業界ダイジェスト

業界ダイジェスト

同じ業界でしのぎを削る競合他社を横断比較。勝者・敗者・業界トレンドをAIが分析します。

41グループの業界ダイジェスト

その他製造

1グループ
その他製造
大手印刷・包装
2026年5月17日

2026年3月期

印刷大手2社・2026年3月期決算——売上1.8兆円のTOPPANと、利益で勝るDNPの「脱・印刷」競争

国内印刷2強の決算は、進む道の違いが鮮明に出ました。TOPPANホールディングスは売上高1兆8,050億円で過去最高を更新。対する大日本印刷(DNP)は、営業利益1,010億円と「稼ぐ力」で圧倒しました。事業構造の転換を急ぐ両社の、最新の戦況を詳しく解説します。

売上のTOPPAN、利益のDNPと個性が明確化
大日本印刷
TOPPANホールディングス
2社比較
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その他金融

1グループ
その他金融
その他金融・リース
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

その他金融・リース大手3社・2026年3月期Q3——市場活況と投資回収が明暗、オリックス独走とセゾンの海外試練

その他金融業界のQ3決算は、各社の収益構造の差が鮮明に出ました。オリックスは投資回収で過去最高水準の利益を叩き出し、日本取引所グループは株高の恩恵をフルに享受しています。一方でクレディセゾンは国内の好調を海外のリスクが打ち消す形となり、三者三様の展開となりました。

投資回収の成否と海外リスク管理が利益の明暗を分けた
オリックス
クレディセゾン
3社比較
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ガス

1グループ
ガス
大手ガス会社
2026年5月17日

2026年3月期 通期

大手ガス2社・2026年3月期通期決算——東京ガスの純益3倍増と大阪ガスの高効率経営、脱ガス化が加速

大手ガス2社の2026年3月期決算は、海外事業の成否が利益を大きく左右しました。東京瓦斯は純利益が前期比205.8%増と爆発的に伸び、大阪瓦斯も減収ながら営業利益率8.6%という高い稼ぐ力を維持しています。両社とも従来の「国内ガス販売」から、エネルギー投資会社へと変貌を遂げた姿が鮮明になりました。

海外事業が利益の主役に。ガス販売頼みのモデルは過去のもの。
東京瓦斯
大阪瓦斯(売上成長の観点)
2社比較
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ゴム

1グループ
ゴム
タイヤメーカー
2026年5月19日

2025年12月期 通期

タイヤ大手2社・2025年12月期決算——横浜ゴムが過去最高益で猛追、ブリヂストンは「質」で耐える

2025年12月期のタイヤ業界は、明暗が分かれる結果となりました。横浜ゴムは積極的なM&Aにより過去最高益を更新する猛烈な成長を記録。対する首位ブリヂストンは、北米の逆風をプレミアム戦略でしのぎ、利益の質を高めています。業界全体が「売上規模」から「稼ぐ効率」へとかじを切った、重要な転換点と言える決算です。

成長の横浜ゴム、筋肉質化のブリヂストン
横浜ゴム
ブリヂストン
2社比較
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サービス

2グループ
サービス
その他サービス・インフラ
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

その他サービス・インフラ4社・2026年3月期Q3——東宝が独走する成長性、OLCは驚異の利益率を維持

サービス・インフラ大手4社の決算は、「価格転嫁」と「IP(知的財産)の活用」が明暗を分けました。東宝が純利益36.5%増と爆発的な伸びを見せる一方、日本郵政とセコムは本業好調ながら投資損益で純利益が微減。オリエンタルランドは巨額投資をこなしつつ、営業利益率26.7%という圧倒的な「稼ぐ力」を見せつけました。

IPと価格戦略が分けた利益格差
東宝
日本郵政
4社比較
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サービス
人材・採用プラットフォーム
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

人材・採用プラットフォーム 2026年3月期Q3――リクルートの利益爆増とエムスリーの買収攻勢

人材・採用業界は、グローバルAI活用と積極的なM&Aが勝敗を分けるフェーズに入りました。リクルートは海外事業の効率化で利益が21.1%増となり、エムスリーは大型買収を武器に売上高を28.6%伸ばしています。両社とも営業利益率が18%を超える高収益体質を維持し、次なる成長への投資を加速させています。

