エア・ウォーター株式会社

エア・ウォーター株式会社

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化学業界
693Osaka, Osaka1929年設立公式サイト

事業セグメント構成

デジタル&インダストリー33%
ヘルス&セーフティー23%
その他の事業22%
アグリ&フーズ16%
エネルギーソリューション7%
デジタル&インダストリー (33%)ヘルス&セーフティー (23%)その他の事業 (22%)アグリ&フーズ (16%)エネルギーソリューション (7%)

産業ガス大手。国内トップクラスのシェアを誇り、医療、エネルギー、農業・食品など多角的な事業展開が強み。多角化経営により景気変動に強い収益基盤を確立している。

収益

2025年3月期

1.1兆円

+5.0% 前年比

純利益

2025年3月期

491億円

+10.6% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

9.80%

エア・ウォーター株式会社とは — 会社解説

1929年創業の産業ガス大手です。酸素や窒素などの産業ガス供給で国内トップクラスのシェアを誇るだけでなく、医療、エネルギー、農業・食品など、多角的な事業ポートフォリオを持つ「全天候型」の経営スタイルが特徴です。近年は積極的なM&Aを通じて、歯科通販最大手の歯愛メディカルを子会社化するなど、高収益な周辺領域への拡大を加速させています。直近では北米事業の減損や不適切会計の修正により一時的な業績悪化に見舞われていますが、本業のガス供給や医療事業の収益基盤は依然として強固であり、現在はガバナンス強化と収益性の再構築を図っています。

事業モデル・収益構造

産業ガスや医療用ガスの製造・販売を中核とし、顧客工場内にガス発生装置を設置するオンサイト供給やシリンダー供給で安定した継続収益を得ています。また、ガス事業で培った冷却・防熱技術を食品物流や液化天然ガス(LNG)関連に応用。さらに、医療現場での酸素供給から病院設備、歯科通販まで、医療・ヘルスケア領域のバリューチェーン全体から収益を上げる多角的なモデルを構築しています。

エア・ウォーターの強み・特徴

  • 産業ガス国内トップクラスのシェアと、全国を網羅する広範なガス供給・物流ネットワーク。
  • 不況下でも需要が安定している医療、農業、エネルギー分野を併せ持つ高いリスク分散能力。
  • 積極的なM&Aにより、歯科通販や海水事業など独自のニッチトップ領域を複数確保している点。
  • 産業ガス製造で培った深冷分離技術や高圧ガス制御技術を活用した高い技術的参入障壁。

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期の純損失計上は「負の遺産」の早期処理。次期以降のV字回復に向けた収益の質(ROE向上)に注目。
  • 2歯愛メディカルの連結子会社化による、ヘルスケア部門の利益率向上と新たなプラットフォームビジネスの成長性。
  • 3配当政策は安定配当を基本としており、一時的な赤字決算後も株主還元姿勢を維持できるかが焦点。
  • 4海外(特に北米)の水素・炭素中立関連事業の立て直しと、不適切会計を受けたガバナンス体制の再構築プロセス。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収約795万円と高く、初任給も27万円(大卒・院卒)と業界内でも高水準な給与体系。
  • 2産業ガスから食品、医療まで多岐にわたる事業を展開しているため、社内で多様なキャリアパスを選択可能。
  • 3平均年齢43.6歳、平均勤続年数10.3年と、腰を据えて長く働ける安定した職場環境が整っている。
  • 4「地球の恵みを社会の力に」という理念のもと、カーボンニュートラルや在宅医療などの社会課題解決に貢献できる。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

デジタル&インダストリー

33%

デジタル家電向け部材や半導体プロセス材料、工業用薬品の製造・販売を主軸とし、産業界のデジタル化を支える事業領域です。

収益3,511億円営業利益363億円営業利益率10.3%

エネルギーソリューション

7%

リチウムイオン電池材料や太陽電池用部材など、エネルギーの創出・蓄電に関連する高機能材料をグローバルに提供する事業です。

収益709億円営業利益45億円営業利益率6.4%

ヘルス&セーフティー

23%

医薬品原料や防護服、安全機材などの供給を通じて、人々の健康増進と社会全体の安全性確保に貢献することを目指すセグメントです。

収益2,461億円営業利益151億円営業利益率6.1%

アグリ&フーズ

16%

農薬や肥料などの農業資材、および加工食品や食品添加物の開発・販売を通じて、食の安定供給と質の向上を支える事業を展開しています。

収益1,745億円営業利益62億円営業利益率3.6%

その他の事業

22%

主力のモビリティ事業以外の、住宅、船舶、航空機事業などの周辺領域や、将来の成長を見据えた新領域のビジネスを指します。

収益2,334億円営業利益126億円営業利益率5.4%

よくある質問(エア・ウォーターについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.1兆円

営業利益予想

840億円

純利益予想

530億円

決算レポート

1
2026年3月期 第2四半期
#営業赤字#不適切会計#減損損失#歯愛メディカル

エア・ウォーター・2026年3月期Q2、営業赤字54億円に転落——不適切会計の修正と北米事業の減損が直撃、通期最終赤字へ

産業ガス大手のエア・ウォーターが発表した2026年3月期第2四半期決算は、売上収益が 5,166億円 (前年同期比 +2.4% )と増収を確保した一方、本業の儲けを示す営業損益は 54億円の赤字 (前年同期は276億円の黒字)へ転落しました。連結子会社での 不適切な会計処理 に伴う過年度決算の修正に加え、北米の水素関連事業など海外案件で多額の 減損損失 を計上したことが大きく響きました。同社はこれを受け、通期の純損益予想を100億円の赤字に下方修正しています。

+2.4%売上

AIアナリスト視点

今回の決算は、エア・ウォーターにとって「膿を出し切る」ための苦渋の選択が数字に表れたものと評価できます。売上収益が伸びている点は本業の地力の強さを示していますが、不適切会計の修正額と減損の規模は、これまでの拡大路線の陰でガバナンスが追いついていなかったことを露呈しました。 注目すべきは、これほどの混乱期にありながら「歯愛メディカル」のTOBを完遂し、連結子会社化した点です。本業である産業ガスや医療ガスの安定収益に、高収益な歯科通販プラットフォームを組み合わせる戦略は、中長期的な収益回復の鍵となるでしょう。 一方で、通期での純損失計上は避けられず、信頼回復には時間がかかると見られます。今後は、新体制下でのガバナンス強化が単なるスローガンに終わらず、収益の質(クオリティ・オブ・アーン)をいかに高めていけるかが投資家の焦点となります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.1兆円752億円491億円1.3兆円+5.0%
2024
通期
1.0兆円683億円444億円1.2兆円+2.0%
2023
通期
1.0兆円622億円401億円1.1兆円+13.1%
2022
通期
8,887億円652億円432億円1.0兆円+10.2%
2021
通期
8,066億円512億円274億円9,268億円

従業員データ

平均年収

795.4万円

業界平均: 868万円

初任給

27.0万円

月額 270,000

平均年齢

43.6

平均勤続年数: 10.3

従業員数

693

給与・待遇

平均年収
795.4万円
初任給(月額)
270,000

社員データ

従業員数
693
平均年齢
43.6
平均勤続年数
10.3

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

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