UBE株式会社

UBE株式会社

4208
化学業界
2,693Minato City, Tokyo1897年設立公式サイト

事業セグメント構成

樹脂・化成品57%
機械17%
その他13%
機能品13%
樹脂・化成品 (57%)機械 (17%)その他 (13%)機能品 (13%)

高機能化学品や合成ゴム、電池材料を主軸とする大手化学メーカー。炭鉱を祖業とする長い歴史を持ち、現在はグローバルにスペシャリティ化学を展開。

収益

2025年3月期

4,868億円

+4.0% 前年比

純利益

2025年3月期

-4,816百万円

-116.6% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

-1.20%

ROA: 2.70%

UBE株式会社とは — 会社解説

UBE株式会社(旧・宇部興産)は、1897年に山口県宇部市の炭鉱から始まった長い歴史を持つ総合化学メーカーです。現在は機能品、樹脂・化成品、機械を三本の柱として展開し、特にナイロン樹脂やポリイミド、電池材料などの高機能化学品で強みを持ちます。近年は「重厚長大」な伝統的化学ビジネスから、高収益なスペシャリティ化学への劇的な構造転換を断行しており、ドイツ企業の買収などを通じてグローバル展開を加速させています。

事業モデル・収益構造

原油や天然ガスなどの原料から、プラスチックや合成ゴム、高機能フィルムなどを製造販売するビジネスです。特に高利益率な「機能品(ポリイミド等)」を成長の柱に据えています。また、射出成形機などの機械事業も手掛け、化学と機械の両面から収益を上げる多角的モデルを構築しています。

UBEの強み・特徴

  • リチウムイオン電池用セパレータやポリイミドなど、特定のニッチ市場で高い技術力を保有しています。
  • 前年の巨額減損を経て不採算事業を整理し、固定費を大幅に削減した身軽な収益構造を確立しました。
  • ドイツのウレタン事業買収など、欧米市場での拠点を拡大しグローバルな供給体制を強化しています。
  • 創業以来の伝統である「共存同栄」の精神に基づき、地域社会や顧客と深い信頼関係を築いています。

投資家が注目するポイント

  • 1構造改革により営業利益が前年比52%増と急回復しており、V字回復のフェーズに入っています。
  • 2純利益が前年の赤字から210億円の黒字へ転換し、負の遺産の整理が完了したことが確認されました。
  • 3買収した独ウレタン事業の収益化タイミングと、スマホ向けポリイミドの需要回復が今後の焦点です。
  • 4PBR改善に向けた株主還元や、スペシャリティ化学への投資配分の最適化を推進しています。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は774.2万円と化学業界でも上位クラスであり、安定した給与体系が魅力です。
  • 2伝統的な企業から「新生UBE」への変革期にあり、若手でも挑戦的なプロジェクトに関わる機会が増えています。
  • 3平均年齢43.1歳、勤続15.8年と腰を据えて働ける環境があり、教育研修制度も充実しています。
  • 4山口県宇部市の地域貢献に加え、東京・港区の本社や海外拠点でのグローバルなキャリアパスも存在します。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

機能品

13%

特定の機能に特化した合成樹脂、添加剤、コーティング材料等を扱う事業です。自動車、家電、住宅などの分野で、製品の耐久性や利便性を高める素材を提供しています。

収益662億円営業利益117億円営業利益率17.7%

樹脂・化成品

57%

各種合成樹脂(プラスチック)や工業用化成品、中間材料の製造・販売を行う事業です。素材の加工・配合技術を活かし、産業界の多様なニーズに応える多種多様な製品を提供します。

収益2,872億円営業利益19億円営業利益率0.7%

機械

17%

建設機械、工作機械、産業用ロボット等の輸出入、販売、リース、メンテナンスなど、機械関連の多様なソリューションを提供します。

収益869億円営業利益79億円営業利益率9.1%

その他

13%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益678億円営業利益32億円営業利益率4.7%

よくある質問(UBEについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

4,900億円

営業利益予想

250億円

純利益予想

275億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#UBE#大幅増益#構造改革#M&A

UBE・2026年3月期Q3、営業利益52.0%増の144億円——構造改革の成果と独事業買収が寄与、通期予想は据え置き

化学大手のUBEが発表した2026年3月期第3四半期(4〜12月)の連結決算は、売上高が前年同期比 7.6%減 の 3,321億円 となった一方、営業利益は同 52.0%増 の 144億円 と大幅な増益を記録しました。製鋼事業の譲渡やナイロン製品の販売低迷で減収となったものの、前年に実施した 事業構造改革による減価償却費の減少 や、ドイツ企業からの事業取得が収益を押し上げました。最終損益も前年の赤字から 210億円の黒字 へと劇的に改善しており、負の遺産を整理した効果が鮮明になっています。

-7.6%売上+52.0%営業利益

AIアナリスト視点

UBEの今回の決算は、まさに「膿を出し切り、再成長への種を蒔いた」段階と言えます。 - 評価ポイント: 前年に巨額の減損損失を出し、アンモニア・ナイロンといった伝統的な「重厚長大」ビジネスの重荷を軽くしたことが、そのまま利益のV字回復に直結しています。特に、営業利益が5割増、経常利益が2.3倍となっている点は、コスト構造の劇的な変化を物語っています。 - 注目すべき変化: ドイツのウレタン事業買収によるセグメント新設は、同社が目指す「スペシャリティ化学」へのシフトを象徴しています。現在はPMI(買収後の統合費用)で赤字ですが、これが黒字化するタイミングが次の株価・業績のトリガーになるでしょう。 - 懸念点: 一方で、スマホ向けポリイミドの苦戦や、買収したウレタン事業の立ち上がりなど、成長領域での足踏みも見られます。景気に左右されにくい「安定高収益体質」への脱皮には、まだ時間がかかりそうです。 就職活動中の学生にとっては、伝統的な化学メーカーから、高機能材料を核とするソリューション企業へ「会社自体が作り変わっている最中」である点は、変化を求める層にとって魅力的なポイントと言えるかもしれません。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
4,868億円180億円-4,816百万円8,657億円+4.0%
2024
通期
4,682億円225億円290億円7,890億円-5.4%
2023
通期
4,947億円162億円7,327億円-24.5%
2022
通期
6,553億円440億円245億円8,380億円+6.7%
2021
通期
6,139億円259億円229億円7,697億円

従業員データ

平均年収

774.2万円

業界平均: 868万円

初任給

27.3万円

月額 273,000

平均年齢

43.1

平均勤続年数: 15.8

従業員数

2,693

給与・待遇

平均年収
774.2万円
初任給(月額)
273,000

社員データ

従業員数
2,693
平均年齢
43.1
平均勤続年数
15.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

※当サイトのデータは入力時の誤りを含む可能性があります。個人の参考としてご利用ください。当サイトはデータの正確性について一切の責任を負いません。