巨人はAIで利益を研ぎ、新星はM&Aで領域を広げる
エムスリー(成長率トップ)
なし(リクルートは売上成長のみ鈍化)
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保険

2グループ
保険
損害保険大手3社
2026年5月17日

2026年3月期 第2四半期

損害保険大手3社・2026年3月期 第2四半期——SOMPOの利益倍増とMS&ADの急成長、王者・東京海上に迫る

損害保険大手3社の決算は、政策保有株式の売却加速により利益水準が劇的に変化しました。特にSOMPOホールディングスは純利益が前年比約2倍と驚異的な伸びを記録。MS&ADは生保事業の爆発的成長で売上を伸ばしました。首位の東京海上は利益微減ながらも、圧倒的な資本効率で株主還元を一段と強化しています。

政策株売却と本業復活で、業界全体の利益水準がステージを変えた
SOMPOホールディングス
東京海上ホールディングス
3社比較
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保険
生命保険
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

生命保険2社・2026年3月期第3四半期——第一生命HDが業績・還元で独走、T&Dは「見かけの減益」も実力は健在

国内生保大手2社のQ3決算は、運用環境の好転が追い風となりました。第一生命HDは全ての指標で前年を上回り、増配と株式分割をセットで発表。対するT&D HDは会計上の理由で純利益こそ減りましたが、実質的な稼ぐ力であるグループ修正利益は2割超の伸びを記録。両社とも強固な収益基盤を証明しています。

金利上昇が追い風、業績好調で還元競争が激化
第一生命ホールディングス
T&Dホールディングス(純利益のみ)
2社比較
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商社

2グループ
商社
五大総合商社
2026年5月17日

2026年3月期 通期

五大総合商社・2026年3月期決算——資源安の逆風下、非資源で稼ぐ伊藤忠が最高益で独走。各社は株主還元競争へ

2026年3月期の商社決算は、資源バブルの終焉が明暗を分けました。三菱商事や三井物産が前期の特需がなくなった反動で減益となる一方、生活消費に強い伊藤忠商事が過去最高益を更新。各社は大規模な自社株買いや増配を競い合い、投資家へのアピールを一段と強めています。

資源頼みの収益構造が崩れ、事業の「質」が問われる時代へ
伊藤忠商事
三菱商事
5社比較
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商社
中堅商社
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

中堅商社2社・2026年3月期Q3——豊田通商が自動車とアフリカで独走、双日は非資源の成長で石炭安を克服

豊田通商と双日は、共に増収を達成し堅実な経営を見せました。豊田通商は自動車販売の回復で利益を大きく伸ばしました。対する双日は石炭価格下落の逆風を、非資源分野の成長で補い増益を確保。両社とも独自の強みを活かした資産リサイクルや積極的な株主還元を強化しており、商社の底力が光る決算です。

実需に強い豊田通商、構造改革を進める双日
豊田通商
双日
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小売業

2グループ
小売業
百貨店
2026年5月17日

2026年3月期 第3四半期

百貨店大手4社・2026年3月期 第3四半期——インバウンド一服で分かれた明暗、金融と富裕層シフトが勝敗の鍵

百貨店業界は、前年の爆発的なインバウンド需要の反動に直面しました。三越伊勢丹は純利益で過去最高を更新し、丸井グループは金融を軸に2桁の増収増益を達成。一方で、店舗再編や一時的な費用が響いたJ.フロントや、本業が減益となった髙島屋など、稼ぐ力の差が鮮明になった決算です。

モノ売りから金融・顧客管理へ、収益構造の転換が勝敗を分けた
丸井グループ
J.フロント リテイリング
4社比較
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小売業
コンビニ・総合流通
2026年3月4日

2026年2月期 第3四半期

コンビニ・総合流通2社・2026年2月期 第3四半期決算——セブンの「利益重視」とイオンの「規模拡大」で明暗

国内小売2強が対照的な戦略を見せました。セブン&アイは不採算事業を切り離し、純利益が前年比211.9%増と爆発。一方でイオンはPB強化で過去最高の売上高7.7兆円を記録しました。節約志向への対応と事業の選択が、企業の数字を大きく変えています。

