
三和HD、2027年3月期第1四半期決算、営業利益41%減も通期予想据え置き
売上高
1,404億円
-0.3%
通期予想
3,135億円
営業利益
59億円
-40.8%
通期予想
302億円
純利益
48億円
-32.9%
通期予想
229億円
営業利益率
4.2%
三和HD(三和ホールディングス)が発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比0.3%減の1,404億円、営業利益が40.8%減の58億78百万円と大幅な減益となった。北米の住宅市場低迷や欧州の低調な需要、アジアの構造改革負担が重石となり、日本を除く全地域で減益。一方、通期予想は据え置かれ、配当は前期比16円増の年146円を計画しており、成長戦略への期待は維持された。
業績のポイント
三和HDの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)は、売上高が前年同期比0.3%減の1,404億円、営業利益が同40.8%減の58億78百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同32.9%減の48億42百万円と、増収増益から一転して減収減益となった。日本ではコスト転嫁やサービス事業が寄与し増益を確保したものの、北米の住宅市況悪化、欧州の低調な景気、アジアの構造改革費用が収益を圧迫した。また、原材料高やエネルギーコストの上昇も継続しており、利益率の改善を阻害した。
このような厳しい環境下でも、会社側は2027年3月期通期の業績予想を据え置いた。売上高3,135億円(前期比7.4%減)、営業利益302億円(同2.9%減)、純利益229億円(同横ばい)を見込み、配当は前期比16円増の146円を計画している。第1四半期時点での進捗率は売上高で44.8%、営業利益で19.5%にとどまるが、期後半の需要回復と価格転嫁の浸透により挽回を図る。
業績推移(通期)
セグメント別動向
セグメント別の状況は以下の通り。
| セグメント | 売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 売上高前年同期比 | 営業利益前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 55,377 | 1,914 | +1.3% | +34.9% |
| 北米 | 52,693 | 4,687 | -5.5% | -41.5% |
| 欧州 | 30,247 | -507 | +9.5%(外貨ベース-4.9%) | 前年は413百万円の黒字 |
| アジア | 2,065 | -160 | -20.8% | 前年は52百万円の赤字 |
日本は、コストアップに対する売価転嫁が進展し、メンテナンスサービスや環境対応製品「クイックセーバー」等が好調に推移したことから、増収増益を達成した。セグメント利益は前年同期比34.9%増と大きく伸び、収益性が改善している。
北米は、関税影響に対して売価転嫁を推進したものの、住宅市場の低迷が響き減収減益となった。外貨ベースでは売上高が8.7%減少しており、為替の円高進行も収益を圧迫した。セグメント利益は前年同期比41.5%減と急減した。
欧州は、円ベースで増収となったが、外貨ベースでは4.9%の減収。低調な市場環境と各種コスト上昇が響き、セグメント損失に転落した。
アジアは、台湾が堅調だったものの、華東事業の市場低迷が深刻で、構造改革費用もかさみ、損失幅が拡大した。
| セグメント | 売上高 | 構成比 | 営業利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 554億円 | 40% | 19億円 | 3.5% |
| 北米 | 527億円 | 38% | 47億円 | 8.9% |
| 欧州 | 303億円 | 22% | -507百万円 | -1.7% |
| アジア | 21億円 | 2% | -160百万円 | -7.5% |
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