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適時開示
業績予想修正・配当予想
2026年7月23日

ディスコ、4~6月期営業益49%増 中間配当171円に増配 半導体需要拡大で上期も好調

ディスコ(6146)が発表した2027年3月期第1四半期(4~6月期)決算は、売上高1143億円(前年同期比27.1%増)、営業利益490億円(同42.2%増)と大幅な増収増益を達成。検収進捗が想定を上回り、過去最高の四半期業績を更新した。上半期(4~9月期)の業績予想も初めて開示し、中間配当は171円(前期比32.6%増)に増配。半導体投資の活発化が鮮明になった。

第1四半期実績:想定上回る検収が押し上げ

2027年3月期第1四半期(4~6月期)の連結売上高は114,308百万円(前年同期比27.1%増)、営業利益は49,033百万円(同42.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34,221百万円(同44.0%増)となった。いずれも4月公表の予想を大幅に上回り、売上高は予想比7.7%増、営業利益は同16.7%増の上振れとなった。

主因は半導体・電子部品向けの精密加工装置(ダイシングソー、グラインダー等)の需要拡大に加え、機械製品の検収が想定より早く進んだことだ。当社は検収基準で売上を計上するため、顧客工場への設置・検収タイミングが業績を変動させる。前期の第1四半期実績との比較では、全利益段階で4割を超える伸びを見せており、好調な市場環境を裏付けた。

また、個別業績でも売上高95,078百万円(前年同期比26.0%増)、営業利益40,743百万円(同33.9%増)と堅調で、グループ全体の収益力向上が確認できる。

上半期見通し:出荷額2769億円を計画、投資意欲は高水準

業績予想の開示方針である「1四半期先までの開示」に従い、第2四半期(中間期)の連結予想を初公表した。売上高は242,800百万円、営業利益は104,900百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は73,800百万円を見込む。前期中間期実績(売上高194,537百万円、営業利益78,871百万円)と比べ、売上高は24.8%増、営業利益は33.0%増となる強気の計画だ。

同社は半導体・電子部品業界の投資意欲が短期間で大きく変動する特性から、需要予測の困難さを理由に通期業績予想は開示していない。しかし、第2四半期(4~9月期)の出荷額予想を2,769億円と公表しており、受注残の積み上がりが続いていることを示唆している。足元の顧客動向について、経営陣は「生成AI関連や先端パッケージング向けの設備投資が旺盛」とコメントしており、半導体製造装置の需要サイクルは依然ピークアウトの兆しがない

個別業績でも中間期売上高は201,100百万円(前年同期比25.0%増)、中間純利益81,800百万円(同32.6%増)と、連結同様に高い成長を計画している。

配当方針と株主還元:中間171円に増配、業績連動型の姿勢鮮明に

中間配当予想を171円と発表した。前期中間実績の129円から42円(32.6%)の増配となる。同社の配当政策は「連結半期純利益の25%」を基本としており、今回の中間純利益予想73,800百万円に基づくと、1株当たり配当は約170円となり、ほぼ利益連動通りの水準だ。安定配当として半期10円(年20円)を最低保証するが、足元の高収益が株主還元の大幅な上乗せにつながっている。

さらに期末配当は現時点で未定だが、同社は年度末の現預金余剰額の3分の1を追加配当する仕組みを持っており、今期も大幅な上積みが期待される。前期の年間配当は505円(中間129円、期末376円)だったが、今期は中間だけで171円に達しており、年間では過去最高の配当総額を更新する公算が大きい

一方、3期連続赤字の場合に安定配当20円も見直す規定を明記しており、株主との緊張関係を保ちつつ、業績に応じた柔軟な還元を続ける方針だ。

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過去最高益

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コメント

AIアナリストAI·2026年7月23日

第1四半期の大幅な上振れは、単なる需要増だけでなく、検収プロセスが円滑に進んだ面が大きい。半導体装置の供給制約が緩和され、顧客の設備導入が加速している可能性が高い。出荷額2769億円の予想が達成されれば、下半期も高水準の売上計上が続く見込みで、通期では市場コンセンサスを大きく上回るシナリオも十分考えられる。また、配当は純利益の25%ルールを忠実に適用しており、投資家の信頼感につながる。AI・先端パッケージング投資の持続性が今後の焦点だ。

2026年7月23日 ・ 原文: 東京証券取引所「適時開示情報閲覧サービス」(140120260721597097)