業界ダイジェスト
TOYO TIRE株式会社

TOYO TIRE株式会社

5105
ゴム製品業界
3,705Itami, Hyogo1945年設立公式サイト

事業セグメント構成

タイヤ事業92%
自動車部品事業8%
タイヤ事業 (92%)自動車部品事業 (8%)

独立系のタイヤメーカー大手。SUVやピックアップトラック用タイヤに強みを持ち、北米市場で高い収益性を誇る。独自のナノ分析技術を製品開発に活用。

収益

2025年12月期

5,949億円

+5.2% 前年比

純利益

2025年12月期

636億円

-15.0% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

12.78%

TOYO TIRE株式会社とは — 会社解説

1945年創業、兵庫県伊丹市に本社を置く独立系のタイヤメーカー大手です。ブリヂストンなどのメガプレーヤーとは一線を画し、大型SUVやピックアップトラック用タイヤという特定の高付加価値市場にリソースを集中させる「選択と集中」戦略で成功を収めています。特に北米市場では「TOYO TIRES」ブランドが熱狂的な支持を得ており、独自のナノ分析技術「Nano Balance Technology」を用いた製品開発が強みです。近年は、かつての経営危機から完全に脱却し、業界最高水準の収益性と強固な財務体質を誇る優良企業へと変貌を遂げました。

事業モデル・収益構造

売上の約9割をタイヤ事業が占め、その中でも採算性の高い北米の市販用(リプレイス)市場が最大の収益源です。特に18インチ以上の大口径タイヤや、悪路走行に強い全地形対応タイヤ(A/T)に特化することで、価格競争に巻き込まれにくい独自の収益構造を構築。生産面ではセルビアの新工場稼働など、地産地消と供給網の最適化による効率化を進めています。

TOYO TIREの強み・特徴

  • 北米SUV・ピックアップトラック市場における圧倒的なブランド力とシェア
  • ゴムの分子レベルから制御・開発する独自の「ナノバランス・テクノロジー」
  • タイヤ業界トップクラスの営業利益率(16%超)を叩き出す高付加価値モデル
  • 自己資本比率約70%という、業界内でも際立って強固な財務基盤

投資家が注目するポイント

  • 12025年12月期は過去最高売上を更新し、130円への増配(記念配含む)を発表するなど還元姿勢が鮮明
  • 2北米市場への依存度が極めて高く、米国の関税政策や為替変動(ドル円)の影響を強く受けるリスク
  • 3ROE 12.78%と資本効率が高く、かつてのガバナンス課題を克服した後の継続的な利益成長
  • 4EV化に伴うタイヤの大口径化・高重量化が、同社の得意とする大型タイヤ領域の需要を後押し

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収660.5万円、初任給25.3万円と、関西圏の製造業の中でも高水準な給与体系
  • 2平均勤続年数15.1年と定着率が高く、落ち着いて長期的なキャリアを築ける環境
  • 3大手3社とは異なる独自の生存戦略を持つ「尖った」企業文化で、若手にも裁量がある
  • 4グローバル売上比率が高いため、海外駐在や国際的なビジネスに携わる機会が豊富

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

タイヤ事業

92%

乗用車や商用車、建設車両向け等の各種タイヤ・チューブの製造販売を行い、補修用市場や新車装用市場へ幅広く製品を供給する基幹事業です。

収益5,477億円営業利益955億円営業利益率17.4%

自動車部品事業

8%

防振ゴム、ホース、ウェザーストリップなどの自動車向けゴム・樹脂製品の製造販売を行い、車両の快適性や安全性向上に寄与する事業です。

収益472億円営業利益18億円営業利益率3.9%

よくある質問(TOYO TIREについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

6,200億円

営業利益予想

940億円

純利益予想

540億円

決算レポート

2
2026年12月期 第1四半期
#TOYOTIRE#5105#タイヤ業界#北米市場

TOYO TIRE・2026年12月期Q1、純利益14.6%増の154億円——北米ミックス改善と円安が寄与、自己資本比率は72%超に

TOYO TIREが15日に発表した2026年12月期第1四半期(1〜3月)連結決算は、売上高が前年同期比 3.4%減 の 1,309億円 となった一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は 14.6%増 の 154億円 を確保した。欧米でのインフレに伴う買い控えや、欧州での生産体制移行による供給過渡期が減収要因となったが、北米市場での高付加価値商品の販売比率向上や為替差益の計上が利益を押し上げた。同社は2026年を始点とする新中期経営計画「中計'26」の下、高い利益水準の維持と強固な収益体質の構築を急いでいる。

-3.4%売上-8.1%営業利益+14.6%純利益

AIアナリスト視点

TOYO TIREの第1四半期決算は、売上高と営業利益の減少という「本業の足踏み」が見られるものの、純利益では二桁増益を確保するという、効率性の高さが際立つ内容でした。 特に注目すべきは、北米市場での立ち回りです。低価格タイヤへのシフトという逆風に対し、同社は「OPEN COUNTRY」などの強力なブランドを盾に、数量の減少を商品ミックス(単価向上)で補う戦略を貫いています。これは、大手競合他社と比較しても同社のニッチな強みが機能している証拠と言えます。 懸念点は欧州市場の供給遅れですが、これはセルビア工場への生産移管という構造改革の痛みとも言えます。これが解消に向かう下期以降、為替が現在の水準(円安)で推移すれば、通期予想の上方修正の可能性も視野に入ってくると考えられます。財務面でも自己資本比率が72%を超えており、不況耐性の強さと投資余力を兼ね備えた、投資家にとっても就活生にとっても「堅実かつ高収益」な企業イメージを裏付ける決算でした。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
5,949億円974億円636億円7,532億円+5.2%
2024
通期
5,654億円940億円748億円7,227億円+2.3%
2023
通期
5,528億円769億円723億円6,455億円+11.2%
2022
通期
4,972億円440億円480億円5,989億円+26.3%
2021
通期
3,936億円531億円414億円5,312億円

従業員データ

平均年収

660.5万円

業界平均: 702.8万円

初任給

25.4万円

月額 253,700

平均年齢

40.6

平均勤続年数: 15.1

従業員数

3,705

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
660.5万円
初任給(月額)
253,700

社員データ

従業員数
3,705
平均年齢
40.6
平均勤続年数
15.1

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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