業界ダイジェスト
山九株式会社

山九株式会社

9065
陸運・輸送業界
12,292Chuo-ku, Tokyo1923年設立公式サイト

事業セグメント構成

物流事業49%
機工事業47%
その他5%
物流事業 (49%)機工事業 (47%)その他 (5%)

港湾運送、プラントエンジニアリング、物流を融合させた独自の事業モデルを展開。鉄鋼や化学プラントの保守から重量物輸送までの一貫体制に強みを持つ。

収益

2025年3月期

6,068億円

+7.7% 前年比

純利益

2025年3月期

307億円

+26.1% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

10.70%

山九株式会社とは — 会社解説

山九株式会社は1923年創業、港湾運送・プラントエンジニアリング・物流を融合させた独自の「山九ユニーク」モデルを展開する総合物流・機工大手です。鉄鋼や化学プラントの建設から保守メンテナンス、さらには重量物輸送や国際物流までを一貫して引き受ける体制に強みがあります。2025年3月期は営業利益が前年比24.8%増と大幅な成長を記録。近年は政策保有株式の売却を通じた資本効率の改善や、EV・脱炭素関連の設備投資需要を取り込むことで、高収益な事業構造への転換を加速させています。

事業モデル・収益構造

機工事業でプラントの建設・保守を行い、そこで生産される製品の物流を物流事業が担う「ワンストップ体制」で収益を上げます。特に機工事業は営業利益率11.3%と高く、定期修理などのストック型ビジネスが安定収益源です。

山九の強み・特徴

  • プラントの設計・建設から保守、物流までを一貫して行う独自の事業形態
  • 機工事業における営業利益率11.3%という業界屈指の高収益性
  • 鉄鋼・化学業界の主要顧客と長年にわたり強固な信頼関係を構築
  • 重量物輸送や特殊配送など、参入障壁の高い高度な技術力を保有

投資家が注目するポイント

  • 12025年3月期の純利益が26.1%増と大幅増益。政策保有株式売却による資本効率向上を推進中
  • 2ROE 10.7%と物流セクターの中で高く、PBR改善に向けた株主還元への意識が強い
  • 3EV・脱炭素・半導体分野のプラント需要を取り込み、機工事業の成長が継続する見通し
  • 4人件費上昇を物流単価への転嫁や不採算事業からの撤退でカバーし、利益率を維持

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1初任給28万7,390円と業界最高水準。平均年収も641.1万円と安定している
  • 2平均勤続年数15.1年と長く、人を大切にする「人を基とする」社風が根付いている
  • 3エンジニアリングと物流の両面からキャリアを積めるため、専門性の高いスキルが身につく
  • 4国内のみならず、中国・東南アジアを中心にグローバルな活躍フィールドが広がっている

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

物流事業

49%

海上・航空貨物のフォワーディング、倉庫保管、陸上輸送などを組み合わせ、顧客のサプライチェーンを最適化する包括的なサービスを提供します。

収益2,956億円営業利益97億円営業利益率3.3%

機工事業

47%

重量物の運搬、工場設備の据付・解体、プラント建設などの技術サービスを提供する。高度な専門知識と特殊車両を活用したプロフェッショナル事業である。

収益2,833億円営業利益320億円営業利益率11.3%

その他

5%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益279億円営業利益22億円営業利益率7.9%

よくある質問(山九について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

6,180億円

営業利益予想

410億円

純利益予想

295億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#山九#増収増益#自社株買い#株式分割

山九・2026年3月期通期、売上高6,315億円で過去最高を更新——200億円の自社株買いと株式5分割を発表

総合物流・プラントエンジニアリング大手の山九は14日、2026年3月期(通期)の連結決算を発表した。主力の機工事業における設備建設工事が堅調に推移したことで、売上高は前期比 4.1%増 の 6,315億7,300万円 と過去最高を更新した。営業利益は海外での貸倒引当金計上などが響き 1.6%減 の 432億4,000万円 となったが、政策保有株式の売却を進めたことで純利益は 2.5%増 の 315億500万円 を確保した。あわせて、発行済株式数の約1割にあたる 200億円の自社株買い と、投資家層拡大を狙った 1株につき5株の株式分割 を発表し、積極的な株主還元姿勢を鮮明にしている。

+4.1%売上-1.6%営業利益+2.5%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、業績の安定性以上に、株主還元への強力なコミットメントです。発行済株式数の約10%にも及ぶ大規模な自社株買い(200億円)と株式分割を同時に打ち出したことは、資本効率の低さを課題としていた市場への強いメッセージとなります。 - 強み: 国内鉄鋼・化学業界の設備更新需要をがっちり掴んでいる機工事業の収益力。利益率10%を超える稼ぎ頭となっており、物流部門の低収益を補完する理想的なポートフォリオです。 - 懸念点: 海外案件における貸倒引当金の計上です。売上が伸びている一方で、信用リスクの管理が課題として浮上しました。 - 注目ポイント: 東南アジアでのM&Aによる「メンテナンス事業の外貨獲得」です。日本国内の工場維持だけでなく、成長するアジアのプラント需要を取り込めるかどうかが、中長期的な株価の焦点になるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
6,068億円439億円307億円5,452億円+7.7%
2024
通期
5,635億円352億円244億円5,050億円-2.7%
2023
通期
5,792億円382億円250億円4,817億円+4.6%
2022
通期
5,538億円345億円226億円4,625億円+3.7%
2021
通期
5,339億円339億円235億円4,568億円

従業員データ

平均年収

641.1万円

業界平均: 770.3万円

初任給

28.7万円

月額 287,390

平均年齢

41.3

平均勤続年数: 15.1

従業員数

12,292

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
641.1万円
初任給(月額)
287,390

社員データ

従業員数
12,292
平均年齢
41.3
平均勤続年数
15.1

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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