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10月25日(日)19:36 更新 · 全1,633本
2026年3月期の自動車大手7社決算は、売上高でトヨタ自動車が初の50兆円を突破するなど堅調さを見せたものの、利益面では極めて激しい明暗が分かれました。米国追加関税の影響や新興国の伸び、EV戦略見直しに伴う1.4兆円超の巨額損失計上など、各社の地域構造やポートフォリオが業績の差を決定づけています。
好調 スズキ苦戦 本田技研工業
比較
7社
4社すべてが増収した一方、営業利益はデンソーとアイシンで減り、小糸製作所と豊田合成で伸びた。豊田合成は売上高成長率16.7%、営業利益率7.6%で首位に立ち、小糸製作所も営業増益率39.1%と存在感を示した。材料高や投資負担が重い大手と、改善効果が出た企業で明暗が分かれ、売上の伸びが利益に直結しない構図が鮮明だ。
好調 豊田合成苦戦 アイシン
4社
商用車メーカー3社はそろって増収増益となりましたが、利益の中身には大きな違いがあります。ARCHIONは統合に伴う一時益で営業利益が急増し、いすゞはアジア販売と円安で本業の収益性を改善。極東開発も値上げや生産効率向上で増益となり、利益の伸びを支える要因の違いが鮮明です。
好調 ARCHION苦戦 極東開発
3社
ホンダは営業利益が前年同期比117.4%増となり、利益の伸びで先行した。ヤマハ発動機は営業利益率10.6%で首位。スズキは売上高の伸び率で首位ながら、原材料高を受け通期営業利益予想を下げた。ヤマハは中間期、ホンダとスズキは第1四半期の数字だ。増収の裏で利益の質に差が出た。
好調 ホンダ苦戦 スズキ
自動車車体・排気部品3社は、いずれも売上高が前年同期を上回りました。しかし、営業利益を大きく伸ばしたジーテクトに対し、ユニプとフタバは減益です。増産や為替が売上を押し上げても、原価や減価償却費、地域ごとの生産動向が採算を左右し、増収と利益改善は別問題であることが表れました。
好調 ジーテクト苦戦 ユニプ
3社はすべて増収でしたが、利益の動きは大きく分かれました。ニッパツは営業利益が30.0%増。一方、トヨタ紡織は売上高が10.1%増でも営業利益は15.1%減です。ニッパツはデータセンター需要が押し上げ役となり、ニフコは営業利益率14.1%で高収益を維持。増収より利益の質に差が出た期です。
好調 ニッパツ苦戦 トヨタ紡織