「選択と集中」のセブン、「多角化」のイオンで戦略が二極化
セブン&アイ・ホールディングス(収益性で圧倒)
イオン(売上は好調も利益率に課題)
2社比較
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建設

3グループ
建設
大手ハウスメーカー・マンションデベ
2026年5月17日

2026年3月期 通期

大手ハウスメーカー・マンションデベ3社・2026年3月期——大和ハウスが営業利益6,000億円突破で独走、長谷工は利益59%増の猛追

大和ハウス工業が営業利益6,000億円の大台を突破し、業界首位の座を盤石にしました。資材高騰の逆風下でも3社すべてが過去最高売上を更新。国内のストック型ビジネスや海外戦略の成否が、収益力の差となって鮮明に表れた決算期となりました。

全社最高売上も、事業ポートフォリオの差で利益に明暗
大和ハウス工業
積水ハウス(相対的な利益成長率において)
3社比較
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建設
スーパーゼネコン
2026年5月17日

2026年3月期 通期

スーパーゼネコン4社・2026年3月期決算——「量より質」へ大転換、鹿島が3兆円超え、大成は利益率9%で首位

スーパーゼネコン4社の決算が出揃いました。資材高を乗り越え、各社とも大幅な増益を達成。不採算工事の整理が進み、業界は「利益重視」のフェーズへ突入しました。特に鹿島建設は売上3兆円、営業利益2400億円を超え独走。株主還元を競うように強化する姿勢も鮮明になりました。

「規模」から「利益」へ。受注選別で収益性が劇的改善。
鹿島建設
清水建設
4社比較
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建設
エンジニアリング・EPC
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

エンジニアリング・EPC大手 2026年3月期Q3——日揮の利益急回復とコムシスの安定高成長を比較

今回の決算では、不採算案件の清算が進んだ 日揮HD のV字回復と、データセンター需要を掴んだ コムシスHD の堅調さが際立ちました。売上高では 日揮HD が 5,668億円 で首位ですが、利益額と成長率では コムシスHD がリードする対照的な結果となっています。業界全体で採算重視の姿勢が強まっています。

量から質への転換が進み利益格差が鮮明に
コムシスホールディングス
日揮ホールディングス(売上成長の観点)
2社比較
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情報・通信

1グループ
情報・通信
大手SIer・ITサービス
2026年5月17日

2026年3月期 通期

大手SIer・ITサービス4社・2026年3月期決算——日立が独走、NEC・富士通は高収益化、NRIは海外減損で明暗

2026年3月期は、各社が長年進めた脱ハードウェアの成否が鮮明になりました。日立製作所が営業利益1兆円超えで独走する一方、NECと富士通は利益率10%の大台へ到達。一方で野村総合研究所は海外事業の減損が響き、最終利益が激減。国内の旺盛なDX需要を背景に、稼ぐ力の格差が広がる結果となりました。

脱ハードで利益率10%が標準に。海外戦略が明暗を分かつ。
日立製作所
野村総合研究所
4社比較
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機械

3グループ
機械
ベアリング・駆動部品
2026年5月17日

2026年3月期 通期

ベアリング・駆動部品大手3社・2026年3月期決算——首位NSKとNTNの経営統合で幕開ける大再編時代の明暗

日本のベアリング業界に歴史的な激震が走りました。首位の日本精工とNTNが経営統合を発表。価格転嫁の進展で2社が大幅増益を果たす一方、売上最大のジェイテクトは構造改革の費用で減益となりました。EVシフトへの危機感が、かつてのライバルを握手へと向かわせた「サバイバル決算」の実態に迫ります。

生存をかけた「2強の握手」と構造改革が加速
日本精工
ジェイテクト
3社比較
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機械
工作機械・精密加工
2026年5月17日

2026年3月期 通期

工作機械・精密加工2社 2026年3月期通期——売上のアマダ、利益成長のオークマで明暗

工作機械業界は、国策・成長分野へのシフトで需要が底堅く推移しました。アマダは積極的なM&Aで売上高4,374億円と過去最高を更新。一方、オークマは航空・防衛向けの伸びを背景に、純利益が前年比30.9%増と爆発的な成長を遂げています。コスト増を跳ね返す稼ぐ力が問われる局面です。

