業界ダイジェスト
三井金属鉱業株式会社

三井金属鉱業株式会社

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非鉄金属業界
2,473Shinagawa, Tokyo1950年設立公式サイト

事業セグメント構成

金属38%
モビリティ26%
機能材料20%
その他の事業16%
金属 (38%)モビリティ (26%)機能材料 (20%)その他の事業 (16%)

亜鉛製錬の国内大手。極薄銅箔や自動車用ドアラッチで世界トップシェアを誇るなど、高い技術力を活かした機能材料事業に強み。

収益

2025年3月期

7,123億円

+10.2% 前年比

純利益

2025年3月期

647億円

+148.8% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

21.20%

三井金属鉱業株式会社とは — 会社解説

1950年設立の非鉄金属大手であり、亜鉛製錬で国内トップクラスの地位を確立しています。単なる金属メーカーに留まらず、高度な技術力を活かした「機能材料」へと事業軸をシフトしており、特にスマートフォンやAIサーバーに不可欠な「極薄銅箔」では世界トップシェアを誇ります。また、自動車用ドアラッチでも世界首位級。2025年度はAI市場の急拡大を背景に利益が急増しており、伝統的な素材産業から最先端の電子材料メーカーへと変貌を遂げている最中です。

事業モデル・収益構造

鉱山開発・製錬で培った知見を基に、金属に高付加価値を付与して販売するモデルです。収益源は、市況連動性の高い「金属事業」と、AIサーバーやEVなどの先端分野向けに特化した高利益率の「機能材料事業」、世界的な販路を持つ「モビリティ事業」の3軸。特に機能材料は営業利益率16%を超え、グループ全体の利益成長を牽引しています。

三井金属の強み・特徴

  • 生成AI向けサーバーの基板に不可欠な極薄銅箔「MicroThin」で世界圧倒的シェア
  • 自動車用ドアラッチにおいて世界シェア20%超を誇る強固な顧客基盤と供給網
  • 亜鉛製錬で国内首位であり、リサイクル原料の活用による資源循環型モデルを確立
  • ROE 21.2%という非鉄金属業界の中でも極めて高い資本効率と収益力

投資家が注目するポイント

  • 1AI市場の成長に直結する機能材料部門の爆発的な成長性と、通期利益予想の上方修正
  • 2不採算の自動車部品子会社を売却するなどの果断な「選択と集中」による構造改革
  • 3利益急増に伴う大幅な増配方針など、株主還元への積極的な姿勢(配当利回りの注目)
  • 4金属市況の変動リスクを、高付加価値な機能材料の安定収益で相殺する強固なポートフォリオ

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収826.5万円と業界内でもトップクラス。充実した給与体系と福利厚生が魅力
  • 2「素材の力を引き出す」技術重視の文化があり、研究開発や技術職の裁量が大きい
  • 3グローバル展開が加速しており、海外拠点での勤務や国際的なプロジェクトに関わる機会が豊富
  • 4平均勤続年数13.8年、平均年齢42.7歳と、落ち着いた雰囲気の中で長く働ける環境

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

機能材料

20%

自動車や産業機器向けに、耐熱性や強度などの高度な機能を付加した高付加価値な合成樹脂やスペシャリティケミカルを開発・販売する事業です。

収益1,534億円営業利益252億円営業利益率16.4%

金属

38%

鉄鋼製品、非鉄金属製品の加工・販売、リサイクル事業を行い、幅広い製造業に対して素材と付加価値サービスを供給しています。

収益2,948億円営業利益444億円営業利益率15.1%

モビリティ

26%

自動車の輸出入・販売、アフターサービス、物流から次世代移動サービス(MaaS)まで、移動に関する幅広いビジネスを展開しています。

収益2,049億円営業利益146億円営業利益率7.1%

その他の事業

16%

主力のモビリティ事業以外の、住宅、船舶、航空機事業などの周辺領域や、将来の成長を見据えた新領域のビジネスを指します。

収益1,230億円営業利益28億円営業利益率2.3%

よくある質問(三井金属について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

6,500億円

営業利益予想

420億円

純利益予想

140億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#三井金属#過去最高益#AIサーバー#銅箔

三井金属・2026年3月期、営業利益75%増の1,309億円で過去最高——AIサーバー向け銅箔好調、構造改革で自動車部品事業を売却

三井金属が発表した2026年3月期の連結決算は、売上高・各段階利益ともに前期に続き過去最高を更新する極めて好調な内容となりました。AIサーバーや高性能通信インフラ向けの高付加価値銅箔が利益を牽引したほか、非鉄金属相場の上昇が追い風となりました。同社は資本効率の向上を狙い、自動車用ドアロック事業を手掛ける三井金属アクトの売却を断行。稼ぐ力の源泉を成長分野へ集中させる「選択と集中」の姿勢を鮮明にしています。主要指標は売上高 7,585億円(前年比 +6.5%)、営業利益 1,309億円(同 +75.1%)に達しました。

+6.5%売上+75.1%営業利益+41.1%純利益

AIアナリスト視点

三井金属の今回の決算は、まさに「攻めと守りの転換点」を象徴する内容です。かつて同社の課題とされていた「自動車部品事業(アクト)」を、損失を覚悟の上で切り離したことは、ROE(自己資本利益率)を意識する投資家から高く評価されるでしょう。 注目すべきは、単なる相場高による利益増ではなく、AIサーバー向け銅箔という「高付加価値な独自製品」で圧倒的な利益を上げている点です。これにより、素材メーカーから「高機能材料デバイスメーカー」への変貌がより鮮明になりました。 今後の焦点は、拡大したM&A予算(600億円)をどのような企業や技術に投じるか、そして次世代の柱と期待される全固体電池向け固体電解質の商用化が計画通り進むかです。2027年3月期の減益予想は、相場要因を保守的に見積もった結果であり、過度な懸念は不要ですが、成長投資がいつ利益として結実するかが中長期的な株価のポイントになりそうです。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
7,123億円747億円647億円6,579億円+10.2%
2024
通期
6,467億円317億円260億円6,406億円-0.8%
2023
通期
6,520億円125億円85億円6,319億円+2.9%
2022
通期
6,333億円607億円521億円6,379億円+21.1%
2021
通期
5,229億円511億円447億円5,950億円

従業員データ

平均年収

826.5万円

業界平均: 756.1万円

初任給

25.4万円

月額 254,000

平均年齢

42.7

平均勤続年数: 13.8

従業員数

2,473

2025年06月時点

給与・待遇

平均年収
826.5万円
初任給(月額)
254,000

社員データ

従業員数
2,473
平均年齢
42.7
平均勤続年数
13.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年06月)

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