業界ダイジェスト
アルプスアルパイン株式会社

アルプスアルパイン株式会社

6770
電機業界
6,429Ota City, Tokyo1948年設立公式サイト

事業セグメント構成

モジュール・システム事業55%
コンポーネント事業36%
センサー・コミュニケーション事業9%
モジュール・システム事業 (55%)コンポーネント事業 (36%)センサー・コミュニケーション事業 (9%)

電子部品・車載情報機器の大手。スイッチやセンサに強みを持ち、旧アルプス電気とアルパインの統合によりHMI技術とシステム設計力を融合。世界中に拠点を展開。

収益

2025年3月期

9,904億円

+2.7% 前年比

純利益

2025年3月期

378億円

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

9.40%

アルプスアルパイン株式会社とは — 会社解説

アルプスアルパイン株式会社は、1948年創業のアルプス電気と車載音響機器大手のアルパインが2019年に経営統合して誕生した、電子部品・車載情報機器の世界的メーカーです。スイッチ、センサ、可変抵抗器などのコンポーネント技術から、カーナビや車載通信モジュールなどのシステム設計までを一貫して手掛けます。スマホ向けの精密部品で培った技術と、車載向けの高度なシステム統合力を融合させ、「モビリティ」「コンシューマ」「産業」の3軸で次世代のHMI(人間と機械のインターフェース)技術を追求しています。

事業モデル・収益構造

収益の柱は、スマホ向け等の電子部品を供給するコンポーネント事業(営業利益率8.7%)と、車載情報機器を扱うモビリティ事業です。アップル等のグローバルIT企業への部品供給による高収益と、自動車メーカー(OEM)向けのシステム受注による長期的なビジネスの両輪で構成されています。直近では不採算案件の整理など構造改革を断行し、モビリティ事業の収益性改善を急いでいます。

アルプスアルパインの強み・特徴

  • スマートフォンのカメラ用アクチュエータなど、世界トップシェアを誇る精密部品技術
  • 旧アルパインの強みであるシステム設計力と、アルプス電気の部品技術を融合したHMIソリューション
  • 世界20カ国以上に拠点を持ち、主要な自動車・スマホメーカーと直接取引を行うグローバルネットワーク
  • デジタルキーやタッチフィードバック技術など、次世代モビリティに不可欠な特許ポートフォリオ

投資家が注目するポイント

  • 1長年の課題だったモビリティ(旧モジュール・システム)事業が黒字化し、利益構造が劇的に改善
  • 2アルプス物流の資産流動化に伴うキャッシュを原資とした、200億円規模の自社株買いなど積極的な還元策
  • 32026年3月期第3四半期で営業利益31.5%増を記録し、通期予想を上方修正した勢い
  • 4為替感応度が高く円安が追い風となる一方、センサー事業の端境期をどう乗り越えるかが焦点

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収641.2万円、平均年齢41.9歳と、バランスの取れた中堅メーカーの待遇水準
  • 2構造改革を経て「負の遺産」を解消し、モビリティテック企業として再成長フェーズにある活気
  • 3スマホ部品から自動運転技術まで、最先端のハードウェア・ソフトウェア開発に携われる機会
  • 4大田区雪谷の本社を拠点としつつ、海外駐在やグローバルプロジェクトへの参画チャンスが豊富

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

コンポーネント事業

36%

光学コンポーネント、エンコーダ、フォトマスク基板などの精密部品を供給。産業機器、車載、通信分野など多岐にわたる顧客の製品開発に貢献。

収益3,480億円営業利益304億円営業利益率8.7%

センサー・コミュニケーション事業

9%

各種センサーデバイスと無線通信技術を融合させたシステムを展開しています。IoT化が進む社会において、現場データの収集からクラウドへの伝送までを担うネットワーク製品を提供しています。

収益842億円営業利益-3,360百万円営業利益率-4.0%

モジュール・システム事業

55%

複数の電子部品を統合した複合モジュールや専用制御システムを開発しています。顧客製品の設計効率化を支援するため、特定の機能に特化したユニット製品を最適化して提供しています。

収益5,372億円営業利益56億円営業利益率1.0%

よくある質問(アルプスアルパインについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

9,100億円

営業利益予想

170億円

純利益予想

45億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#アルプスアルパイン#増収増益#モビリティ事業#構造改革

アルプスアルパイン・2026年3月期通期、営業利益23%増の420億円——モビリティ事業の収益改善が寄与、200億円の自社株買いも実施

アルプスアルパインが発表した2026年3月期の連結決算は、売上高が前期比 2.9%増 の 1兆194億円 、営業利益が同 23.3%増 の 420億円 と増収増益を確保しました。主力の車載向けビジネスが回復傾向にあり、特に不採算製品の縮小を進めた 「モビリティ事業」 の収益性が劇的に改善したことが全体を牽引しています。一方、当期純利益は前期に計上した株式売却益の反動などにより同 29.0%減 の 268億円 となりましたが、当期中に 200億円 の自社株買いを実施するなど、株主還元と構造改革を並行して進めています。

+2.9%売上+23.3%営業利益-29.0%純利益

AIアナリスト視点

アルプスアルパインの今回の決算は、長く課題とされてきた車載向け「モビリティ事業」の採算改善が数字に表れた点が最大の評価ポイントです。かつての「アルパイン」統合後のシナジー創出に苦戦していた印象がありましたが、不採算製品の整理と操業度の回復により、営業利益率が着実に改善しています。 注目すべきは資本政策への積極姿勢です。PBR1倍割れが続く中、200億円規模の自社株買いを断行し、DOEを基準とした安定配当を打ち出したことは、投資家からの信頼回復に繋がるでしょう。就活生の視点では、単なる電子部品メーカーから、ソフトウェアやセンサーを統合した「システムサプライヤー(Tier1)」への脱皮を図っている過渡期であり、構造改革の実行力に注目すべき企業と言えます。 懸念点としては、経常利益が持分法利益によって嵩上げされている側面があり、本業の営業キャッシュフローをいかに安定して拡大できるかが今後の焦点となります。また、デジタルキーなどの新領域で早期に利益貢献できる体制を構築できるかが、次の成長フェーズへの鍵となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
9,904億円341億円378億円7,407億円+2.7%
2024
通期
9,641億円197億円7,540億円+3.3%
2023
通期
9,331億円336億円115億円7,370億円+16.2%
2022
通期
8,029億円352億円230億円7,435億円+11.8%
2021
通期
7,180億円131億円6,943億円

従業員データ

平均年収

641.2万円

業界平均: 876.5万円

初任給

26.9万円

月額 269,000

平均年齢

41.9

平均勤続年数: 17.3

従業員数

6,429

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
641.2万円
初任給(月額)
269,000

社員データ

従業員数
6,429
平均年齢
41.9
平均勤続年数
17.3

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

※当サイトのデータは入力時の誤りを含む可能性があります。個人の参考としてご利用ください。当サイトはデータの正確性について一切の責任を負いません。