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7件のレポート
2026年3月期 第3四半期
日本冶金工業株式会社
日本冶金工業・2026年3月期Q3、営業利益36.8%減の83億円——米関税影響や大型案件の先送り響き大幅減益
日本冶金工業が5日に発表した2026年3月期第3四半期(4〜12月)連結決算は、売上高が前年同期比 14.8%減 の 1,118億6,200万円 、営業利益は同 36.8%減 の 83億4,800万円 と大幅な減収減益となった。米国の関税政策による世界的な製造業の不透明感や、不安定な情勢を受けた大型プロジェクトの具体化先送りが直撃した。主力の高機能材分野でAI関連の需要を取り込んだものの、一般材での輸入材流入や販売価格の下落を補いきれなかった格好だ。
2026年3月期 第3四半期
大同特殊鋼株式会社
大同特殊鋼・2026年3月期Q3、営業利益8.5%減の311億円——自動車向け需要低迷と構造改革の一時費用が重石に
大同特殊鋼が発表した2026年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算は、売上収益が前年同期比 0.9%減 の 4,302億3,000万円、営業利益が同 8.5%減 の 311億9,000万円 となりました。主力の自動車関連での受注減少に加え、高合金プロセスの生産改革に伴う 一時費用27億円の計上 が利益を押し下げました。一方で、磁石製品や溶解設備などの成長分野は堅調を維持しており、厳しい外部環境下での構造改革が進展しています。
2026年3月期 第3四半期
大和工業株式会社
大和工業・2026年3月期Q3、純利益77%増の338億円——米国事業が過去最高水準の利益けん引、通期予想を上方修正
電炉大手の大和工業が2月2日に発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比 6.5%減 の 1,180億2,100万円 となった一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は 77.4%増 の 338億6,700万円 と大幅な増益を記録しました。国内やASEANでの鋼材需要低迷により本業の営業利益は苦戦したものの、米国の持分法適用関連会社(ニューコア・ヤマト・スチール)が堅調なインフラ需要を背景に高収益を維持し、経常利益段階から大幅なプラスに転じました。同社は好調な外部環境と投資有価証券の売却益を見込み、通期の純利益予想を従来の380億円から 530億円 へと上方修正しています。
2026年3月期 第3四半期
東京製鐵株式会社
東京製鐵・2026年3月期Q3、営業利益65.2%減の81億円——中国発の市況悪化と国内建設遅延が直撃
東京製鐵が発表した2026年3月期第3四半期(2025年4月〜12月)の決算は、売上高が前年同期比 20.8%減 の 201,846百万円、営業利益が同 65.2%減 の 8,175百万円 と大幅な減収減益となった。中国経済の停滞を背景とした安価な鋼材の輸出増が国際市況を押し下げたほか、国内でも建設業界の人手不足やコスト高による工期遅延が響き、主力の建材需要が伸び悩んだ。足元の10-12月期(Q3単体)では生産回復による固定費削減が進んだものの、通期では極めて厳しい経営環境が続くとみて、業績予想の修正を公表している。
2026年3月期 第3四半期
JFEホールディングス株式会社
JFEホールディングス・2026年3月期Q3、純利益39.2%減の608億円——鉄鋼スプレッド縮小が打撃、インド子会社へ2700億円投資
JFEホールディングスが発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上収益が前年同期比 8.0%減 の 3兆3,802億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同 39.2%減 の 608億円 と大幅な減益を記録しました。国内外での鉄鋼需要の停滞に加え、原料価格の変動を製品価格へ反映させる「スプレッド」の縮小が、主力の鉄鋼事業の採算を大きく悪化させました。一方で、成長市場であるインドへの 約2,700億円 に及ぶ大型投資を決定するなど、国内市場の成熟を見据えたグローバル戦略の加速を鮮明に打ち出しています。
2026年3月期 第3四半期
株式会社神戸製鋼所
神戸製鋼所・2026年3月期Q3、純利益27.8%減の843億円——鉄鋼・建機が振るわず、通期予想を下方修正
株式会社神戸製鋼所が6日に発表した2026年3月期第3四半期の連結決算は、最終的な儲けを示す純利益が前年同期比 27.8%減 の 843億円 となった。主力の鉄鋼アルミ事業におけるマージンの悪化や、世界的な建設需要の停滞を受けた建設機械事業の苦戦が響いた。同社は厳しい外部環境を反映し、通期の業績予想を下方修正。売上高は前回予想から1,100億円引き下げ、利益面でも大幅な減益を見込む。一方で、機械事業や電力事業が利益を支える構造が鮮明となっている。
2026年3月期 第3四半期
日本製鉄株式会社
日本製鉄・2026年3月期Q3、売上高10%増の7.2兆円も450億円の最終赤字——米USスチール買収と事業再編損が響く
日本製鉄は24日、2026年3月期第3四半期の連結最終損益(IFRS)が 450億円の赤字 に転落したと発表した。売上高は前年同期比 10.7%増 の 7兆2,563億円 と増収を確保したものの、米USスチールの連結子会社化に伴う一時的費用や、国内拠点の構造改革に伴う 事業再編損2,490億円 の計上が利益を大きく押し下げた。歴史的な巨額買収による世界展開の加速と、国内事業の最適化という「攻めと守り」の構造改革が同時に進む決算となった。