売上規模のアマダ、利益成長のオークマ
オークマ
アマダ
2社比較
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機械
建設機械
2026年5月17日

2026年3月期 通期

建設機械大手2社・2026年3月期通期——売上最高も利益は足踏み、巨艦コマツと独り立ちの日立建機

建設機械大手2社は、ともに売上高で過去最高を更新しました。しかし、原材料費や人件費の高騰が利益を削り、「増収減益」の決算となりました。小松製作所は多角化で下支えし、日立建機は北米での自立を急ぎますが、世界的な需要の一巡が影を落としています。

売上高は過去最高も、コスト増が利益を削る「踊り場」の局面
小松製作所
日立建機
2社比較
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海運

1グループ
海運
海運大手3社
2026年5月17日

2026年3月期 通期

海運大手3社・2026年3月期 通期決算——特需終了で利益半減も、株主還元と非コンテナ戦略で差がつく

パンデミック以降の「海運バブル」が完全に収束しました。大手3社すべてが純利益50%前後の減益となる厳しい結果です。一方で、市況に左右されない安定収益を目指す動きが加速しています。商船三井が増収を確保するなど、コンテナ船一辺倒からの脱却が進んだ一年となりました。

バブル終了、真の実力が問われる巡航速度へ
商船三井
川崎汽船
3社比較
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石油

1グループ
石油
石油元売り
2026年5月17日

2026年3月期 通期

石油元売り2社・2026年3月期通期——「稼ぐ力」のENEOSと「再編」の出光、利益急増の裏に見える真の実力差

石油業界は売上が減る一方で、利益が爆発的に増える異例の事態となりました。業界最大手の ENEOS はトラブル抑制で営業利益が 約4.4倍 に急拡大。対する 出光興産 も純利益 65.2%増 と好調ですが、その中身には大きな差があります。脱炭素時代に向けた「稼ぎ方」の転換点が浮き彫りになった決算です。

実力で稼いだENEOSと、風に助けられた出光
ENEOSホールディングス
出光興産
2社比較
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空運

1グループ
空運
航空会社
2026年5月17日

2026年3月期

航空2社・2026年3月期決算——過去最高の売上を更新!利益率で勝るJALと規模で勝るANAの「次の一手」

日本の航空業界はコロナ禍から完全復活を遂げました。ANAホールディングスは売上高2.5兆円、日本航空(JAL)は2兆円を突破し、共に過去最高水準です。しかし、利益面ではJALが成長率26.4%と圧倒。規模の拡大を優先するANAと、収益性を重視するJALで、経営スタイルの差が鮮明になっています。

全社過去最高水準の売上も、利益率ではJALに軍配
日本航空(JAL)
(不在・強いて言えば利益率で及ばぬANA)
2社比較
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精密機器

1グループ
精密機器
精密機器・医療機器
2026年5月17日

2026年3月期 通期

精密機器・医療機器3社・2026年3月期——HOYAが利益率34%で圧勝、テルモは1.1兆円突破で首位交代

国内医療・精密機器大手3社は、全社が売上を伸ばす好調な一年となりました。特に テルモ は売上1.1兆円を突破し、過去最高を更新。利益面では HOYA が営業利益率 34.6% という驚異的な数字で独走しています。一方、 オリンパス は 構造改革費用 が響き大幅減益。成長性と収益性で明暗がはっきりと分かれました。

全社1兆円規模へ到達も、利益率は34%から9%まで三者三様
HOYA
オリンパス
3社比較
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繊維

1グループ
繊維
繊維・先端素材
2026年5月17日

2026年3月期 通期

繊維・先端素材2社・2026年3月期——「負の遺産」一掃の巨額減損。粘る東レと再起へ賭ける帝人の明暗

2026年3月期は、両社が将来の重荷を下ろす「決断の年」となりました。東レは韓国事業で、帝人は主力の炭素繊維等で巨額の減損を計上。一見すると厳しい数字ですが、その背景には次なる成長に向けた止血があります。投資家は東レの配当維持に安堵し、就活生は帝人のダイナミックな構造改革に注目すべき局面です。

