名古屋銀行、2027年3月期第2四半期末の満期保有債券に121億円の含み損、業績予想への影響なし
名古屋銀行は、2027年3月期第2四半期末に保有する満期保有目的債券の含み損が121億7200万円になったと公表した。対象債券の帳簿価額は1,200億円、時価は1,078億2700万円。含み損は2026年3月期の連結経常利益の43.3%、親会社株主に帰属する当期純利益の60.0%に相当する。今期業績予想と配当予想への影響はないとしている。算定対象は時価を合理的に算定できる満期保有目的債券の全てで、含み益はなかった。

開示の要点
- 含み損総額
- 121億7200万円
- 帳簿価額
- 1,200億円
- 時価
- 1,078億2700万円
- 経常利益比
- 43.3%
- 純利益比
- 60.0%
- 業績予想への影響
- なし
満期保有目的債券に含み損
名古屋銀行が公表した2027年3月期第2四半期末の含み損は、2026年3月期の利益と比べると、連結経常利益の43.3%、親会社株主に帰属する当期純利益の60.0%に相当する規模だった。
| 比較対象 | 2026年3月期実績(億円) | 含み損との比率 |
|---|---|---|
| 連結経常利益 | 280.81 | 43.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 202.69 | 60.0% |
- 算定対象: 時価を合理的に算定できる満期保有目的債券の全て。
- 含み益: 対象債券の含み益はなく、差引含み益もマイナスとなった。
これらの比率は前期の利益を基準にした規模感を示すもので、今期の損益見通しを表すものではない。含み損は2027年3月期第2四半期末時点の評価額に基づく開示だ。
今期の業績・配当予想は据え置き
会社は、この含み損による2027年3月期の業績予想と配当予想への影響はないとしている。今回の開示では、業績予想や配当予想の変更は示されていない。
含み損は保有債券の帳簿価額と時価をもとにした評価上の差額であり、開示された金額がそのまま売却損として確定したことを意味するものではない。投資家は、会社が示した「業績・配当予想への影響なし」という説明と、今後の債券評価や保有方針に関する開示を分けて確認する必要がある。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/27)
5,910円
最新終値(2026/10/27)
5,910円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/27更新
銀行業界の今
掲載49社名古屋銀は銀行業界の掲載49社中、売上高で37位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +66.7%全業界 +16.1%
- 今期計画 営業利益
- +23.5%全業界 +10.8%
- 予想の上方修正
- 5社下方 0社
- 営業利益率(業界)
- 17.1%
- 名古屋銀+56.1%
- 銀行(業界平均)+66.7%
- 全業界+16.1%
- 足元の業績今期第1四半期累計は24社合計で売上高+27.8%・営業利益+39.7%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は12社、下回る企業は0社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは5社、下方修正は0社。修正幅が最も大きいのはセブン銀行(営業利益+13.6%)。






タグ#名古屋銀行#有価証券含み損#満期保有目的債券#銀行#地方銀行#債券評価
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含み損の規模は前期純利益の60.0%に相当する一方、会社は今期の業績・配当予想への影響を否定している。含み損は直ちに売却損や資金流出を意味するものではないため、評価額だけで収益や財務の悪化を断定すべきではない。今後は金利動向に加え、債券の売却や入れ替えが実現損益にどう結び付くかが注目点となる。
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