旭ダイヤモンド工業、東京精密とタイにハブブレード量産拠点を設置、12.3億円を追加出資
旭ダイヤモンド工業は、東京精密との合弁会社AAダイヤモンドテクノロジーを通じ、タイに半導体製造工程向けハブブレードの量産拠点を設ける。両社は設備・インフラ整備に向け、合弁会社の増資12.3億円を折半で引き受け、出資比率は各50%を維持する。タイで量産体制を構築し、2028年4月の操業開始を予定する。2027年3月期の連結業績への影響は軽微としている。

開示の要点
- 増資総額
- 12.3億円
- 各社出資額
- 6.15億円
- 出資比率
- 旭ダイヤ、東京精密が各50%
- 操業開始
- 2028年4月予定
タイに半導体向け工具の量産拠点
旭ダイヤモンド工業と東京精密は、合弁会社を通じてタイにハブブレードの量産拠点を設ける。半導体向け工具の供給体制を拡充し、今後の需要拡大に備える。
- 生産品: 半導体製造工程で使うハブブレード
- 所在地: タイ・パトゥムターニー県クローンルワン郡(Khlong Luang District, Pathum Thani Province)
- 設置主体: AAダイヤがタイに生産子会社を設立する計画。子会社名は現時点で未定
ハブブレードは、シリコンウェーハを半導体チップに切断するダイシング工程で使われる。両社のダイヤモンド工具の技術・ノウハウに加え、半導体製造装置や製造工程の知見を生かして開発・製造・販売する。
合弁会社に追加出資、持ち分は折半を維持
量産拠点の製造設備とインフラを整えるため、AAダイヤが増資し、旭ダイヤモンド工業と東京精密が同額を引き受ける。追加出資後も、両社の出資比率はそれぞれ50%で変わらない。
- 資金使途: タイ量産拠点の製造設備およびインフラの整備
- 合弁会社の事業: ハブブレードの開発・製造・販売
- 会社概要: AAダイヤは2025年5月設立、資本金は10億円
両社は出資比率を維持しながら、量産に必要な資金を拠出する形となる。AAダイヤは、旭ダイヤモンド工業と東京精密が持つ技術・知見を活用する目的で設立された。
2028年4月の操業開始を計画
建設は2027年1月に着工し、同年12月の竣工、2028年4月の操業開始を予定する。計画は現時点の予定で、今後変更される可能性がある。
| 工程 | 時期 |
|---|---|
| 着工 | 2027年1月予定 |
| 竣工 | 2027年12月予定 |
| 操業開始 | 2028年4月予定 |
本件が旭ダイヤモンド工業の2027年3月期連結業績に与える影響は軽微としている。一方、会社は中長期的に、半導体市場の拡大に伴う需要を取り込み、半導体関連事業の成長に寄与すると見込む。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/29)
1,098円
最新終値(2026/10/29)
1,098円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/29更新
機械業界の今
掲載54社旭ダイヤは機械業界の掲載54社中。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +17.1%全業界 +16.0%
- 今期計画 営業利益
- +14.1%全業界 +11.7%
- 予想の上方修正
- 17社下方 3社
- 営業利益率(業界)
- 9.6%
- 旭ダイヤ+31.3%
- 機械(業界平均)+17.1%
- 全業界+16.0%
- 足元の業績今期第1四半期累計は31社合計で売上高+14.5%・営業利益+25.8%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は7社、下回る企業は19社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは17社、下方修正は3社。修正幅が最も大きいのはTHK(営業利益+84.6%)。






タグ#旭ダイヤモンド工業#東京精密#タイ進出#量産拠点#ハブブレード#半導体#追加出資
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今回の発表は、合弁会社への資金拠出とタイでの生産拠点整備を具体化したものだ。2027年3月期の業績影響は軽微とされ、利益への寄与は操業開始後の生産立ち上げや需要の取り込みが焦点となる。投資家は、計画どおりの建設・操業に加え、量産能力や稼働状況が今後どのように示されるかを確認したい。中長期の成長投資を実需につなげられるかが注目点となる。
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