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最新の決算ダイジェスト・業界ダイジェストをまとめて読む
27件のレポート(1 / 3 ページ)
2026年12月期 第1四半期
日本ペイントホールディングス株式会社
日本ペイントホールディングス・2026年12月期Q1、営業利益42.7%増の709億円——買収したAOCの寄与と為替効果で大幅増収増益
日本ペイントホールディングスが発表した2026年12月期第1四半期の連結決算は、売上収益が前年同期比 20.8%増 の 4,902億円、営業利益が同 42.7%増 の 709億円 と大幅な増収増益となった。2025年3月に買収を完了した米国のスペシャリティ・フォーミュレーターである AOC社の業績がフルに寄与 したほか、円安に伴う為替換算上のプラス効果や、各地域での販売数量の増加が業績を大きく押し上げた。主力の建築用塗料が世界的に堅調を維持しており、グローバル展開による収益力の強化が鮮明となっている。
2026年3月期 通期
株式会社ADEKA
ADEKA・2026年3月期通期、全利益項目で過去最高を更新——ライフサイエンス事業が牽引、次期は12.5%営業増益へ
化学・食品大手の中間素材メーカー、ADEKAが発表した2026年3月期連結決算は、売上高・全利益項目ともに過去最高を更新する着地となりました。売上高は前年同期比 2.3% 増の 4,165億円、営業利益は 1.5% 増の 416億円 に到達しました。家電や電気自動車(EV)市場の停滞を受けた「樹脂添加剤」の苦戦を、国内外で絶好調だった「ライフサイエンス(農薬)」事業が補った形です。あわせて年間配当を前期比 12円 増の 112円 とし、次期もさらなる増配と増益を掲げる強気の見通しを示しました。
2026年3月期 通期
日産化学株式会社
日産化学・2026年3月期、純利益15%増の497億円——AI向け半導体材料と農薬が好調、105億円の自社株買いも発表
日産化学が15日に発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比 11.2%増 の 2,795億円、純利益が同 15.5%増 の 497億円 となり、大幅な増収増益を達成した。AIサーバー需要の急拡大に伴う 先端半導体材料 の出荷増加や、国内外での農業化学品の好調な推移が業績を大きく押し上げた。同社は好調な業績を背景に、年間配当を前期から28円増の 202円 とし、さらに発行済株式の1.56%にあたる 105億円 を上限とした 自社株買い の実施も公表した。
2026年3月期 通期
住友化学株式会社
住友化学・2026年3月期通期、コア営業利益48%増の2,083億円——構造改革が進展、医薬品事業が大幅な増益を牽引
住友化学が発表した2026年3月期の連結決算は、売上収益が前年比 10.7%減 の 2兆3,285億円 となったものの、企業の真の収益力を示すコア営業利益は同 48.3%増 の 208,376百万円 と大幅な増益を達成しました。北米での医薬品販売の拡大や構造改革に伴うコスト削減が奏功し、実質的な利益水準が大きく改善しています。親会社の所有者に帰属する当期利益も前年比 57.9%増 の 60,947百万円 に拡大し、経営再建が着実に進んでいることを示しました。
2026年3月期
デクセリアルズ株式会社
デクセリアルズ・2026年3月期通期、売上高1,138億円で過去最高——生成AI・スマホ向け高付加価値製品が牽引
デクセリアルズが発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比 3.1%増 の 1,138億3,200万円 、本業の儲けを示す事業利益が 3.4%増 の 393億5,200万円 と増収増益を達成した。生成AIの普及を背景にデータセンター向けのフォトニクス関連製品が大幅に伸長したほか、ハイエンドスマートフォン向けの 形状加工異方性導電膜(ACF) など、同社が得意とする高付加価値製品の採用が拡大した。営業利益は前期の収益計上の反動もあり 4.1%減 の 380億9,700万円 となったが、売上高営業利益率は 33.5% と極めて高い水準を維持している。
2026年3月期 通期
富士フイルムホールディングス株式会社
富士フイルム・2026年3月期、売上高3.3兆円で過去最高——AI半導体材料と「チェキ」が牽引、バイオ投資加速
富士フイルムホールディングスが発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比 5.0%増 の 3兆3,570億円 となり、過去最高を更新した。世界的なAI需要拡大を背景とした半導体材料の伸長や、インスタントフォトシステム「instax(チェキ)」の爆発的なヒットが業績を押し上げた。将来の成長の柱であるバイオCDMO事業への大規模な先行投資により営業利益は 3,502億円(同 6.1%増)に留まったものの、高収益体質への転換 が着実に進んでいることを裏付ける内容となった。
