半導体製造装置中堅5社、2026年期決算、生成AI特需で明暗、勝負を分けた強みとは
中堅5社の決算が出揃いました。生成AI需要が追い風となっています。しかし、各社の業績には明暗がはっきりと分かれました。高成長を続ける企業と、一時的に苦戦する企業があります。
今期の総括
生成AI需要が牽引も二極化が進行
業界全体の動き
半導体業界は生成AIの普及で活況です。高性能デバイスへの投資が伸びました。主にデータセンター向けが非常に好調です。一方で、パワーデバイス投資は減速しました。FPD(液晶など)も低迷が続いています。これにより、各社の業績は二極化しました。ただ、足元の受注は非常に強い状況です。先行きを示す次期予想は強気が目立ちます。
売上高 前年同期比
純利益 前年同期比
勝者と敗者
今期の勝者は東京精密です。売上高は前年比10.8%増の1,668億円です。営業利益は13.6%増 of 337億円と好調です。生成AI向け需要を確実に取り込みました。営業利益率も20.2%と高水準です。一方、苦戦したのは野村マイクロです。売上高は前年比41.6%減の562億円でした。営業利益は56.6%減の67億円に沈みました。大型案件が前期で完了した反動減が主因です。しかし、これを一時的な端境期と位置づけます。次期の受注予想は過去最高規模の計画です。
- 好調
- 東京精密
- 苦戦
- 野村マイクロ・サイエンス
売上高ランキング
営業利益ランキング
営業利益率ランキング
注目の動き・戦略比較
芝浦メカトロニクスは変革に成功しました。主力をFPDから生成AI後工程にシフトしました。先端パッケージ装置が伸び、増収増益です。ローツェは搬送装置で強みがあります。台湾の先端ロジック顧客向けが好調です。一過性の特損を出しながらも好業績です。営業利益率は24.2%と、5社の中で首位です。アルバックは受注が大きく跳ね上がりました。受注高は前年比43.7%増の3,242億円です。原価上昇で減益ですが、将来性は抜群です。
業界共通のリスク
各社が共通して直面するリスクをまとめます。
- 中国市場への依存と投資減速の影響
- 為替変動による利益へのインパクト
- 原材料やエネルギー費の上昇による原価悪化
- 顧客の投資時期の変更による着工遅れ
就活生・転職希望者へ
この業界は知名度以上の優良企業が豊富です。ローツェや東京精密の利益率は驚異的です。営業利益率が15%を超える製造業は稀です。高い技術力を誇り、グローバルに活躍できます。圧倒的な高収益体質が最大の魅力です。投資家や就活生にとって、目が離せない業界です。
タグ#半導体製造装置#電気機器#アルバック#ローツェ#野村マイクロ・サイエンス#芝浦メカトロニクス#東京精密#生成AI#決算分析#株式投資#就職活動
この記事はいかがでしたか?
クリックで反応を送信(登録不要)
Googleで業界ダイジェストを優先表示
Google検索の「トップニュース」やAIによる概要で、当サイトの記事が見つけやすくなります。
この記事を引用・シェアする
転載・引用は無料・許可不要(出典明記のみでOK)
https://www.gyokaidigest.com/industry/semiconductor-equipment-mid/2026-FY
関連記事
各社の決算解説(2026年6月期)
- 決算解説アルバック2026年6月期アルバック、2026年6月期通期決算、売上高7%増も営業利益26%減
- 決算解説ローツェ2026年2月期 通期ローツェ・2026年2月期通期、売上高は過去最高更新も訴訟損失で純利益19%減——次期はAI需要で大幅増益を予想
- 決算解説野村マイクロ2026年3月期 通期野村マイクロ・サイエンス・2026年3月期、大型案件の反動で売上高41.6%減——次期はAI需要を背に過去最高更新へ
- 決算解説芝浦メカ2026年3月期 通期芝浦メカトロニクス・2026年3月期、純利益8.2%増の111億円——生成AI向け後工程装置が急伸、5分割後の初配当は増配へ
- 決算解説東京精密2026年3月期 通期東京精密・2026年3月期通期、営業利益13.6%増の337億円——生成AI需要が牽引、次期は18%増益と増配を計画