構造改革に伴う巨額減損の断行と収益力の格差
東レ
帝人
2社比較
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自動車

1グループ
自動車
乗用車メーカー
2026年5月17日

2026年3月期 通期

乗用車メーカー7社・2026年3月期通期——売上50兆円のトヨタも減益、北米関税とEV投資が利益を削る

自動車業界は今、激変の嵐の中にあります。トヨタが売上50兆円を突破する歴史的快挙を成し遂げた一方、7社中5社が大幅な減益となりました。主な要因は、1兆円を超える米国関税の直撃と、EVシフトに伴う巨額の先行投資です。生き残りをかけた「攻めの赤字」と「守りの減益」が交錯した決算となりました。

米国関税とEV投資が利益を削る「変革の踊り場」
スズキ
本田技研工業
7社比較
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証券

1グループ
証券
大手証券
2026年5月23日

2026年3月期 通期

大手証券2社・2026年3月期通期決算——巨額買収で挑む「脱・証券」への転換点、利益成長で競う

国内証券2強は、株高と新NISAを追い風に揃って増益。野村はROE10%を維持し、大和は営業利益24%増と爆速成長を遂げました。両社とも数千億円規模の大型買収を断行。従来の「証券会社」から、銀行や資産運用を核とした総合金融サービスへの進化が加速しています。

巨額買収で「脱・証券」加速。利益率の大和、規模の野村。
大和証券グループ本社
野村ホールディングス(成長率において)
2社比較
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鉄道・バス

2グループ
鉄道・バス
大手私鉄
2026年5月17日

2026年3月期 通期

大手私鉄5社・2026年3月期通期決算——インバウンドで潤うも人件費が重荷、株主還元への「本気度」に差

鉄道大手5社の2026年3月期決算は、インバウンド需要の恩恵で売上は総じて好調でした。しかし、人件費高騰や先行投資が響き、本業の儲け(営業利益)は多くの企業で足踏みしています。その中で注目は、東急や小田急が見せた異例の積極的な株主還元です。収益構造の変化とPBR改善に向けた「本気度」が試されています。

インバウンドで増収も、人件費増と株主還元姿勢で明暗が分かれた
東急
京成電鉄
5社比較
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鉄道・バス
JR旅客3社
2026年5月17日

2026年3月期 通期

JR旅客3社・2026年3月期通期決算——JR東海が利益率41%で独走、万博特需の西日本と多角化の東日本

JR旅客3社は揃って増収増益を達成しました。特にJR東海は営業利益率41.4%という驚異的な数字を出し、過去最高益を更新。インバウンド需要の定着と大阪・関西万博の特需が追い風となり、各社とも「鉄道の先」を見据えた生活サービスへの転換が加速した1年となりました。

新幹線の稼ぐ力と非鉄道事業の多角化が、過去最高益を牽引
東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道(来期予想の警戒感から)
3社比較
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鉄鋼

1グループ
鉄鋼
鉄鋼大手
2026年5月17日

2026年3月期 通期

鉄鋼大手3社・2026年3月期決算——日本製鉄が売上10兆円突破も、利益率では神戸製鋼が首位に

鉄鋼業界は日本製鉄が売上高10兆円を突破する歴史的節目を迎えました。一方で中国の過剰生産と巨額買収費用が利益を大きく圧迫しています。JFEはインドへ、神戸製鋼は高付加価値品へと舵を切り、三者三様の生存戦略が鮮明になった一年と言えます。投資家は表面的な減益の「中身」を見極める必要があります。

売上10兆円の巨人と高収益の小兵
神戸製鋼所
日本製鉄
3社比較
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銀行

2グループ
銀行
地方銀行・準大手銀行
2026年5月17日

2026年3月期 通期

地方銀行・準大手5社 2026年3月期決算——金利上昇で最高益続出、巨大合併で勢力図が激変

「金利ある世界」が銀行の稼ぐ力を呼び覚ましました。地銀大手4社は軒並み20%超の増益を達成。日銀の利上げを背景に貸出利ざやが改善し、本業の収益が劇的に向上しています。さらに千葉銀行やしずおかFGによる大型再編が発表され、業界は「稼ぎ時」と「生き残り」の二局面に突入しました。

