業界ダイジェスト
東京製鐵株式会社

東京製鐵株式会社

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鉄鋼業界
1,135Chiyoda-ku, Tokyo1934年設立公式サイト

国内電炉メーカーの最大手。建築用鋼材であるH形鋼で高いシェアを誇る。鉄スクラップを原料とするリサイクル型製鉄で、低炭素化社会への貢献を強みとする。

収益

2025年3月期

3,268億円

-11.0% 前年比

純利益

2025年3月期

212億円

-24.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

10.20%

東京製鐵株式会社とは — 会社解説

1934年設立の東京製鐵株式会社は、日本における独立系電炉メーカーの最大手です。鉄スクラップを原料に電気炉で鋼材を製造する「リサイクル型製鉄」を主力としており、高炉メーカーに比べてCO2排出量を大幅に抑制できることから、脱炭素社会の実現において重要な役割を担っています。特に建築用H形鋼で高いシェアを誇り、国内建設需要のバロメーターとも言える存在です。現在は中国産鋼材の流入や国内建設の遅延により厳しい市況に直面していますが、業界屈指の自己資本比率72%を背景に、強気な還元姿勢と構造改革を進めています。

事業モデル・収益構造

国内に点在する工場で市中の鉄スクラップを買い取り、電気炉で溶解・精錬して鋼板や条鋼(H形鋼など)を製造・販売しています。収益は「製品価格とスクラップ価格の差(メタルスプレッド)」に大きく依存します。自社で一貫生産を行うことでコスト競争力を高め、需要地に近い立地を活かした物流効率の良さも収益の源泉となっています。

東京製鐵の強み・特徴

  • 国内電炉最大手としての規模の経済と、H形鋼における圧倒的なブランド力
  • 高炉メーカー比でCO2排出量を約4分の1に抑えられる環境優位性(グリーン鋼材)
  • 自己資本比率72%という、景気変動に耐えうる極めて強固な財務体質
  • 電炉業界におけるプライスリーダーとしての価格決定権

投資家が注目するポイント

  • 1市況悪化局面でも自社株買いを継続する、極めて株主重視の姿勢
  • 2低PBR改善に向けた資本効率の向上策と、安定した配当方針
  • 3国内建設プロジェクトの再開・本格化に伴う、需要リバウンドのポテンシャル
  • 4カーボンニュートラル社会における「電炉」のプレゼンス向上による長期的な成長性

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収871.4万円という、鉄鋼業界でもトップクラスの高待遇
  • 2平均勤続年数16.7年と非常に長く、定着率の高い安定した職場文化
  • 3リサイクルを通じて地球環境に直接貢献できる社会貢献性の高い事業
  • 4少数精鋭組織であり、一人ひとりの裁量が大きく若手から活躍できる環境

よくある質問(東京製鐵について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3,050億円

営業利益予想

190億円

純利益予想

130億円

決算レポート

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2026年3月期 通期
#大幅減益#営業赤字見通し#電炉#鉄スクラップ

東京製鐵・2026年3月期通期、営業利益76%減の72億円——鋼材市況悪化で大幅減益、次期は営業赤字の見通し

電炉大手の東京製鐵が24日に発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比18.0%減の2,680億9,500万円、営業利益が同76.0%減の72億3,000万円と大幅な減収減益となった。中国からの安価な鋼材輸出がアジア市場を圧迫したほか、国内の建設プロジェクトの遅延が響き、製品価格の下落が原料安を上回る「スプレッド(利ざや)の縮小」が直撃した。さらに次期(2027年3月期)は、エネルギーコストの上昇や需要停滞を見込み、40億円の営業赤字に転落する衝撃的な見通しを明らかにしている。

-18.0%売上-76.0%営業利益-45.5%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、次期の営業赤字転落予想という強気な「膿出し」とも取れる見通しです。売上高を17%以上伸ばしながら利益がマイナスになるという予想は、原材料価格と製品価格のミスマッチ(逆ザヤリスク)を相当程度保守的に見積もっている、あるいは大規模な構造改革・先行投資を想定している可能性があります。 - 強み: 75%を超える高い自己資本比率と、600億円以上の現預金を保有する鉄壁の財務基盤です。このキャッシュの厚みが、赤字予想の中でも自社株買いを発表できる経営の余裕を生んでいます。 - 注目ポイント: 自動車分野への電炉材採用は、これまでの同社の立ち位置を大きく変える「ゲームチェンジャー」になり得ます。これまでは建設用条鋼が中心でしたが、高付加価値な板材分野で存在感を示せれば、市況耐性は大幅に向上するでしょう。 - 懸念点: 国内建設市場の「60年ぶりの低水準」という言葉に象徴される、構造的な需要減退です。人口減少下での国内市場に依存し続けるリスクを、いかに海外展開や新分野でカバーできるかが今後の焦点となります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3,268億円301億円212億円2,930億円-11.0%
2024
通期
3,672億円381億円280億円3,106億円+1.7%
2023
通期
3,612億円381億円308億円2,710億円+33.4%
2022
通期
2,709億円318億円319億円2,403億円+91.5%
2021
通期
1,414億円40億円59億円1,859億円

従業員データ

平均年収

871.4万円

業界平均: 905.1万円

初任給

26.9万円

月額 268,790

平均年齢

39.5

平均勤続年数: 16.7

従業員数

1,135

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
871.4万円
初任給(月額)
268,790

社員データ

従業員数
1,135
平均年齢
39.5
平均勤続年数
16.7

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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