2026年3月期 通期
UBE株式会社
UBE・2026年3月期通期、営業利益5.0%増の189億円——独ウレタン事業買収と構造改革が寄与、最終損益は黒字浮上
UBEが13日に発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前年比5.0%減の4,623億円、営業利益が同5.0%増の189億円となった。ナイロン原料などの販売低迷や事業譲渡の影響で減収となったものの、ドイツLANXESS社からの事業取得による増収効果に加え、前期に断行した事業構造改革に伴う費用削減が利益を押し上げた。経常利益は為替差益の増加などにより同67.7%増の375億円と大幅増益となり、最終損益は238億円の黒字(前期は48億円の赤字)に転換した。
2026年3月期 通期
株式会社ダイセル
ダイセル・2026年3月期通期、純利益79.4%減の101億円——COC樹脂の減損計上が直撃、次期はV字回復を見込む
化学大手のダイセルが12日に発表した2026年3月期の連結決算は、最終的な儲けを示す親会社株主に帰属する当期純利益が前年同期比 79.4%減 の 101億80百万円 と大幅な減益となりました。これは現在建設を進めているCOC樹脂(環状オレフィンコポリマー)の新規プラントにおいて、需要拡大の遅れに伴う収益性低下から多額の減損損失を計上したことが主因です。売上高は 1.2%減 の 5,796億29百万円 とほぼ横ばいでしたが、主力のマテリアル事業における市況悪化も重なり、利益面で厳しい1年となりました。
2026年3月期 通期
三菱ケミカルグループ株式会社
三菱ケミカルG・2026年3月期通期、純利益73.7%減の118億円——製薬事業譲渡で構造改革急ぐ、産業ガスは過去最高益
三菱ケミカルグループが13日に発表した2026年3月期通期決算は、売上収益が前年同期比 6.2%減 の 3兆7,040億円、最終的な親会社株主に帰属する当期純利益が同 73.7%減 の 118億円 となった。主力の 田辺三菱製薬(現・田辺ファーマ)の事業譲渡 に伴う事業再編が進む一方、化学市況の低迷や減損損失の計上が利益を押し下げた。実力値を示すコア営業利益は 2,250億円(前年比 1.7%減)と微減に留まり、産業ガス事業の好調が下支えする格好となった。
2026年3月期 通期
三井化学株式会社
三井化学・2026年3月期通期、売上収益7.8%減の1兆6,688億円——原料安で減収も純利益は6.6%増、次期はV字回復へ
三井化学が発表した2026年3月期の連結決算(IFRS)は、売上収益が前期比 7.8%減 の 1兆6,688億円、純利益は同 6.6%増 の 344億円 となりました。ナフサなど原料価格の下落に伴う販売単価の下落が売上を押し下げた一方、高付加価値製品の販売増や財務収支の改善が寄与し、最終増益を確保しました。同社は 「VISION 2030」 のもとで事業ポートフォリオの変革を加速させており、次期は半導体需要の回復などを背景に、売上高 1.9兆円 と過去最高水準を目指す強気の計画を掲げています。
2026年3月期 通期
三菱瓦斯化学株式会社
三菱瓦斯化学・2026年3月期通期、最終損益403億円の赤字に転落——海外事業の巨額減損が響くも、次期V字回復と増配を計画
三菱瓦斯化学が発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比4.6%減の7,382億円、営業利益が同10.9%減の452億円となりました。メタノール市況の下落や一部事業の撤退に加え、オランダや台湾の製造子会社、トリニダード・トバゴの持分法適用会社において計784億円の巨額な減損損失を計上したことで、最終損益は403億円の赤字(前期は455億円の黒字)に転落しました。厳しい着地となった一方で、同社は累進配当方針を堅持し、次期は大幅な業績回復とさらなる増配を見込んでいます。
2026年3月期 通期(決算開示延期)
エア・ウォーター株式会社
エア・ウォーター・2026年3月期通期、決算短信の開示延期を発表——特別調査委員会の報告受け自主点検を継続
エア・ウォーターは5月13日、2026年3月期(通期)の決算短信について、期末から45日以内での開示が困難になったと発表した。3月31日に受領した特別調査委員会の報告内容を精査し、多数の連結子会社に対して網羅的な会計処理の点検を進めていることが主な要因だ。第3四半期決算に続く異例の開示延期となり、市場からはガバナンス体制や内部統制の不備に対する懸念が一段と強まる見通しとなっている。
