大手証券2社・2026年3月期Q3——野村が圧倒的利益率で独走、大和は構造改革で増益加速
世界的な株高と金利変動を追い風に、大手証券2社は好調な決算を見せました。特に野村ホールディングスは利益率27.2%と驚異的な稼ぐ力を誇示。一方、大和証券グループは営業利益が29.8%増と急成長しています。両社ともストック型ビジネスへの転換が実を結び、強固な収益基盤を築きつつあります。
今期の総括
規模の野村と成長の大和。資産管理へのシフトが収益を支える。
業界全体の動き
証券業界を動かした共通のテーマは以下の3点です。
- 市場の活況と投資意欲の向上: 日米の株高を背景に、個人・法人ともに投資活動が非常に活発でした。
- 預かり資産残高の積み上げ: 売買手数料に頼らないストック型ビジネスへの移行が加速しています。
- 株主還元の強化: 利益を投資家に回す動きが強まり、野村は600億円の自社株買いを発表しました。
売上高 前年同期比
純利益 前年同期比
勝者と敗者
収益の「質」と「規模」で圧倒したのが野村ホールディングスです。売上高は35,457億円と巨大で、営業利益率も27.2%と極めて高い水準を維持しました。
一方、成長の「勢い」では大和証券グループ本社が目立ちます。営業利益は前年比29.8%増の1,478億円を記録。ウェルスマネジメント部門が過去最高の資産残高を更新し、構造改革の成果を証明しました。
- 好調
- 野村ホールディングス
- 苦戦
- (該当なし)

売上高ランキング
営業利益ランキング
営業利益率ランキング
注目の動き・戦略比較
- 野村の資本戦略: 利益拡大局面で600億円の自社株買いを断行。海外M&A後も揺るがない資本の厚さを見せつけました。
- 大和の提携戦略: あおぞら銀行との連携を深め、銀行顧客へのアプローチを強化。負ののれん益など一時的な利益も寄与しています。
- 部門別成長: 野村は機関投資家向けのホールセールが好調。大和は個人向けの預かり資産ビジネスで安定感を増しています。
業界共通のリスク
- 相場急変の影響: 株式市場が冷え込めば、手数料収入は一気に減少します。
- コストの増加: システム投資や優秀な人材の確保により、販管費は上昇傾向にあります。
- ネット証券との競争: 手数料の引き下げ圧力は依然として強く、付加価値の提供が必須です。
就活生・転職希望者へ
証券会社は今、単なる「株の売買屋」から「資産コンサルタント」へ激変しています。野村はグローバルな舞台で戦いたい人、大和は顧客に寄り添うストックビジネスを学びたい人に向いています。市場環境が良い今、各社とも成長への投資を惜しまない刺激的な環境と言えるでしょう。
タグ#証券業界#野村ホールディングス#大和証券グループ本社#2026年3月期#決算分析#ウェルスマネジメント#ストックビジネス#自社株買い#資産運用#投資銀行
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