金利上昇と経営統合で地銀の「稼ぐ力」が劇的に復活
横浜フィナンシャルグループ
あおぞら銀行(利益率の観点)
5社比較
業界ダイジェストを読む
銀行
メガバンク・大手信託
2026年5月17日

2026年3月期 通期

メガバンク3社・2026年3月期通期——「金利ある世界」で全社過去最高益、三菱UFJは2.4兆円で独走

国内の金利上昇がメガバンクに空前の利益をもたらしました。三菱UFJが純利益で日本銀行業の歴史を塗り替える一方、三井住友は還元姿勢を鮮明に。みずほも悲願の純利益1兆円を突破しました。全社が過去最高益を更新し、長年の「稼げない時代」に完全な終止符を打った決算となりました。

金利上昇を味方に全社最高益、稼ぐ力の格差が鮮明に
三菱UFJフィナンシャル・グループ
みずほフィナンシャルグループ
3社比較
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電力

1グループ
電力
大手電力会社
2026年5月17日

2026年3月期 通期

大手電力3社・2026年3月期通期——稼ぐ力の関西電力と巨額損失の東電、明暗分かれた決算

燃料価格の下落で各社は減収となりました。しかし、本業の儲けには差が出ています。原子力発電が安定した関西電力は、10.8%という高い利益率を誇ります。一方、東京電力HDは、本業は回復したものの廃炉費用で4,543億円もの最終赤字となりました。経営基盤の格差が浮き彫りになった一年です。

原発稼働の安定が収益格差を決定づけた
関西電力
東京電力ホールディングス
3社比較
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電気機器

6グループ
電気機器
FA・産業用ロボット
2026年5月17日

2026年3月期 通期

FA・産業用ロボット4社・2026年3月期決算——キーエンス営業利益率51%の衝撃、明暗分かれる再生への道

世界的な人手不足を背景に、FA・ロボット業界は堅調な需要に沸きました。キーエンスが売上1兆円超えで独走し、ファナックも収益性を改善。一方、安川電機は利益面で苦戦し、オムロンは大規模な事業改革で生き残りを図っています。生成AI関連の投資回復が、業界全体の新たな追い風となっているのが特徴です。

収益力のキーエンスと構造改革のオムロンで明暗
キーエンス
安川電機
4社比較
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電気機器
電子部品メーカー
2026年5月17日

2026年3月期 第3四半期

電子部品大手7社・2026年3月期Q3——AI需要が明暗を分け、TDKが独走、村田製作所は減損で足踏み

電子部品業界はAIサーバー需要の爆発で激変しました。TDKはHDD部品と電池が絶好調で、増収増益の独走態勢です。対照的に、村田製作所は通信部品の苦戦と減損損失で減益となりました。京セラやロームは構造改革が実を結び、利益が急回復。各社の事業ポートフォリオの差が鮮明に出た決算です。

AIインフラ特需が「稼ぐ力」の格差を広げた
TDK
村田製作所
7社比較
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電気機器
半導体製造装置
2026年5月17日

2026年3月期 第3四半期

半導体製造装置5社・2026年3月期Q3——生成AIが分けた明暗、アドバンテスト「利益2.1倍」の独走劇

今回の決算では、生成AIバブルの恩恵を直接受ける企業と、従来のロジック投資の停滞に苦しむ企業の差が鮮明に出ました。アドバンテストは営業利益が前年比2.1倍と爆発的に成長。一方、SCREENは前年の反動もあり減益となりました。業界全体では高付加価値化が進み、利益率40%超えが続出する異次元の収益構造となっています。

生成AIが選別する「真の勝ち組」
アドバンテスト
SCREENホールディングス
5社比較
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電気機器
コンシューマー電機・AV
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

