ニチアス株式会社

ニチアス株式会社

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ガラス・土石製品業界
1,886Chuo-ku, Tokyo1896年設立公式サイト

事業セグメント構成

プラント向け工事・販売31%
工業製品21%
自動車部品20%
高機能製品17%
建材11%
プラント向け工事・販売 (31%)工業製品 (21%)自動車部品 (20%)高機能製品 (17%)建材 (11%)

断熱・保護技術のパイオニア。プラント、半導体、自動車、建材向けにシール材や機能部品を供給。幅広い産業の省エネと安全を支える。

収益

2025年3月期

2,565億円

+2.9% 前年比

純利益

2025年3月期

321億円

+19.0% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

15.50%

ニチアス株式会社とは — 会社解説

1896年創業のニチアス株式会社は、断熱・保護技術のパイオニアとして日本の産業界を支える重要企業です。プラント、半導体、自動車、建材という4つの異なる市場に対し、シール材や機能部品を供給する多角的なビジネスモデルを展開しています。特に「断つ・保つ」技術において世界屈指の専門性を持ち、省エネや安全性の向上に寄与しています。直近では半導体市場の停滞により一時的な減益が見られるものの、営業利益率15.49%という極めて高い収益性と、自己資本比率77%を誇る強固な財務体質を背景に、積極的な株主還元策を打ち出すなど、成長と安定を両立させている企業です。

事業モデル・収益構造

「断熱・シール・防音・防振」といった機能を持つ製品の製造・販売に加え、プラント向けの施工(工事)までを一貫して手掛けることで収益を上げています。特に利益率の高い「高機能製品(半導体向け)」と「工業製品」が利益の柱となっており、市況変動の影響を受けやすい製造業において、メンテナンス需要が中心の「プラント向け工事」が安定したキャッシュフローを生み出す相補的な構造となっています。

ニチアスの強み・特徴

  • 120年以上の歴史で培った「断つ・保つ」技術による高い参入障壁
  • 高機能製品部門における営業利益率22.9%という圧倒的な付加価値
  • プラントから半導体まで、景気サイクルが異なる複数の販路を持つ安定性
  • 自己資本比率77%という、製造業でもトップクラスの健全な財務基盤

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期に発表した1対3の株式分割と大幅増配による、株主還元への強い意欲
  • 2半導体市場の回復局面における、高機能製品部門の利益急拡大のポテンシャル
  • 3東証の要請に応える「資本コストを意識した経営」の実行によるPBR改善期待
  • 4安定した営業利益率(15%前後)を維持できる、価格決定権の強さとコスト管理能力

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収729.2万円、初任給26.5万円という、BtoBメーカーの中でも高水準な待遇
  • 2平均勤続年数14年、平均年齢40.9歳という、腰を据えて働ける安定した職場環境
  • 3半導体や脱炭素プラントなど、最先端技術の根幹を支える製品に関わるやりがい
  • 4業績の波に左右されにくい強固な経営基盤による、長期的なキャリア形成の安心感

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

プラント向け工事・販売

31%

製造工場における設備の設計、施工、保守点検に加え、プラント稼働に必要となる各種関連資材の販売を行う事業です。

収益785億円営業利益125億円営業利益率15.9%

工業製品

21%

広範な製造業の生産工程で使用される汎用的なガラス、耐火材、研磨材などの工業用資材を幅広く取り扱う事業セグメントです。

収益532億円営業利益111億円営業利益率20.8%

高機能製品

17%

電子部品や自動車向けに、高精度な伸銅品、箔、薄膜材料などの高付加価値製品を製造。高度な加工技術を活かし、先端技術分野の発展を支える。

収益446億円営業利益102億円営業利益率22.9%

自動車部品

20%

車両の窓ガラス、センサー用部材、エンジン周辺の機能部品など、自動車メーカーに直接供給される各種コンポーネントを扱います。

収益512億円営業利益45億円営業利益率8.9%

建材

11%

住宅やビルに使用される板ガラス、断熱材、外壁材、タイルなど、建設業界向けに多様な建築資材を製造・販売する事業です。

収益291億円営業利益14億円営業利益率4.8%

よくある質問(ニチアスについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2,570億円

営業利益予想

370億円

純利益予想

260億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#ニチアス#減収減益#増配#株式分割

ニチアス・2026年3月期Q3、営業利益18.3%減の253億円——半導体向け軟調で減益も、大幅増配と株式分割を発表

断熱材・シール材大手のニチアスが発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比 4.1%減 の 1,850億円、営業利益が同 18.3%減 の 253億円 と 減収減益 で着地しました。主力の高機能製品部門において、半導体製造装置向けの需要が世界的に軟調に推移したことが響きました。業績は足踏みとなったものの、同社は期末配当予想の大幅な 増額修正(年間164円) と、利便性向上を目的とした 1対3の株式分割 を同時に発表し、積極的な株主還元姿勢を鮮明にしています。

-4.1%売上-18.3%営業利益-8.0%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算は、業績数値そのものよりも、その裏で発表された「株主還元のセット」に強いメッセージ性が感じられます。営業利益が18%減という厳しい状況下で、あえて50円以上の増配、1対3の分割、6%もの自株消却をぶつけてきた点は、東証の「資本コストを意識した経営」への非常に忠実な回答と言えるでしょう。 高機能製品部門の落ち込みは一時的なサイクル影響と割り切り、強固な財務体質(自己資本比率77%)を背景に、投資家を繋ぎ止める戦略に出た形です。就活生にとっても、一時的な景気変動に動じない財務の安定性と、株主価値を重視する同社の姿勢は、企業分析におけるポジティブな評価材料になるはずです。今後の焦点は、半導体向け需要の反転時期と、新体制下での資本効率(ROE)の推移に集まるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2,565億円397億円321億円2,890億円+2.9%
2024
通期
2,494億円352億円270億円2,908億円+4.7%
2023
通期
2,381億円300億円214億円2,669億円+10.1%
2022
通期
2,162億円263億円220億円2,469億円+10.1%
2021
通期
1,964億円196億円107億円2,196億円

従業員データ

平均年収

729.2万円

業界平均: 811.9万円

初任給

26.5万円

月額 265,000

平均年齢

40.9

平均勤続年数: 14

従業員数

1,886

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
729.2万円
初任給(月額)
265,000

社員データ

従業員数
1,886
平均年齢
40.9
平均勤続年数
14

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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