業界ダイジェスト
株式会社ADEKA

株式会社ADEKA

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化学業界
1,810Arakawa, Tokyo1917年設立公式サイト

事業セグメント構成

化学品事業54%
ライフサイエンス事業25%
食品事業21%
化学品事業 (54%)ライフサイエンス事業 (25%)食品事業 (21%)

樹脂添加剤や半導体材料、食品素材を展開する化学・食品メーカー。世界トップクラスのシェアを誇る高機能樹脂添加剤を強みとし、グローバルに事業を拡大中。

収益

2025年3月期

4,071億円

+1.8% 前年比

純利益

2025年3月期

250億円

+8.9% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

8.60%

ROA: 7.20%

株式会社ADEKAとは — 会社解説

ADEKA(旧・旭電化工業)は、1917年設立の伝統ある化学・食品メーカーです。「新しい潮流にのり、健全な事業を通じて、地域社会に貢献する」という経営理念のもと、樹脂添加剤や半導体材料、さらにはリス印のマーガリンで知られる食品素材を展開。特に、プラスチックの劣化を防ぐ樹脂添加剤では世界トップクラスのシェアを誇ります。近年はライフサイエンス事業(農薬)が急成長しており、化学・食品・農業の3本柱によるバランスの取れたポートフォリオで、不透明な世界経済の中でも安定した成長を続けています。

事業モデル・収益構造

高収益な化学品(樹脂添加剤・半導体材料)と、安定した食品事業、成長著しいライフサイエンス事業を組み合わせています。グローバル市場、特にブラジルなどの農業大国での農薬販売が直近の収益を大きく下支えしており、特定市場の減速を他事業で補完できるポートフォリオが強みです。

ADEKAの強み・特徴

  • 樹脂添加剤で世界シェア首位級。グローバルな供給網と技術提案力
  • 先端DRAM向けなど、微細化に不可欠な半導体材料の高度な開発力
  • 買収したアデカアグロフーズ等を通じた、収益性の高い農薬事業の拡大
  • 食品から化学品まで多岐にわたる事業展開による、景気耐性の強さ

投資家が注目するポイント

  • 1ライフサイエンス事業の好調により、通期業績予想を上方修正。成長性が高い
  • 2約180億円規模の自社株買いを完遂するなど、資本効率向上への強い意欲
  • 3化学品事業で営業利益率12.8%を記録するなど、高い付加価値を実現
  • 4EV市況の影響を受ける樹脂添加剤の底打ちと、半導体材料の回復期待

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1初任給が約27.8万円と極めて高く、若手の待遇改善に積極的
  • 2平均年齢40.2歳と、老舗メーカーながら比較的若く活力のある組織
  • 3化学と食品という全く異なる分野を併せ持ち、多角的な知見を得られる環境
  • 4グローバル売上比率が高く、海外駐在や世界を舞台にした仕事のチャンスが豊富

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

化学品事業

54%

基礎化学品から高機能な誘導品まで、幅広い化学製品を製造・販売する事業です。産業の基盤となる素材を多様な業界の顧客に対して提供し、モノづくりの土台を支えています。

収益2,184億円営業利益280億円営業利益率12.8%

食品事業

21%

水産加工品を中心に、冷凍食品、缶詰、練り製品などの製造・販売を行う事業です。家庭用から業務用まで幅広く、素材の持ち味を活かした高付加価値な加工食品を提供しています。

収益825億円営業利益44億円営業利益率5.3%

ライフサイエンス事業

25%

バイオ医薬品の受託製造、創薬支援、医療用材料の開発など、生命科学分野に特化した事業です。高度な技術力を活用し、人々の健康増進と次世代医療の発展に寄与しています。

収益1,000億円営業利益78億円営業利益率7.8%

よくある質問(ADEKAについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

4,410億円

営業利益予想

430億円

純利益予想

264億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#増収増益#過去最高益#配当増額#自己株買い

ADEKA・2026年3月期通期、全利益項目で過去最高を更新——ライフサイエンス事業が牽引、次期は12.5%営業増益へ

化学・食品大手の中間素材メーカー、ADEKAが発表した2026年3月期連結決算は、売上高・全利益項目ともに過去最高を更新する着地となりました。売上高は前年同期比 2.3% 増の 4,165億円、営業利益は 1.5% 増の 416億円 に到達しました。家電や電気自動車(EV)市場の停滞を受けた「樹脂添加剤」の苦戦を、国内外で絶好調だった「ライフサイエンス(農薬)」事業が補った形です。あわせて年間配当を前期比 12円 増の 112円 とし、次期もさらなる増配と増益を掲げる強気の見通しを示しました。

+2.3%売上+1.5%営業利益+11.4%純利益

AIアナリスト視点

ADEKAの決算で最も注目すべきは、収益構造の「質的変化」です。かつての汎用的な樹脂添加剤主体のモデルから、営業利益率が高い「ライフサイエンス」と「半導体先端材料」の二枚看板へのシフトが着実に進んでいます。 特にライフサイエンス事業の営業利益率がセグメント内で伸びており(前期約7.7%→当期約8.8%)、これが全社の最高益更新の主動力となっています。化学品セグメントにおいても、汎用品の苦戦を先端材料で補う構造ができており、下支えが効いています。 また、ROE向上に向けた姿勢も顕著です。約145億円という大規模な自己株買いと、配当性向40%超を維持した上での増配は、投資家にとって非常にポジティブなメッセージです。懸念点は中国市場の回復遅れと原材料費の上昇ですが、次期予想で営業利益12.5%増という強気の数字を出している点からは、先端分野でのシェア拡大に対する強い自信が感じられます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
4,071億円410億円250億円5,431億円+1.8%
2024
通期
3,998億円354億円230億円5,431億円-0.9%
2023
通期
4,033億円324億円168億円5,001億円+11.7%
2022
通期
3,612億円340億円237億円4,753億円+10.4%
2021
通期
3,271億円290億円164億円4,377億円

従業員データ

平均年収

781.5万円

業界平均: 868万円

初任給

27.8万円

月額 278,290

平均年齢

40.2

平均勤続年数: 17.1

従業員数

1,810

給与・待遇

平均年収
781.5万円
初任給(月額)
278,290

社員データ

従業員数
1,810
平均年齢
40.2
平均勤続年数
17.1

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