コンシューマー電機・AV大手3社・2026年3月期Q3——ソニー「一強」が鮮明。再編急ぐパナソニック・シャープとの収益格差が拡大

国内電機大手の決算は、ソニーグループの独走が際立つ結果となりました。金融切り離しでエンタメ・半導体へ集中したソニーに対し、パナソニックHDは構造改革の「産みの苦しみ」で大幅減益。シャープは不採算事業の縮小で3期ぶりの黒字を確保しました。「モノを売る」モデルから脱却できるかが、明暗を分ける分水嶺となっています。

「モノ作り」から「高付加価値サービス」への転換が勝敗を分かつ
ソニーグループ
パナソニック ホールディングス
3社比較
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電気機器
総合電機・ITサービス
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

総合電機・ITサービス2社・2026年3月期Q3——富士通とNEC、資産売却で利益急増も本業のサービス化で明暗

国内ITサービスを牽引する2社の決算は、構造改革の総仕上げを印象づけました。富士通は純利益が約4倍、NECも約2倍と驚異的な伸びを記録。背景には不採算・子会社事業の売却がありますが、本業のDX需要も極めて堅調です。ハードから高収益サービスへの転換が、数字として明確に表れた四半期となりました。

資産売却で「稼ぐ力」を磨き直した両社。サービス化で利益率が向上。
富士通
(該当なし・強いて言えば収益率で劣るNEC)
2社比較
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電気機器
重電・産業電機
2026年3月4日

2026年3月期 第3四半期

重電・産業電機4社・2026年3月期Q3——日立が独走の「利益率11%」、パナは構造改革で「産みの苦しみ」

重電・電機大手4社の第3四半期は、日立製作所の圧倒的な収益力が際立つ結果となりました。脱炭素に伴う送電網需要やデータセンター投資が業界を押し上げる一方、パナソニックHDは事業売却による減収、三菱電機は巨額の構造改革費用を計上。各社の「稼ぐ力の再構築」により、利益面で明暗がくっきりと分かれました。

日立が「DXと電力」で独走、他社は構造改革の成否が分かれ道
日立製作所
パナソニック ホールディングス
4社比較
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非鉄・金属

2グループ
非鉄・金属
非鉄金属・資源
2026年5月17日

2026年3月期 通期

非鉄金属・資源4社 2026年3月期 通期決算——歴史的な市況高騰とAI需要が各社の稼ぐ力を二極化

2026年3月期の非鉄金属業界は、銅・金の歴史的高値と生成AI関連需要の爆発により、各社の収益力が劇的に変化しました。住友金属鉱山が約10.7倍の純利益で復活する一方、三井金属は利益率17.3%という異次元の数値を達成。素材を売るだけでなく、高付加価値製品で稼ぐ力の差が鮮明となった1年です。

市況の追い風をAI材料で倍増させた企業が勝利
三井金属
三菱マテリアル
4社比較
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非鉄・金属
電線・ケーブルメーカー
2026年5月17日

2026年3月期 通期

電線・ケーブル大手3社・2026年3月期通期——生成AIバブル到来で全社過去最高益、フジクラが利益率16%で独走

2026年3月期の電線業界は、生成AIという巨大な追い風を受け、歴史的な好決算となりました。住友電気工業が売上高5兆円を突破する一方、フジクラは驚異の営業利益率16%を叩き出し、市場の主役に躍り出ました。業界全体が「単なる電線屋」から、世界を支えるハイテクインフラ集団へと変貌を遂げています。

AI特需で「電線」が「高付加価値デバイス」へ進化
フジクラ
古河電気工業
3社比較
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食品

1グループ
食品
大手ビール・飲料
2026年3月4日

2025年12月期 通期(決算延期)

大手ビール・飲料3社・2025年12月期——キリン独走の裏でアサヒは沈黙、サッポロは聖域なき改革へ

2025年12月期決算は、各社の事業ポートフォリオの差が鮮明となりました。キリンHDは多角化が実を結び大幅増益を達成。サッポロHDは不動産売却による構造改革で利益がV字回復しました。一方、アサヒGHDはサイバー攻撃で決算延期という異例の事態に陥り、業界全体に衝撃が走っています。

多角化成功のキリンと構造改革のサッポロが利益急増
キリンホールディングス
アサヒグループホールディングス
3社比較
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