROE 16.5%という、日本の総合商社の中でもトップクラスの資本効率と高い収益性。
  • 少数精鋭主義を貫き、社員一人あたりの純利益が極めて高い効率的な経営体質。
  • 食料(大豆・食肉等)や航空(防衛・ヘリコプター等)など、特定のニッチ市場で強固な基盤を保有。

投資家が注目するポイント

  • 1低採算の鉄鋼子会社売却など、ポートフォリオ改革による利益率の改善と成長スピードの加速。
  • 21対2の株式分割後も実質増配を継続するなど、株主還元(配当・還元姿勢)に極めて積極的である点。
  • 3ICT・デバイス事業の好調。DX需要や半導体市場の回復をダイレクトに享受できる事業構成。
  • 4積み上がった自己資本を、次なる成長の柱となるM&Aや事業投資にどう活用するかが今後の焦点。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1143.4万円と国内最高水準。若手から高年収を狙える実力主義的な側面がある。
  • 2平均年齢38.2歳と商社の中では若く、個人の裁量が大きく早期から海外駐在や大きな案件に携われる環境。
  • 3防衛・宇宙・AI・セキュリティなど、社会的意義と成長性が高い最先端分野のビジネスに関われる。
  • 4少数精鋭(従業員821人)のため、一人ひとりの顔が見えやすく、風通しの良い組織文化。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

ICTソリューション

9%

半導体、スマートフォン、次世代通信(5G)などの進化に不可欠な感光材、高純度薬品、電子材料の提供を通じて高度情報社会を支えています。

収益995億円営業利益147億円営業利益率14.7%

電子・デバイス

26%

半導体、電子部品、回路基板などの卸売や、それらを用いた電子機器の製造受託(EMS)、最適なサプライチェーンマネジメントの構築支援などを展開しています。

収益2,714億円営業利益114億円営業利益率4.2%

食料

34%

穀物、油脂、畜産物、水産物などの食料資源の調達から加工、食品流通までを一貫して手がける事業です。

収益3,575億円営業利益78億円営業利益率2.2%

鉄鋼・素材・プラント

19%

鉄鋼製品や各種産業資材の輸出入・販売、および国内外における発電所や化学プラントなどの産業インフラ建設プロジェクトの組成・管理を行う事業セグメントです。

収益1,984億円営業利益35億円営業利益率1.8%

車両・航空

12%

自動車の完成車輸出や販売網の展開、部品供給に加え、航空機リース、機体・エンジン部品の輸出入、防衛関連機器の取り扱いなどを広範囲に推進しています。

収益1,219億円営業利益48億円営業利益率3.9%

よくある質問(兼松について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.1兆円

営業利益予想

500億円

純利益予想

300億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#増収増益#過去最高益#ICTソリューション#電子デバイス

兼松・2026年3月期Q3、純利益24.8%増の242億円——ICT・電子・食料の主力3事業が好伸、通期最高益へ着実

兼松が5日に発表した2026年3月期第3四半期(2025年4月〜12月)の連結決算は、親会社の所有者に帰属する四半期利益が前年同期比 24.8%増 の 242億3,300万円 と大幅な増益を記録しました。収益は国内鉄鋼子会社の売却影響などもあり 0.8%増 の微増にとどまりましたが、ICTソリューションや電子・デバイス事業などの高付加価値分野が利益を大きく押し上げました。同社は1月1日付で実施した1対2の株式分割後も、実質的な年間配当予想を前期比15円増の120円(分割前換算)とするなど、積極的な株主還元姿勢を維持しています。

+0.8%売上+12.6%営業利益+24.8%純利益

AIアナリスト視点

兼松の今決算は、旧来の「商社」のイメージから脱却し、ICTや電子といった高収益なテック系商材へのシフトが成功していることを強く印象づける内容でした。 特筆すべきは利益率の改善です。収益が前年同期比でほぼ横ばい(+0.8%)であるにもかかわらず、純利益が約25%も伸びている点は、低採算事業の整理(鉄鋼子会社の売却等)と、ICTや電子デバイスといった利益率の高い事業へのリソース配分が機能している証拠です。 投資家目線では、ROEの向上を伴う利益成長と、株式分割・増配という分かりやすい株主還元策が評価されるでしょう。就活生にとっては、防衛産業や半導体といった国策に近い成長分野に強みを持っている点が、同社の将来的な安定性と成長性の両面を裏付ける魅力的な材料となります。今後の焦点は、積み上がった自己資本を次の成長投資(M&A等)へどう繋げていくかにあるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.1兆円421億円275億円6,893億円+6.6%
2024
通期
9,860億円439億円232億円7,253億円+8.2%
2023
通期
9,114億円389億円186億円6,776億円+18.7%
2022
通期
7,680億円293億円160億円6,345億円+18.3%
2021
通期
6,491億円236億円133億円5,575億円

従業員データ

平均年収

1,143.4万円

業界平均: 1,520.7万円

初任給

29.0万円

月額 290,000

平均年齢

38.2

平均勤続年数: 12.7

従業員数

821

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
1,143.4万円
初任給(月額)
290,000

社員データ

従業員数
821
平均年齢
38.2
平均勤続年数
12.7

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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